宿曜占星術における三大幸運宿について　|　通信教育講座・資格の諒設計アーキテクトラーニング

3-1「斗宿」

「斗宿」はいわゆる「大将の星」と言われる宿。人を引き付ける強いカリスマ性を持ち、勝負強い運勢を持っています。
特に人間関係や対人関係に恵まれていて、本人が望んでいてもそうでなくても、周囲の引き立てや助けを得て、気づいたときには大きな成功を手に入れていたということも珍しくありません。
といっても「斗宿」の人がいかにもリーダー的な強さにあふれているわけではありません。むしろ「斗宿」の人は穏やかで優しい性格が特徴。内面では強い信念を持っていることもありますが、それを表に出すことはほとんどなく、どんなときでもマイペースでおっとりしています。
しかし、周囲に対しての気配りと配慮を忘れることはなく、それが周りの人に「助けてあげなければ」と思わせる理由になっています。
自己主張をすることもないので、敵を作ることもなく、気づいたら味方が増えていたという非常に得な運勢の持ち主です。
といっても、「斗宿」の人の人生が楽かというとそうでもありません。
「斗宿」の人は気遣いが多いため、気づいたときには他人のために損をしていたということも多いもの。さらに口下手なので上手く世渡りをすることもできません。
また、若いころは苦労が多いのも特徴です。といっても、成長するに従ってこれまでの苦労が報われて大きな成功を手に入れることができるため、様々な経験を重ねて自分を磨くことを忘れなければ、きっと充実した人生を歩むことができるでしょう。

3-2「昴宿」

「運も実力のうち」と言われることがありますが、単純に「幸運」という点では「昴宿」はすべての宿の中で随一の存在です。
運を必要とする場面では、常に良い方に物事が進むのが「昴宿」の人の特徴です。対人関係でも、相手に信頼感や安心感を与えることで、苦労することなく着実に人生の階段を上ることができるでしょう。
といっても、本人は人と争うことが苦手で欲も少なめ。手に入れたものをすぐに手放してしまうこともありますが、失っても失った以上のものを手に入れることができます。
逆に人を出し抜いてでも上に行きたい、手に入れたものを手放したくないと思ったときには途端に運が離れていきます。
特に、人間関係で執着心を見せると、せっかくの運がマイナスに働いてしまうため、人との距離感には注意することが必要です。
また正義感が強く理想的な考えの持ち主である反面、苦労を知らず、現実的な行動が苦手。それが原因で思わぬ恨みや怒りを買ってしまうことがあります。
それを避けるためにも「昴宿」の人は他人の感情に敏感である必要があります。

3-3「翼宿」

「翼宿」の人は高い志を持ち、常に正しい道を探しています。精神的にも安定していて、いつも理想に向かって行動し続けることが特徴。
思わぬラッキーに恵まれるということは少ないものの、安定した運気を持っています。
損得や利益ではなく物事を考えるため、周囲の人にとっては頼もしい存在。面倒見も良いため、多くの人に慕われ、尊敬される人生を歩むでしょう。
ただし、自分に厳しいだけでなく、他人にも厳しく、正しさを求めるため、少し煙たがられてしまうことも。
また、しっかり考えてから行動する慎重さを持っているため、やや行動力に欠けるという印象を与えることも少なくありまえん。
といっても、誠実でまっすぐな生き方は非常に大きな魅力。自分の環境を選ぶことで、自分にも周囲にも幸せな生き方ができるでしょう。