年齢別・子どもに対しての食育の必要性や、具体的な取り組み方 | 通信教育講座・資格の諒設計アーキテクトラーニング

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年齢別・子どもに対しての食育の必要性や、具体的な取り組み方

子どもの食育において一番大切なことは何でしょうか?好き嫌いをなくすことや、残さず食べることも大切ですが、一番忘れてはいけないことは「食べることは楽しい、幸せ」という気持ちではないでしょうか。今回は、どのように子どもの食育を進めていけばよいのかという具体的な方法を、年齢別にご紹介します。

年齢別・子どもに対しての食育の必要性や、具体的な取り組み方

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目次

01子どもにとって食育が大切な理由

子どもにとって食育は非常に重要です。しかし、そもそもなぜ子どもに食育が重要と考えられているのでしょうか。

1-1幼児期の食体験は、心や身体の成長と密接に関係している

言うまでもなく、食事は子どもの成長に密接に関係しています。それは骨や筋肉といった、身体の根幹部分に関わるだけではありません。たとえば、子どもの頃から添加物や農薬など、化学物質が含まれた食品を取り続けていると、大人になってからアトピーやアレルギーの原因となるとも言われています。
また、食事には子どもの情緒を安定させる効果もあります。子どもの頃から誰かと一緒に食事をすることで、情緒の成長だけでなく、安定性を身につけることにもつながります。

1-2習慣や嗜好は、幼少期に決まる

人間の食の習慣や嗜好は子どもの頃に決定すると言われています。子どもの頃からスナック菓子やジャンクフード、添加物の多い食品などを食べ続けた場合、大人になってから通常の食事を食べても「おいしくない」と感じてしまう可能性もあります。さらに、高カロリーの食事を続けていると、早いうちから健康に大きな悪影響をもたらしてしまう可能性もあります。

1-3人としてのマナーや文化を身につけることができる

子どもの食事の時間には、単なる栄養補給ではなく、教育的な一面もあります。食べる前には「いただきます」、食べ終わった後には「ごちそうさま」ときちんと言うこと、お箸は正しく使うことなど、食事について学ぶべきことはたくさんあります。もし、そういったマナーを身につけずに大人になってしまうと、子ども自身が恥をかいてしまいます。こういったマナーを身につける意味でも、子どもの食事は非常に重要な意味を持っています。

02年齢別の食育への取り組み方

子どもの食事は非常に重要ですが、厳しいだけでは子どもが食べることを楽しめなくなってしまいます。重要なのは、子どもの発達段階に合わせた食育を行うことです。

2-1離乳食期(0-2歳頃)

2歳ごろまでの離乳食期に大切なのは、「まず食事を楽しむ」ことです。まだ手もおぼつかない子どもであれば、手づかみで食べても構いません。それよりも食べることが好きになることや、様々な食材や味付けがあることを知ることがこの時期には重要になります。また、食べたいときに食べるのではなく、きちんと生活リズムに合わせた食事を取ることで、生活習慣を確立することも大切です。

2-2幼児期(3-5歳頃)

幼児期は食に対してもっとも関心を抱きやすいとき。そのため、この時期にはできるだけ家族で食卓を囲み、スプーンやフォークといった食具の使い方を身につけさせましょう。また、食材と食事との関係を知ることも重要。農業体験や調理などの体験を行うと、より一層食への関心を高めることができるでしょう。

2-3小学生(6-12歳頃)

小学生は正しい食習慣やマナーが形成される時期です。この時期には三食をきちんと食べることで正しいリズムと将来への基礎を身につけることができます。特に抜いてしまいがちな朝食が重要になります。また、食品を選ぶ、調理をするといった食の基礎や、お箸を正しく持つ、「いただきます」「ごちそうさま」と挨拶をするなどのマナーを身につけさせましょう。
そのほかにも、小学生は好奇心の旺盛な時期。食材がどのようにしてできるのか、食品の表示にはなにが書いてあるのか、自分の住んでいる郷土ではどのような食事が食べられてきたのかと言った知識を身につけるだけでなく、食べ残しをもったいないと思う気持ちを育むことも大切です。

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03子どもにおすすめのお手伝いとポイント

子どもにとって「お手伝い」は食育のための重要なポイント。年齢別に最適のお手伝いの方法を紹介します。

3-12から3歳頃

なんでもやってみたい2~3歳ごろのお手伝いは、遊びの延長としてできるような、手を使った作業がおすすめです。葉物の野菜をちぎる、おにぎりを最後に一握りする、団子を丸めるといった作業であれば、子どもでもお手伝いできるもの。このとき、たとえ失敗しても怒らず、根気よく手伝わせてみましょう。

3-24から6歳頃

幼稚園になれば、器用な子なら包丁を使うこともできますが、万が一のことを考えて、プラスチックの包丁などで豆腐やちくわなど、切れやすいものを切らせてみましょう。また、クッキーの型を抜く、ピザのトッピングを行う、フライの衣をつけるといったお手伝いも効果的。自分が料理に参加し、その工程がどのような結果になるかが分かれば、子どももさらにお手伝いが好きになるでしょう。

3-3小学生以降

小学生以降であれば、最初から最後まで、一品料理の完成を目指してみましょう。といっても、複雑なものでなくても構いません。たとえば目玉焼きやゆで卵と言ったもので構いません。最初から最後まで、親の手を借りずに自分で料理を作り上げたという経験は子どもにとっては大きな自信になります。
このとき注意したいのが、少しずつお手伝いをさせるということ。どんなに器用な子どもでも、最初から一人で料理を作ることはできません。たとえば目玉焼きであれば、フライパンを火にかけて、油を敷いて、卵を焼くといった工程が必要になります。最初はそのひとつの部分だけ子どもに手伝わせ、少しずつできることを増やしていきましょう。また、失敗しても叱らないことが重要です。もちろん、刃物をいい加減に扱う、火の始末を忘れるといった本当に危険な行動に対しては厳しく注意することが必要ですが、多少料理に失敗したという程度であれば、一緒に笑って済ませることが、子どもに関心を失わせず、また手伝おうと思わせることにつながります。

3-4始めるタイミングはいつが良いか

それでは、子どもがお手伝いを始めるタイミングはいつが良いのでしょうか。親のほうから「お手伝いしてみる?」「お手伝いしてくれるとうれしいな」とうながす方法もあります。また、子どもが「お手伝いをしたい」と思ったときを見逃さずにやらせてあげることも重要。親にとって、子どもがお手伝いをしてくれるというのは、頼もしさやうれしさを感じる反面、ちょっと面倒だということもあります。自分ひとりならもっと手早くできるのに、子どもが手伝うといったことで余計な時間がかかってしまったということは、親なら一度は経験しているかもしれません。
けれど、子どもが「やりたい」というのは、今後さらなる成長をしてくれるためのチャンス。本当に急いでいるときは別としても、子どもがやりたいと思ったときには、多少の面倒は我慢してでも、子どもにお手伝いをお願いしてみましょう。

04まとめ

子どもの成長にとって非常に重要な食育。特に家庭での食育は、学校では学べないことが多く、子どもの成長には大きな影響を与えます。もちろん、子どもの成長は個人差が大きいもの。「2歳だからこれをやらせないといけない」「3歳なのにこれができないのは問題」などと考えることなく、親もゆったりした気持ちで取り組むのがいいでしょう。

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あい 先生
スピリチュアルカウンセラー
1978年生まれ。札幌市出身。
フードアナリストの資格を持つ占い師として、風水や西洋占星術など占いを活用した「ラッキー〇〇」として有名企業の企画の執筆も手掛ける。

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