なにに効く?リフレクソロジーの効果について
美容や健康を気にかけている方の中には、リフレクソロジーに興味があるという方も多いかもしれません。それでは、リフレクソロジーには実際にはどんな効果があるのでしょうか。今回はリフレクソロジーがもたらす効果についてご紹介します。
- 目次
01リフレクソロジーの効果とは?
1-1神経が集中している反射区を刺激で対応する身体を整える
リフレクソロジーでは「反射区」と呼ばれる部分が非常に重要だと考えられています。反射区とは、簡単に言うと、全身の臓器や器官とつながった部分。リフレクソロジーでは、人間の身体を流れるエネルギーはエネルギーラインと呼ばれる通り道によってつながっていると考えます。そのため、反射区を刺激すると全身の臓器や器官が反応、通常では手が届かない筋肉などの不調に対して、間接的にアプローチを行うことができます。
たとえば身体に不調を感じるけれど、なにが原因かという場合は少なくありませんが、反射区を経由して刺激を与えることで、同じエネルギーライン上にある組織に影響を与えることができるため、結果として様々な不調に対してプラスの影響を与えることが期待されます。
1-2内臓の働きをスムーズにする
胃や腸といった内臓は、不調の表れやすい部分ですが、当然のことながら直接手を触れることができません。しかし、リフレクソロジーの反射区を刺激すると、内臓にも刺激を与えることにつながります。
また、リフレクソロジーは足の裏にある反射区を刺激することで行うのが一般的ですが、足は「第二の心臓」と言われるように、心臓から送り出された血液を再び心臓に循環させるときに非常に重要な役割を果たします。しかし、立ちっぱなしや座りっぱなしなど、同じ身体の体勢を続けていたり、運動不足が続いたりと言った場合、足の筋力はなかなか動くことができず、「第二の心臓」といった役割を果たすことができません。そうすると足に来た血液はなかなか心臓に戻ることができず、必要な酸素や栄養素を運べないだけでなく、老廃物や水分を排出することが難しくなり、結果としてむくみなどのトラブルの原因となってしまいます。
しかし、足の裏を刺激するとそれまで溜まっていた血液が動き始めるだけでなく、内臓にアプローチを行うことで全身の内臓運動が活性化、結果として身体中の血液を上手に循環させることが可能になります。
02リフレクソロジーの精神的効果
2-1リラックス効果
現代人とは切っても切れない関係にあるのがストレスです。仕事やプライベートなど、ストレスは様々な局面で感じることがあり、同時に解消が難しいもの。
そんなときに役立つのがリフレクソロジー。リフレクソロジーの施術中は脳がリラックスしていることを表すアルファ波が高まるという研究もあり、リラックス効果もバツグンだと言われています。
これにはいくつかの理由がありますが、その中のひとつが「痛くない」施術によるもの。
リフレクソロジーの施術といえば、「痛いもの」と勘違いされることもありますが、実はこれは大きな誤りで、本当のリフレクソロジーの施術で痛みを感じることはありません。
というのも、リフレクソロジーの施術の中心となる反射区はある程度の面積があるものなので、それら全体を刺激することが必要になります。つまり、ツボ押しのようにピンポイントで力を加えるのではなく、ゆっくりとなでることが重要。
そのため、リフレクソロジーの施術中は「痛みを感じるのではないか」と身構えたり、恐怖を感じることはなく、しっかりとリラックスすることができるのです。
2-2リフレッシュ効果
リフレクソロジーが精神面に与える効果のひとつに、リフレッシュ効果があります。たとえばツボ押しの場合、まずツボを刺激する痛みのほうに意識が向かってしまうため、施術後は痛みからの解放感はあるものの、実際に不調を抱えている部分に効果が得られたのかどうか、はっきりと感じることが難しいもの。
しかしリフレクソロジーの場合、ソフトな施術が中心となるため、施術を受けながら不調の部分がどうなっているのか、しっかりと自分で確かめることができます。
また、リフレクソロジーの場合、施術中は脳内でアルファ波が生まれますが、そのときに分泌されるのが神経伝達物質のひとつであるエンドルフィン。エンドルフィンはマラソンなどで長時間走ったときに分泌される物質で、幸福感を与えてくれるという作用もあります。そのため、リフレクソロジーの施術を受けると、しっかりとリフレッシュしたという実感を得ることができるのです。
2-3安心感を得られる
リフレクソロジーの施術の特徴として、「素手で行う」ということが挙げられます。たとえば足つぼなどの施術では、筋肉や脂肪の奥にあるツボを的確に刺激しなければならないため、木の棒などが使用させることもありますが、リフレクソロジーの場合、基本的に使われるのは人間の手や指。そのため、施術中は相手のぬくもりを感じることができます。
また、リフレクソロジーはサロンなどで施術を受ける以外にも、知識を身につければパートナーや家族に対して行うこともできますが、その場合にはスキンシップによる効果も期待できます。
このようにリフレクソロジーには反射区を刺激するということ以上に、相手に対して安心感を与えることができるのです。
03リフレクソロジーの身体的効果
3-1血液やリンパの流れをよくする
すでに説明したように足は「第二の心臓」と呼ばれる重要な存在ですが、これは血液だけでなく、リンパ液にも同じように作用します。リンパ液は毛細血管から浸出した組織液ですが、リフレクソロジーの施術を行うことでリンパ液の流れも活性化し、全身の老廃物の排出を促します。
老廃物は、疲労の原因となるため、血液とリンパの流れをよくすることで、疲労回復といった効果も期待することができます。
また、血液やリンパの流れが活性化すると、体温が上昇、冷えによるトラブルが起きにくくなるという効果も期待できます。
3-2自然治癒力を高める
リフレクソロジーは老廃物や水分の排出を促しますが、これら老廃物と水分が排出されると、人間の身体では新陳代謝が活発になります。この新陳代謝が良くなることで影響を受けるのが、人間が生まれながらに持っている自然治癒力。もともと人間の身体は、外部から入って来る細菌やウイルスから身を守り、発生したトラブルや不調に対しては自分でそれを治癒する能力を持っています。しかし、老廃物や疲労が溜まった状態では、自然治癒力も低下、その結果、病気になりやすく、治りにくいということになってしまいます。
しかし、リフレクソロジーの施術を行うことで新陳代謝を高め、結果として自然治癒力もアップできるという効果があります。
04まとめ
この講座は!プロの監修を受けています!
それからリフレクソロジーのみならず整体、リラクゼーションマッサージの業界に携わる。
新店舗立ち上げ店長を経験し、15年以上リフレクソロジーの施術を行う。