手相がもつふくらみ(丘)の意味
手相は手のひらに現れる線から運命や性格を読み取るというイメージですが、実は線以外にも重要な役割を果たすものがあります。それが「丘」と呼ばれる手のひらのふくらみです。では、それぞれの丘にはどのような意味があるのでしょうか。今回は手相における丘の意味についてご紹介します。
- 目次
01手相でみる手のふくらみ
1-1てのひらを側面からみたときにふくれているところを「丘」という
手相における「丘」とは、手のひらを側面からみたときにふくらんでいる部分のことです。
手のふくらんでいる部分と薄い部分は誰でも似たようなものだと思っている方もいらっしゃいますが、このふくらみには大きな個人差があります。
この盛り上がっている部分の個人差を読み取るのが、手相における「丘」の役割です。
1-1膨らんでいるほど良質とされ、運気がいいと言われる
手相では「丘」はふくらんでいるほど良質とされ、運気がよいと言われています。というのも、丘がふっくらとふくらんでいる場合、その周囲を走っている線も深く、はっきりしていることが少なくありません。手相において、線がはっきりしていることは非常に重要です。
また、丘がふくらんでいれば手のひらの線もカーブを描いていることが大きいものですが、手相のいくつかの線ではこのカーブが重要な意味を持っています。
つまり、丘がふくらんでいればふくらんでいるほど、線も深く、濃くなり、豊かなカーブを描くということになり、その結果として、ふっくらとした丘の持ち主はよい運気を持っているということになります。
1-2手相の線は変わりやすいが、丘は変わりにくい
手相の丘には別の特徴もあります。それが「丘は生涯を通じて変わりにくい」ということ。
実は手相の線は生まれてからそのままではなく、成長の度合いや生活環境によって大きく変化を繰り返していきます。実際に生まれたばかりの赤ちゃんにあるのは生命線や頭脳線、感情線といった主要な線だけですが、それが成長するにつれて細かな線がどんどん増えていきます。
また、社会とのかかわりを示している「運命線」も子どもの頃にはあまり強く現れることはありません。それが成長し、自分の目標ややりたいこと、仕事などがはっきりするにつれて次第に濃くなっていきます。
それ以外にも、職業や生活習慣といったものによって線は大きく変化していきますが、それに対して丘はあまり変化することがありません。
そのため、丘を見ることはその人が生まれ持っている本来の性格や性質、潜在的な能力など読み取る上で非常に重要になります。
02手のひらの 「丘」
2-1基本は9つに区分される
手のひらの丘は、基本的に9つに区分されます。丘には、それぞれ金星丘・木星丘・土星丘・太陽丘・水星丘・月丘・第一火星丘・第二火星丘・地丘という惑星の名前が付けられていて、これは日本の手相術となる西洋式手相術の影響によるものと言われています。
これら9つの場所には、それぞれ異なる意味が与えられ、どの場所がどんな具合にふくらんでいるか、またふくらんでいないか、色つやはどうかなどを判断することで、その人が本来持って生まれた性質や運勢、健康状態などを読み取っていきます。
03金星丘
金星丘が司っているのは、生命力・体力・愛情など。
そのため、金星丘がしっかりと膨らんでいる人は、体力や生命力に恵まれているだけでなく、深い愛情の持ち主と考えられます。男性でも女性でも、家族を第一に考える人で、結婚相手には最適といえるでしょう。
また、人の世話をしたり、面倒を見るのが得意なので、介護士や看護師、保育士といった職業にも向いています。
さらに金星丘は子孫繁栄を意味しています。そのため、金星丘が発達している人は異性に対して興味があり、性欲が強い人も多い傾向にあります。
逆に金星丘があまりふくらんでいないという人は、体力が不足していることが多いので、無理は禁物。愛情面でも、愛情表現が苦手だったり、クールな態度を取ったりすることもあり、家庭生活には不向きであることも少なくありません。
04木星丘
木星丘が発達している人は、積極性があり、人を指導する立場に向いています。企業でいえば、経営者や管理職、それ以外のグループでもリーダー的な立場につくことが多いようです。
また、自分の知識や経験を人に伝えたり、教育したりといった分野にも関心があるため、教師といった仕事にも向いています。
