資格は必要?ペットシッターになるには
様々な動物と触れ合えるペットシッター。動物が好き、自分でもペットを飼っているという方の中には、ペットシッターになりたいと思っている方も多いかもしれません。では、ペットシッターになるためにはどのような方法があるのでしょうか。今回はペットシッターになるための方法についてご紹介します。
- 目次
01ペットシッターとは?
また、最近では高齢者がペットを飼うことも多く、その場合には飼い主さんに代わって散歩や遊びのパートナーになることも。
その他にも、トイレのお世話や爪切り、歯磨き、簡単なトリミングなどを行うことがあります。
ペットのお世話をする仕事としてはペットショップやペットホテルなどがありますが、ペットシッターの場合には、店舗や設備が不要。ペットに関する知識や経験があれば、すぐにでも始められるため、誰にでもチャンスの多い仕事ということができるでしょう。
02ペットシッターに資格は必要?
2-1資格は必要ない
ペットシッターについては、国家が認める公の資格はありません。もちろんペットに関する資格は多数存在しますが、これらはすべて民間資格。民間資格とは、民間の団体が主催・認定を行う資格で、ペットシッターとして働く上では必ずしも必要というわけではありません。
2-2ペットに関連する資格を有することで信頼されることも
ではペットシッターとして働く場合、ペットに関する資格を取得することはあまり意味がないのでしょうか。
ペットシッターとして働くためには資格は必要ありませんが、資格を取得することには様々なメリットがあります。
メリットのひとつは、資格を取得しておくと飼い主さんに信頼してもらえるということ。
飼い主さんにとって、ペットシッターは家族同然のペットを預けることになる相手。できるだけ、知識と経験のある人に預けることで、ペットにも安心して快適な環境で過ごして欲しいと願っています。
しかし、そのペットシッターがどのような知識と経験の持ち主なのかを知るのはなかなか難しいものです。そんなときに便利なのが資格。資格を取得することで、飼い主さんに安心してもらい、信頼して仕事を任せてもらうことができます。
実際にペットシッターとして働く場合、会社や職場によっては、資格を有している人の方が給料も高いというケースもあります。
そのため、資格を取得することはペットシッターにとっては大きなメリットがあるということができます。
2-3開業する場合は動物取扱業の届出が必要
ペットシッターとして働く場合、特別な資格は必要ありません。
ただし、ペットシッターでも資格が必要になることがあります。それは、自分で独立開業する場合。
ペットシッターとして独立開業する場合、まず「動物取扱業」という申請を行う必要があります。申請は自治体に行いますが、ペットシッターは「動物の保管」を行う業者として扱われています。
動物取扱業の申請を行う場合、これから始める動物取扱業についての半年以上の実務経験、または動物取扱業に関する教育機関を卒業している、動物取扱業者としての知識や技術を証明する資格を取得しているといった条件を満たす必要があります。
動物取扱業としての知識や技術を証明する資格は、「認定ペットシッター」「ペットシッター士」「トリマー」などがあり、独立開業に関してはこれらの資格を取得していると、スムーズに申請を進めることができます。
03ペットシッターになるには
3-1資格をとって就職
ペットシッターになるためには、まず資格を取得して就職するという方法があります。ペットシッターとして働くためには資格は不要ですが、実際には資格を取得していなければ、飼い主さんからの信頼を得ることは難しくなります。
そのため、ペットシッターとして就職するためには資格は非常に有利。実務経験がない場合はもちろん、経験がある場合でも資格を取得することでペットシッターとして働きやすくなります。
3-2未経験でアルバイトからはじめる
社員として就職すると、給与などの待遇はよく安定して仕事を行うことができますが、実際にはペットシッターを正社員で募集している会社は少ないもの。
もし未経験の場合、アルバイトからペットシッターを始めるのが近道です。アルバイトの場合、ある程度のシフトに入らなければならない、収入が安定しないといったデメリットもありますが、ペットシッターの仕事を一から勉強できるというのは大きな魅力。
ペットシッターのレベルに応じて会社から仕事を与えられるため、毎日の業務に打ち込むことでペットシッターに必要な知識や経験を身につけることができます。
3-3ペットサロンやペットショップでの勤務歴は有利
ペットシッターとして働く場合、ペットサロンやペットショップでの勤務経験があると、採用の際、非常に有利になります。
