運命も遺伝する?手相と遺伝の関係について
手相は線の形はもちろん、手のふくらみや指の形、長さなどから運命を判断する占術です。つまり、手相は身体の形から運命を読み解くということになりますが、それでは手相と遺伝はどのような関係があるのでしょうか。今回は手相と遺伝の関係についてご紹介します。
- 目次
01手相は遺伝するのか?
1-1顔や体質同様に手相も遺伝する
結論から言えば、手相も体質などと同様、親子で遺伝することがあります。そのため、手相を見てもらうときには親子で手相を見てもらうと、より正確に運命を予測することができます。
1-2両親、両祖父母の誰かの手相に似る傾向がある
遺伝には様々な種類がありますが、母親と父親だけでなく、それぞれの両親、つまり祖父母にも似ることがあります。これは隔世遺伝と呼ばれるもので、ひとつ世代を挟んで起きる遺伝です。
そのため、手相を鑑定するときには、本人だけでなく親や祖父母の手相も見ておくと占術の上では理想的と言えるでしょう。
実際、手相を鑑定する場合、本人の手相だけを鑑定していてもしっくりこないという場合も少なくありませんが、その場合両親の手相を見ることで納得できる答えを得ることができる場合もあります。
1-3右手の手相は親の影響を受けやすいと言われている
手相の遺伝の中で、特に影響を与えやすいと言われているのが右手の手相です。また、線だけでなく、指の長さや形、爪、関節がどこまで曲がるかなど親子で似てくることもあります。
ただし、親子や双子であってもまったく指紋が異なるように、手相も完全に同じということはありません。また、手相は時間を重ねるごとに変わって来るもの。さらに手相はそのときの体調が現れやすいものでもあります。そのため、こまめにチェックすることが本当の運命やその人の本質を知ることにつながるといえるでしょう。
02遺伝すると言われる線
2-1生命線・感情線・頭脳線
手相の中で遺伝しやすいのはバイタリティーや生命力を表す生命線、感情や愛情を司るといわれる感情線、思考と行動のタイプを示す頭脳線だと言われています。
これらの線は両親や祖父母からの影響を表す線。特に遺伝は顔や体型といった肉体的なものだけでなく、考え方や思考のパターンが似ることもあるため、これらの線には遺伝の影響が現れやすいと考えられています。
2-2生まれた時から手のひらにある線
また、生命線・感情線・頭脳線の三つの線は、生まれたときから手のひらにある線です。赤ちゃんの手のひらを見れば分かるように、最初に存在しているのは基本的にはこの三つの線だけ。他の線は、成長するにしたがって生まれてくるもの。
つまり、この生命線・感情線・頭脳線の三つの線は生まれながらにその人が持っている線だということもできるでしょう。
03ますかけ線とは?
3-1遺伝するケースが多いといわれる線
「ますかけ線」とは、小指の付け根から中指と人差し指の根本に向かって走っている感情線と、人差し指と親指の中間から、小指側に向かって走っている知能線が一つになったタイプの線のことです。
通常は、感情線と知能線ははっきり分かれているものですが、「ますかけ線」の持ち主はこの線が完全にひとつになっているのが特徴です。
この「ますかけ線」は非常に珍しい手相で、波乱万丈の運命を歩く可能性があるとも言われていますが、実は「ますかけ線」の持ち主には、両親や祖父母も同じ線を持っていることが多いと言われています。
3-2徳川家康にあったことで知られる
この「ますかけ線」は徳川家康が持っていたことでも知られている線で、そのため「天下取りの相」とも言われています。
「ますかけ線」は感情線と知能線が重なった線で、その両方の意味を兼ね備えていると言われ、「ますかけ線」の持ち主は多くの場合、非常に高い集中力の持ち主。さらに、ひとつのことを極めようという思考を持っているため、目標が定まった場合、一直線にそこに突き進んでいく力を持っています。
また、「ますかけ線」は仕事運や金運もバツグンで、特に商才を持っていると考えられていることから、どのような職業に就いても大成功する可能性を秘めています。
ただし、「ますかけ線」のもうひとつの特徴は変化が激しいということ。運気が向上しているときには成功に次ぐ成功を重ねていきますが、一度運気が反転すると、今度はどん底まで落ちてしまうこともあります。
これが「ますかけ線」が波乱万丈の相とも言われる理由。もちろん、強い運勢を持っているため、どん底に落ちても這い上がれるバイタリティーはありますが、周囲の人にとって付き合うのはなかなか大変ということができるでしょう。
さらに「ますかけ線」の持ち主は、ひとつのことに熱中する性質を持っているため、独占欲や嫉妬心も強いという欠点があります。また、ひとつのことしか目に入らなくなることもあり、愛情面ではいまひとつとも言われています。
この「ますかけ線」はかなり珍しい手相で、左右の手が「ますかけ線」になっている人は人口の約1パーセントと言われる貴重な線。
同時に極めて特徴的な線なので、遺伝的要素が強くなっているのかもしれません。
04手相の変化
では、その変化と遺伝にはどんな関係があるのでしょうか。
4-1遺伝はするが変化もする
遺伝には様々な種類があり、子どもの頃はあまり親や祖父母に似ていなかったけれど、大きくなったら顔が似てきたというケースもあります。
手相も顔や体型、体質と同じなので、大人になってから似てくるという場合もあります。
これは肉体的な面だけでなく、精神的な面についても同じこと。特に、同じ家庭で長い時間を暮らした親子であれば、どうしても考え方や感じ方が似てくるのも当然です。
もちろん、手相にはそういった環境も反映されます。
そのため、親子で手相が似ている場合には、生まれつき似ているというだけでなく、生まれてからの生活環境によってますます似てきたというケースも考えられえます。
4-2時間が経つ事に親とは似なくなることもある
しかし、どんなに仲がよい親子であっても、考え方や感じ方は異なるもの。さらに学校に通い、家族以外の友達とも交流を深めるようになると、様々な考え方の影響を受けるようになります。
また、祖父母や親の世代とは時代背景も異なるので、その違いはより一層はっきりと表れます。
それが時間が経つごとに親と子の手相が似なくなっていく理由です。
また、手相にはその人の運命や本質だけでなく、そのときの肉体的・精神的なコンディションが現れるものでもあります。
どんな人でも、体調が良いときと悪いとき、運気が良いときと悪いときがあるものですが、手相にもそれが反映され、少しずつ違いが生まれてきます。
そのため、血がつながっていても手相が全く違うということも珍しくありません。
05まとめ
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