人にも慕われ、信頼されるタイプですが、その反面地位や名誉、社会的な評価にこだわる傾向にもあり、プライドが高いというのが特徴です。
逆に木星丘がふくらんでいない人は、自分から主導的な立場で行動することが苦手。人の指示を受けて行動することが向いています。決断力に掛ける傾向もあるため、人に依存することも少なくありません。
05土星丘
そのため土星丘が発達している人は、地道な努力を積み重ねられる人。軽率に行動することはなく、何事もしっかり考えて深く掘り下げ追求することを得意としているため、研究者などに向いています。
この部分が盛り上がっていれば盛り上がっているほど集中力が高くなりますが、ひとつのことしか目に入らなくなるため、人のことを考えられなくなり、孤独になってしまう傾向もあります。
逆にこの部分が膨らんでいない人の場合、忍耐力に掛けたり、真面目な努力を軽んじたりする傾向も生まれます。もし土星丘が平らな人の場合、思い付きで行動することがないように慎重になることが必要かもしれません。
06太陽丘
そのため、太陽丘が発達している人は周囲からの視線を一心に集める人気者ということができます。外見がよいといった要素がなくても不思議に人が集まって来るという魅力にあふれた存在です。そのため、困ったときにもいつも誰かの手が差し伸べられて、人の助力によって成功を手に入れることができるでしょう。
また、芸術的なセンスも高いのが太陽丘にふくらみを持つ人の特徴。常に新しいものや華やかなものを生み出すことができるため、アーティストや芸能人としての適性も備えています。
逆に太陽丘が発達していない場合、人からの助けというよりも、自分の力だけで頑張っていくタイプ。派手なことよりも、地道にこつこつ努力することが成功への近道といえるでしょう。
07水星丘
逆に水星丘が平らな人は、どちらかというと口下手。人前に立つことや言葉で何かを伝えることが苦手な傾向にあります。人前に出るとさらに緊張してしまうこともあるため、自分で表に立ち何かを伝えるというよりは、裏方のような立場が向いているかもしれません。
08月丘
モノづくりのセンスも高いので、発明家などになる才能を持っているかもしれません。
逆に月丘が発達していない人は、ゼロから物を作り出したり、想像力を働かせることは苦手。ひらめきやアイデアというよりも、論理性や秩序を重んじる傾向にあります。
09第一火星丘
ただし、攻撃性が強くなると頭に血が上りやすいことも珍しくありません。
逆に第一火星丘がふくらんでいる場合は大人しい人柄。人との和を重視するタイプですが、積極性も少なくなりがちです。
10第二火星丘
しかし、正義にこだわるあまり独善的になったり、自分の考えにこだわり周囲から反抗的だと思われたりすることも少なくありません。そうなると人間関係で行き詰ってしまうため、ある程度の余裕をもって人の意見を聞くことが必要になります。
逆に第二火星丘のふくらみが少ない場合、困難に直面するとすぐに投げ出してしまうことがあります。
11地丘
霊感があったり、災難があっても身を守ってもらえたりといった要素を示しています。
12まとめ
この講座は!プロの監修を受けています!
-
ここを見ればすぐに分かる!女性にとっての手相の見方とは
-
右?左?手相をどちらの手で見るかについての考え方
-
手相についての基本的な知識や見方
-
手相にシワが多い意味やそのパターン
-
線だけじゃない!手相における指の形や長さの意味
-
一生の運勢が分かる?手相において年齢を見る方法
-
この線があれば最高!手相において成功するパターン
-
どうして変わる?手相が変わる理由やその意味について
-
悪い前兆?手相が切れている意味やそのパターン
-
ここを見ればばっちり!手相から分かる性格とは
-
こんなにあった!面白い手相について
-
生命線の見方について
-
好きを仕事にするために!手相占い師になるには
-
運勢が変わる!手相を変える手相マッサージ
-
手相の勉強方法とは
-
運命も遺伝する?手相と遺伝の関係について
-
手相が濃い人、くっきりしている人の特徴
-
手相がもつふくらみ(丘)の意味
-
自分の運勢は大丈夫?手相がない人、薄い人の意味とは
-
誰でも簡単に分かる!手首のしわから分かる手相について
-
大儲けの相があるかも!財運線の見方について
-
この手相が欲しい!強運の手相とは
-
手相資格おすすめ4選!資格を取得する方法や費用を解説