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気になる!インテリアデザイナーの年収は

住宅やオフィス、商業施設といった空間のデザインを行うインテリアデザイナー。おしゃれで素敵な仕事として憧れている方も多いのではないでしょうか。もしインテリアデザイナーとして働くなら、一体どれぐらいの収入が得られるものなのでしょう?今回はインテリアデザイナーの年収についてご紹介します。

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目次

01インテリアデザイナーの給料は?

インテリアデザイナーは空間デザインに幅広く関わる仕事です。そのため、収入も仕事の内容によって大きく変わるのが特徴です。

1-1勤務先で変わる

インテリアデザイナーといえば、フリーランスで働いているイメージがありますが、多くのインテリアデザイナーは、住宅メーカーやインテリアメーカー、デザイナー事務所に勤務しています。
そのため年収はどんな企業や事務所に勤めているかによって大きく変わります。大手の企業であれば年収も高くなり、中小であれば年収も低めになります。また、勤務先によっても違いはありますが、四大卒か専門学校卒かなどの条件によっても年収は変化します。

1-2基本的には一般的なサラリーマンと変わらない

企業の採用の形態によっても異なりますが、住宅メーカーやインテリアメーカーの場合、インテリアデザイナーとして採用されることはほとんどありません。まずその企業に入社し、インテリアデザインに関わる部署に行くこともあれば、それ以外の部署に配属されることもあります。
そのため、企業に勤めるインテリアデザイナーであれば、基本的には一般的なサラリーマンと年収はほとんど変わりません。
平均すると、初任給が大卒で20万円から25万円、専門学校卒の場合、18万円から23万円程度。
年収でいえば、20代で250万円から300万円、30代で300万円から400万円程度が平均的な年収と言えるでしょう。
ただし、住宅メーカーやインテリアメーカーの場合、人が集まる空間のデザインに建築当初から関わる場合もあれば、その空間に必要な家具や照明、ファブリックなどのデザインのみを行う場合もあり、仕事量や残業の量も変わって来るため、それによっても年収は大きく変化します。

1-3ボーナスの有無にも差がある

また、インテリアデザイナーの収入にはボーナスの有無も大きく関係しています。大規模な住宅メーカーやインテリアメーカーに勤務している場合には、他の社員と同じようにボーナスが支給されますが、規模の小さいデザイン事務所に勤務している場合、ボーナスがないということもあります。
インテリアデザイナーの場合、最初は建築事務所に勤務するというケースもありますが、こちらも大規模な事務所であればボーナスがあり、中小の場合にはボーナスがないか、あっても大手よりも低い額になるというケースもあります。

02仕事と休みの割合は?

仕事をしていく上で、年収以外にも気になるのはきちんと休めるかどうかといったポイント。では、インテリアデザイナーの場合、仕事と休みの割合はどのようになっているのでしょうか。

2-1基本的に残業が多い

インテリアデザイナーの場合、仕事は基本的には激務といっていいでしょう。インテリアデザイナーの仕事は、個人の住宅やオフィス、商業施設といった空間デザインを行うことですが、そのときに重要となるのがクライアントの要望。特に個人の住宅や小規模な施設の場合には、クライアントによってはたびたび注文が変更される、急な変更が行われるといったことも珍しくありません。そのため、インテリアデザイナーはそのたびに変更に対応する必要があります。
また、コンセプトが決定し、実際に施行が始まると、インテリアデザイナーは現場で直接細かい指示を行わなければいけません。
もちろん、ひとりのインテリアデザイナーが抱えている仕事の数には違いがありますが、クライアントとの打ち合わせ、現場の立ち合いが重なると、どうしてもそれ以外の仕事は夜からということになり、それにつれて残業の時間は長くなってしまいます。

2-2大型プロジェクト後は連休が取れる場合も

このように非常に多忙なインテリアデザイナーの仕事ですが、大きなプロジェクトに関わっている場合、その仕事量はさらに増加します。
ただし、そういった大型プロジェクトに関わっている場合、デザイン事務所や建築事務所では、事務所が一丸となってプロジェクトに当たることも多く、そのときには大型プロジェクトが終了した後にはまとまった休みを取ることも可能です。
逆に大手の企業に勤務している場合には、人材も豊富なので普段の仕事がそれほど激務になることは少ないものの、まとまった休みを取るのが難しくなるといった可能性もあります。

03インテリアデザイナーの将来性は?

どんな仕事でも気になるのが働く上でのキャリア形成です。ではインテリアデザイナーとして働いていくと、どのような将来像が待っているのでしょうか。

3-1フリーランスとして独立するのが慣例化

大手企業のインテリアデザイナーの中には、一生その会社に勤務して仕事を続けるという人もいますが、デザイン事務所や建築事務所に勤務している場合、やがてはフリーランスとして独立するのが慣例化しています。
というのも、デザイン事務所や建築事務所の場合、勤務している期間はいわば修業期間という位置づけ。そのため、実力や経験を身につけて、自分のクライアントをつかんだあとは独立するというのが一般的です。
もちろん、同じ事務所に勤務し続けるという人もいますが、どちらかというとそちらのほうが珍しい存在。そのため、事務所に勤務している場合には、将来的には独立してフリーランスになるということを視野に入れておく必要があります。

3-2稼ぎたければフリーランスを目指す

それでは、フリーランスになるとどのようなメリットがあるのでしょうか。
まず大きなメリットは、収入アップが期待できるということ。フリーランスであれば、クライアントからの報酬をすべて自分ひとりで手に入れることができます。実はインテリアデザイナーは、会社や事務所に仕事を発注するというよりも、個人のデザイナーに対して発注するもの。有名なデザイナーや、これまで話題になった施設や空間を手掛けたデザイナーであれば、あちこちから仕事の声がかかります。
つまり、独立して有名なデザイナーになれば、かなりの高収入が期待できるということ。
もちろん、インテリアデザイナーは競争の激しい業界で、高いセンスや信頼感、周囲と一緒に仕事を進めていくことができる人間性などがなければ、なかなか成功は難しい仕事です。
しかし、誰にも平等にチャンスがあるという点で、非常にやりがいがあると言えるでしょう。

3-3年齢制限がなく、産後も活躍できる

フリーランスになるメリットは、収入の面だけではありません。フリーランスになれば、時間や会社に縛られることなく、自分の都合で自由に仕事を進めることができます。
そのため、女性にとっては非常に働きやすく、結婚・出産の後でも仕事を続けることができます。
また、フリーランスの場合、定年や年齢制限がないため、自分の好きな形で仕事を続けることも可能です。

04まとめ

インテリアデザイナーとひとくちに言っても、会社に勤めるか事務所に勤めるか、フリーランスになるかは人それぞれ。それぞれにメリットやデメリットもあるため、もしインテリアデザイナーになりたいという方は、それらの要素について自分なりに調べてみてはいかがでしょうか。

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河野由美子 先生
一般社団法人感性ひらく空間代表理事
nook interiors代表。一般社団法人感性ひらく空間代表理事。
設計・インテリアコーディネート業務のほか、セミナー講師やコラム執筆などにも精力的に携わっている。
河野由美子

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