チョコでダイエット?女性にうれしい高カカオチョコレートダイエットとは
ハイカロリーなチョコレートはダイエットの大敵。チョコレートは大好きだけど、ダイエットのために我慢しているという方も多いかもしれません。しかし、そんな女性の強い味方になってくれるのが高カカオチョコレートダイエット。今回は高カカオチョコレートダイエットの効き目ややり方についてご紹介します。
- 目次
- 1. 高カカオチョコレートのダイエットとは?
- 1-1. カカオ含有量が70パーセント以上の高カカオのチョコレートを効果的に摂取するダイエットのこと。
- 1-2. カカオマスに含まれている成分がダイエット効果に期待できるといわれている
- 2. 高カカオチョコレートがダイエットに良い理由
- 2-1. カカオポリフェノールによる体脂肪の抑制
- 2-2. カカオプロテインで腸内環境改善
- 2-3. テオブロミンによりリラックスすることで、ストレスによる過食を防げる
- 3. ダイエットによい高カカオチョコレートの選び方
- 3-1. ダイエットにはカカオ含有量が70パーセント以上のものを選ぶ
- 3-2. ダークチョコレートやビターチョコレートは高カカオチョコレートではないので注意
- 4. チョコレートダイエットの方法
- 4-1. カカオ70パーセント以上のチョコレートを1日50グラム、数回に分けて食べる。
- 4-2. 高カカオのココアやチョコレートドリンクでも代用可
- 4-3. 食べ過ぎには注意
- 4-4. 食前、食後にゆっくり食べ、満腹感が得られるようにする
- 5. まとめ
01高カカオチョコレートのダイエットとは?
1-1カカオ含有量が70パーセント以上の高カカオのチョコレートを効果的に摂取するダイエットのこと。
高カカオチョコレートダイエットとは、チョコレートを食べて行うダイエットの方法です。
ただし、ポイントとなるのは高カカオのチョコレートを選ぶということ。
カカオとはチョコレートの原材料になるもの。チョコレートはカカオの実から取り出したカカオ豆を発酵、その後、ローストして粉砕するなどの工程で作られます。
このとき、最終的にチョコレートの原料となるのがカカオバターと呼ばれるもの。このカカオバターには甘味はなく、ここに砂糖やミルクなどを加えることで一般的に販売されているミルクチョコレートやビターチョコレートが出来上がります。
このとき、チョコレートの味を左右するのがカカオバターの分量。高カカオチョコレートとは、このカカオバターがたっぷり含まれているものを指します。
一般的に高カカオチョコレートダイエットに効果があるのはカカオの含有量が70パーセントを超えるものだと言われています。
1-2カカオマスに含まれている成分がダイエット効果に期待できるといわれている
カカオマスとは、カカオの豆をすりつぶしてペースト状にしたもの。ここからカカオバターが抽出されますが、実はこのカカオマスの状態には、ダイエットに効果的な成分が豊富に含まれています。
高カカオチョコレートダイエットは、このカカオマスのよい成分をしっかり身体に取り入れることで、健康的なダイエットを目指す方法です。
02高カカオチョコレートがダイエットに良い理由
2-1カカオポリフェノールによる体脂肪の抑制
カカオには「カカオポリフェノール」という成分が含まれていますが、このカカオポリフェノールには体脂肪を抑える働きがあります。
ポリフェノールは赤ワインや緑茶などに含まれる成分で、動脈硬化の予防や抗酸化作用などが注目されています。
カカオに含まれるカカオポリフェノールはエピカテキンと呼ばれる主成分を含んでいますが、この成分は脂肪分解酵素であるリパーゼに働きかけます。
リパーゼは空腹のときなどに体脂肪をエネルギーに変換するほか、食事に含まれているカロリーをエネルギーへと変換します。
この作用によって、すでに溜まった体脂肪はもちろん、摂取した脂質、糖質などの代謝を促進、ダイエットを効果的に進めることにつながります。
また、カカオポリフェノールは血行促進にも効果的。血行を促進することは冷えを解消してむくみを防止、代謝をアップさせる効果も期待できます。
2-2カカオプロテインで腸内環境改善
カカオプロテインはたんぱく質の一種です。たんぱく質というと、身体を作る原料となる物質で、特に筋肉に働くというイメージ。
しかし、カカオプロテインは筋肉を作るだけでなく、腸内環境の改善にも役立ちます。
カカオプロテインの特徴は、その中に難消化性の性質が含まれているということ。
難消化性というのは、簡単にいうと「消化されにくい」ということ。
カカオプロテインは消化されにくい性質を持っているため、そのままの状態で大腸に届くことができます。大腸に入ったカカオプロテインは腸内細菌のエサとなるほか、食物繊維として働き、体内の老廃物や水分を排出するときにも役立ちます。
もし腸内環境が悪化していると、人間の身体は栄養が不足していると判断、食べ物から摂取したエネルギーを保管するため、体脂肪に変換しやすくなってしまいます。
