収納マイスター
壁面収納ウーテンシロで作るおしゃれなディスプレイ
ウーテンシロ(Uten.silo)とは、ストレージボードと呼ばれる壁面に取り付ける収納アイテムです。デザイナーは、今や巨匠照明デザイナーとして知られるインゴ・マウラー(Ingo Maurer)と、現在はクラフト研究家となったドロシー・ベッカー(Dorothee Becker)です。1969年にデザインされたこのプロダクトは、ミッドセンチュリーのアイコンとして親しまれ、現在も愛用されているロングセラーです。一般的には、ハサミや定規、ペン類など文房具を入れて、ワークスペースで使う例が多いようです。要はこまごまとしたものを収納するのに丁度良い、ワンパッケージのプロダクトというわけ。
01どこで使うのがいい?
ベースとなるボードから、さまざまなサイズ・カタチのポケットが突き出ている姿は、記号が並んだパズルのようなにぎやかさ。プラスチックでできているので、ワークスペースだけではなく、キッチンや洗面などの水回り、子ども部屋などでも使うことができます。ちょっと変わったところでは、廊下やエントランスホール、コンソール上などで使う例もあります。
02ワークスペースで使うなら
ウーテンシロの一番のイメージはワークスペースで使うスタイル。ハサミやホチキス、マジックやカラーペンなど、さまざまなアイテムを分類してしまうのに長けているからです。小物の形も色も多種多様なので、ウーテンシロのような「さらに強い個性」的なポケットに収納することで、インテリアに統一感をもたらすことができるでしょう。机の上に缶やトレーを並べて収納するよりも省スペースにもなりますし、キャッチーなアイコンとしても機能してくれそうですね。
03キッチンで使う
多種多様な小物があることでは、キッチンだって負けていません。キッチンツールは特に細かいものが多く、引き出しの中にゴチャッと入れてしまい勝ちです。ウーテンシロを壁面に取り付けて、良く使うものをチョイスしておけば、手の届く範囲に欲しいものがある、快適なキッチンが出来上がるはずです。
04エントランスホールで使う
エントランスホールや廊下などの、スペースに余裕の無い場所でもウーテンシロが大活躍します。サングラスや財布、鍵など、出掛けにもって出たいアイテム、家にどこに置いたか分からなくなって、そのつど探す…なんていう経験、ありませんか?ウーテンシロなら、幾つものポケットに分かれてますし、それぞれのカタチも違うので、ここにしまっておく!という習慣を付けやすいですね。また第一印象を決めるエントランス回りに、ミッドセンチュリーのアイコンを使うことのできる喜びも見逃せません。
05まとめ
収納はただでさえ考えたり、用意したりが億劫なことです。ウーテンシロは使っていても、インテリアで眺めるのも楽しい収納アイテム。色は白、黒、赤の3種類がデフォルトでありますので、おうちのインテリアに合ったものを選んでくださいね。
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1979年生まれ。長崎県出身。半導体メーカーを経て片付け(5S:整理・整頓・清掃・清潔・躾)の世界へ。長崎県大村市で整理収納サービス「きれいなおへや」を運営。
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