羊毛フェルトに必要な道具とは
初心者でも簡単に楽しめると人気の羊毛フェルト。始めたいとは思っているけれど、色々な道具が必要では?そう思ってためらっている人も多いかもしれません。しかし、羊毛フェルトに必要な道具はそれほど多くはありません。今回は羊毛フェルトに必要な道具についてご紹介します。
- 目次
01羊毛フェルトとは
難しい技術も必要ないので、年齢を問わず楽しめるハンドクラフトとして人気を集めています。
02羊毛フェルトを始めるときに必要なもの
多くのハンドクラフトの場合、最初に道具をそろえることが必要です。もちろん、羊毛フェルトもいくつかの道具が必要ですが、実はその数はたった3つだけ。
まず、必要なのは素材となる羊毛。さらに、羊毛を突いて形を作るためのニードル。あとは作業を行うための作業マット。最低限、この3つがあれば作品を作ることができます。
03羊毛フェルトの基本の道具
3-1ニードル
ニードルは羊毛を刺して形を作ったり、固めたりする針のこと。ただし、家庭にある裁縫用の針では代用できません。
というのも、羊毛フェルトでは羊毛から繊維を引き出し、絡めていくことが必要。そのため、羊毛フェルト用のニードルは繊維が絡みやすくなるように加工が施されています。
ニードルには、針の太さによってレギュラータイプや形を整えるための極細タイプ、より羊毛を固めやすいスピードタイプなどがあります。
といっても、最初はまずレギュラータイプのものがあれば羊毛フェルトを始めることができます。
3-2作業マット
作業マットは、羊毛フェルトを行うときに下に敷くスポンジなどで出来た柔らかいマットです。
羊毛フェルトではニードルを使いますが、もしマットなしで作業をすると、ニードルが当たってテーブルを傷つけたり、ニードルが折れたりしてしまいます。
それを防ぐのが作業マット。さらにマットの下に雑誌やタオルを敷いておくと、安全に作業をすることができます。
特にフェルティング専用のマットを使うと、厚みがあるため、ニードルが机に届く心配をせずに作業を進めることができます。
ただし、マットは厚みのある発泡スチロールやスポンジなどで代用することも可能です。
3-3はさみ
少し羊毛フェルトに慣れてくると、きれいな作品を作りたくなってくるもの。そのときに役立つのが仕上げ用のはさみです。
はさみではみ出した部分をカットすることで、さらに美しい作品にすることが可能になります。
どうしても必要というわけではありませんが、もし仕上げ用のはさみを選ぶときには、刃渡りが短く、切れ味のよいものが便利です。
3-4木工用ボンド
羊毛フェルトでは大きめの作品を作るとき、いくつかのパーツを組み合わせることもあります。そのときに使用するのが木工用のボンド。木工用のボンドで差し目を接着することで、複数のパーツを組み合わせて作品を作ることができます。
こちらもどうしても必要というわけではありませんが、もし選ぶときには速乾性のものがよいでしょう。
04羊毛フェルトのあるとよい道具
4-1ニードルを持ちやすくする道具
羊毛フェルトは尖ったニードルを使うため、指に針が刺さってしまうこともあります。
それを防止するのが専用の指ガード。指ガードを使用することで、思わぬケガを防ぐことができます。また、直接羊毛を手に持たなくてもいいような、ニードルホルダーや、指が滑るのを防いでくれるニードルグリップ、ニードルを使いやすくするニードルパンチャーがあるとケガを防ぎ、作業をスムーズに進めることができます。
4-2マットカバー
机に傷をつけるのを防ぐための作業マットは、何度も針を入れるため、すぐに消耗してしまうことがあります。
そんなときに便利なのが、マットカバー。マットカバーを使用することで、お気に入りのフェルティングマットの消耗を遅らせることができます。
4-3チャコペンシル
羊毛フェルトを作るときには、目印となるしるしをつけておくと作品のまとまりがよくなります。しかし、普通のペンを使ってしまうとどうしてもインクが消えないことがあります。
そのときに役立つのがチャコペンシル。チャコペンシルは水などで消えるインクを使っているため、最初の目安として目や鼻の場所をチェックしておきたいときに役立ちます。
4-4動物の目を付ける道具
羊毛フェルトで人気の動物モチーフですが、目を入れたいときに便利なのが目打ちです。目打ちは目のパーツを埋め込むための穴を開けるときに使用する道具で、この目打ちと木工用ボンドを使用することで、可愛い作品を作ることができます。
05まとめ
この講座は!プロの監修を受けています!
そこでの入賞を機に本格的に羊毛フェルト制作を行うようになりました。
イベント出展や委託販売など積極的に活動し、自身の技術向上と多くの方に羊毛フェルトの魅力を伝えることを目指して制作しています。