しかしカカオプロテインによって腸内環境を整えると、太りにくい身体を手に入れることができます。
2-3テオブロミンによりリラックスすることで、ストレスによる過食を防げる
ダイエットをしていると、ストレスから過食に走ってしまうことも珍しくありません。
そんなときにも高カカオチョコレートダイエットは効果的。
カカオには「テオブロミン」というカフェインの一種が含まれていますが、このテオブロミンは心をリラックスさせる効果があると言われています。
テオブロミンを摂取することはストレスを和らげるため、過食防止への効果が期待できます。
このほか、カカオポリフェノールにもストレスホルモンの分泌を減らす作用があると言われているため、ダイエットのストレスが心配という方や、ストレスの多い生活を送っている方におすすめです。
03ダイエットによい高カカオチョコレートの選び方
3-1ダイエットにはカカオ含有量が70パーセント以上のものを選ぶ
高カカオチョコレートダイエットを行うときには、少なくともカカオ含有量が70パーセント以上のものを選びましょう。
チョコレートのカカオ含有量は、商品によって異なります。
ここで注意しなければならないのは、カカオの含有量が高ければよいわけではないということ。というのも、カカオには基本的にはほとんど甘味がありません。そのため、カカオが90パーセント以上のものになると、非常に強い苦味を感じてしまいます。
もちろん、カカオの含有量が高ければ高いほど栄養成分も豊富に含まれていますが、逆に食べにくくなってしまいます。
この苦味が平気な人なら構いませんが、苦味が苦手な人や、胃が弱い人の場合、比較的食べやすい70パーセント程度のチョコレートから試してみるとよいでしょう。もしカカオ含有量の表記がない場合はカカオポリフェノールが100グラム中、800ミリグラム以上のものを選ぶとよいでしょう。
3-2ダークチョコレートやビターチョコレートは高カカオチョコレートではないので注意
市販されているチョコの中には「ダークチョコレート」や「ビターチョコレート」という名前のものもあります。
これらは一見、高カカオのチョコレートに思えますが、実際にはカカオバターの含有量が低い場合もあります。
また、カカオバターではなく、植物油脂や無塩バターなどが使われていることも少なくありません。
高カカオチョコレートダイエットは、カカオに含まれている栄養成分が重要。それ以外の油脂が使われている場合、ダイエットに有効な栄養成分は期待できないと考えたほうがよいでしょう。
04チョコレートダイエットの方法
4-1カカオ70パーセント以上のチョコレートを1日50グラム、数回に分けて食べる。
高カカオチョコレートダイエットを行うときの基本は、カカオ70パーセント以上のチョコレートを1日50グラム、数回に分けて食べるということ。
ここで重要なのが一日に何度かにわけて食べるということ。
一度にまとめて食べるよりも、複数回に分けて食べることで、より効果的に有効成分が働くことができます。
4-2高カカオのココアやチョコレートドリンクでも代用可
高カカオチョコレートダイエットを行うときは、チョコレートだけでなく、ココアやチョコレートドリンクでも代用できます。
ココアやチョコレートドリンクも、チョコレートと同じようにカカオを原料に作られるもの。含まれている栄養成分はチョコレートと変わりません。
ただし、注意するべきポイントは、ピュアなカカオを使用したココアなどを選ぶということ。
市販されているミルクココアなどの場合、カカオだけでなく、様々な糖分や脂肪分が添加され、カカオのパーセントは低めになりがち。
そのため、ココアやチョコレートドリンクで代用するときには、カカオのパーセントが高いものを選びましょう。
もちろん、その際には砂糖やミルクも控えるとよいでしょう。
4-3食べ過ぎには注意
高カカオチョコレートダイエットは効果的なダイエット方法ですが、どれだけ身体によいと言っても食べ過ぎは逆効果。
カカオバターは脂質の塊。どれだけいい成分が含まれていたとしても、高カロリーの物を食べ過ぎるとダイエットには役立ちません。
ダイエット目的で高カカオのチョコレートを食べるときには、くれぐれも食べ過ぎには注意しましょう。
4-4食前、食後にゆっくり食べ、満腹感が得られるようにする
チョコレートを食べるタイミングは、食前や食後など、毎日いつ食べるかを決めておくとよいでしょう。そうすることで、チョコレートを食べるのを忘れたという事態を防ぐことができます。
また、チョコレートを食べるときには、できるだけゆっくりと味わって食べることをおすすめします。
というのも、人間は食べ物を食べてから満腹を感じるまでに約20分の時間が必要と言われています。そのため、早食いをすると脳が満腹を感じる前に、必要以上のカロリーを摂取してしまいがち。
逆にゆっくりとチョコレートを味わうことで、満腹感を得やすくなり、摂取カロリーも減らすことができます。
05まとめ
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