というのも、ペットシッターはペットの取り扱いに慣れていることが重要。ペットの中には、すぐに懐いてくれる子ばかりではなく、人見知りだったり、飼い主さん以外の人間が苦手というケースも少なくありません。
そういったペットの扱いに慣れている人はペットシッターとして採用されやすくなります。
04ペットシッターの働き方
4-1働く場所と勤務形態
ペットシッターの勤務先として一般的なのがペットシッター専門店。また、ペットホテルに勤務してペットシッターとして働くという方法もあります。
また、最近人気となっているのがペットのしつけ教室やペットのための幼稚園。これらの施設はペットに対して基本的なしつけを行う場所ですが、ここでもペットシッターに関する需要は多いもの。
さらにペットショップやペットサロンでペットシッターが活躍することも。これらのお店の場合、ペットシッター専任として勤務することは少なく、他の業務と兼任することになります。
4-2思い切って個人で開業することも
ペットシッターはお店や設備の要らない仕事。そのため、思い切って個人で開業するという働き方もあります。
自分で開業するのは様々なリスクがありますが、自分の好きなペースで働くことができるだけでなく、収入を安定させやすい、長くペットシッターとして働くことができるなど、様々なメリットがあります。
ペットシッターとして独立する場合、資格を取得して完全に自分ひとりで行うものと、大手ペットシッターチェーンのフランチャイズとして加入するという方法があります。
個人で開業する場合、収入がアップするというメリットがありますが、広告や宣伝、事務手続きなどをすべて自分で行う必要があります。
一方、フランチャイズの場合には、すでに経営のノウハウがあり、保険などにも加入しやすいという点が魅力ですが、開業や毎月のフランチャイズ費用が高額になることもあります。
05ペットシッターに必要なスキル
5-1コミュニケーション能力が大切
ペットシッターにまず必要となるのがコミュニケーション能力。ペットとのコミュニケーションも重要ですが、それ以上に重要になるのが飼い主さんとのコミュニケーションです。
ペットを預かる場合には、最初に飼い主さんに信頼してもらうことが必要。もし飼い主さんが不安な場合には、ペットもそれを感じ取り、コミュニケーションが取れなくなってしまうことがあります。
また、預かるペットがどのような性格なのか、なにが好きなのかといった個性を知ることもお世話をするためには重要な情報です。
このように飼い主さんとペットの双方と上手なコミュニケーションを行うことがペットシッターには必要なスキルとなります。
5-2どんな動物にでも対応できる
動物が好きという方の中にも、それぞれの好みがあるものですが、ペットシッターは様々な動物のお世話をする仕事。
もちろん、犬や猫のお世話が大半ですが、それ以外にもうさぎ・リス・鳥類・爬虫類・両生類など、多くの種類の動物のお世話を依頼されるのがペットシッターという仕事です。
これらの動物に関する様々な知識を知り、常に学ぶ姿勢が重要になります。
06ペットシッターに向いている人
では、どういう人ならペットシッターに向いているのでしょうか。
ペットシッターに必要なのは、まず動物が好きだということ。そして飼い主さんとのコミュニケーションが苦にならないということです。
また、飼い主さんが女性のひとり暮らしや高齢者であることも多いため、どちらかといえば女性の方が優遇される傾向になります。実際にペットシッター会社の中には、女性限定で募集しているというところも。
さらにペットシッターには多くの知識が必要。といっても最初からすべての知識を身につける必要はありません。必要なのは、新しいことを学びたいという態度。学習に前向きな人のほうがペットシッターとして向いているということができるでしょう。
07まとめ
この講座は!プロの監修を受けています!
-
どうすればいい?お金はどの程度必要?ペットホテルの経営資格と開業資金について
-
動物好きにおすすめ!ペットホテルスタッフの仕事内容について
-
どの程度あるの?将来性は?ペットシッターの需要について
-
ペットのお世話だけじゃない!ペットシッターの仕事内容について
-
どれぐらい稼げる?ペットシッターの給料と開業した場合の収入について
-
どうすればいい?ペットシッターになるための勉強方法について
-
こんなトラブルに注意!ペットシッターと飼い主の間でよくあるトラブルについて
-
女性でも可能!ペットシッターとして開業するには?
-
ペットシッター資格の種類や難易度を解説!おすすめ資格2選
-
資格は必要?ペットシッターになるには