アレルギー体質が気を付けるハーブと緩和するハーブ | 通信教育講座・資格の諒設計アーキテクトラーニング

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アレルギー体質が気を付けるハーブと緩和するハーブ

ハーブは料理などに加えると、食事をワンランク上に導いてくれるものですが、中には使い方をまちがうとアレルギー症状が現れることもあります。また、逆にハーブの中には花粉症などのアレルギー症状を緩和してくれるものも少なくありません。今回はアレルギーとハーブの関係についてご紹介します。

アレルギー体質が気を付けるハーブと緩和するハーブ

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目次

01アレルギー反応を起こしやすい代表ハーブ

アレルギー症状は体内の免疫細胞が過剰に反応した結果起きる症状です。アレルギー症状の中には喘息や発疹など、深刻なケースも少なくありません。では、どのようなハーブがアレルギー反応を起こしやすいのでしょうか。

1-1キク科のハーブ

アレルギー症状を起こすハーブとして代表的なものがキク科のハーブです。
日本で花粉症といえば、春のスギ花粉が代表的な存在ですが、夏から秋にかけてキク科の花粉が飛びやすい時期に花粉症を起こす人は要注意です。
キク科のハーブにはカモミール、エキナセア、カレンデュラなどがありますが、特にカモミールなどは不眠や不安、胃腸の不調などに効果があることからハーブティーなどで摂取する機会が多いハーブなので、秋にくしゃみや鼻水がでるといった方は注意したほうがよいかもしれません。
このほかにも、キク科のハーブにはタラゴンやステビア、タンジーなどがあり、これらのハーブでもアレルギーに注意したほうがよいでしょう。

1-2ブタクサ、菊、マリーゴールドで花粉症の人は悪化しやすい

秋に花粉が飛散する植物には、キク以外にも稲やブタクサ、マリーゴールドなどが挙げられます。これらの花粉症を持っている人が、同じ時期にキク科のハーブを摂取すると、相乗効果が生まれて花粉症が悪化する場合もあります。
それでも気づかずにハーブを摂取し続けていると、どんどん症状が悪化、嘔吐や下痢、胃の痛みなどを引き起こすこともあります。
もし体調が悪化した場合、どんなハーブを摂取したかについて注意してみることも必要です。

02アレルギー体質の人が気をつけるハーブ

キク科のハーブ以外にも、アレルギー体質の人は注意しなければならないハーブがあります。

2-1タデ科のハーブ そばアレルギーの人

もしそばのアレルギーを持っている人はタデ科のハーブにも注意したほうがよいでしょう。
そばのアレルギーは劇症化することで知られ、最悪の場合には死に至ることもあるため特に注意が必要ですが、実はそばはタデ科の植物。そのため、そばアレルギーの人は特にタデ科の植物に注意しましょう。
タデ科のハーブとして代表的なものとしてはソレル、ルバーブ、ギシギシ(セイバ)などがあります。
どれも日本では一般的とはいえないハーブですが、注意するに越したことはありません。

2-2セリ科 セロリやパセリアレルギーの人

日本人でアレルギーが現れやすいのがセリ科のハーブです。セリ科の植物には、セロリやパセリが含まれていますが、これらの植物が苦手な場合、アレルギーの可能性があります。
セリ科のハーブは、アニス、イタリアンパセリ、ディル、チャービル、フェンネルといった日本でも料理に用いられやすいものが多く含まれているため注意しましょう。また、最近ブームのパクチーもセリ科の植物。
パクチーは好き嫌いがはっきりする植物ですが、パクチーが苦手だという場合にはアレルギーの可能性が高くなります。
このほかにも、エゴマやオレガノ、セージ、バジル、タイムなどシソ科のハーブでもアレルギーを起こすことがあります。
こういったハーブは口に入れる機会が多く、アレルギーの場合には子どもの頃に分かることも多い物ですが、気づかないというケースもあります。
アレルギーは好き嫌いとは異なり、命の危険が生まれることもあります。口に合わないという場合、決して無理はやめましょう。また周囲の人が注意しておくことも重要です。

03アレルギーを緩和するハーブ

ハーブの中には、アレルギーを起こす危険がるものだけでなくアレルギー症状を緩和してくれるものもあります。

3-1ペパーミント

すっきりした清涼感のある香りでファンも多いペパーミントですが、ペパーミントもアレルギー症状を緩和してくれるハーブのひとつです。
ペパーミントの効果が特にあるのがスギ花粉による花粉症。ペパーミントに含まれているミントポリフェノールには鼻粘膜周辺の腫れや炎症を緩和してくれる効果があります。そのため、ペパーミントはスギ花粉による鼻づまりに効果を発揮。また、清涼感のある香りも鼻通りを助けてくれます。

3-2エルダーフラワー

エルダーフラワーは日本では「セイヨウニワトコ」という名前で知られている抗炎症作用を持ったハーブです。エルダーフラワーは昔から薬効成分が豊富なハーブとして知られていて、「庶民の薬箱」といった別名もあるほど。そのため、気管支の炎症やのどの痛みといった風邪の諸症状に効果を発揮します。さらにエルダーフラワーは粘膜を浄化してくれるため、呼吸器や気道の調子を整えてくれるため、風邪の症状改善だけでなく、予防にも効果的。インフルエンザの特効薬という呼び名もあり、インフルエンザや風邪には非常に重宝するハーブです。マスカットのような風味があり、ハーブティーを飲み慣れていない人でも飲みやすいので、風邪の季節にはおすすめです。

3-3ネトル

ネトルは花粉症などのアレルギー性の鼻炎に作用するハーブです。ネトルはアレルギー症状を緩和する成分であるヒスタミンを含んでいることから、昔から鼻炎などの薬として使用されてきました。そのため、目のかゆみや鼻水・鼻づまりなどには最適。その効果は広く知られていて、市販されている花粉症対策のハーブティーの多くにはネトルがブレンドされています。
また、豊富なビタミンやミネラルを含んでいることから体調の維持管理にも最適。普段から積極的に取り入れておくと、アレルギー症状の緩和だけでなく、風邪を引きにくい身体づくりにも役立ってくれます。

3-4アイブライト

アイブライトはその名前のとおり、目に強い効果を持ったハーブです。アイブライトには抗炎症作用などがあり、目の充血や炎症を和らげ、目のしつこいかゆみを感じているときには効果的。
また、アイブライトは眼精疲労などの疲れ目にも効果があると言われているため、パソコンやスマホなどでどうしても目を酷使してしまう現代人には必要な存在だと言えるでしょう。
このほかにもアイブライトには、競争作用や殺菌作用もあり、結膜炎などの目の感染症などにも効果があります。
アイブライトはハーブティーなどとして飲んでも効果がありますが、抽出した成分を含ませたコットンなどを目に当てても効果があると言われています。

3-5ルイボス

ルイボスは東アフリカの非常に限られた場所にしか生息することができない珍しいハーブです。
日本では「ルイボスティー」で馴染みの深いルイボスはフラボノイドを豊富に含んでいて強い抗酸化作用を持つほか、花粉症や喘息、アレルギー性皮膚炎といったアレルギーを緩和する作用があります。
このほかにも、代謝を促進し、便秘の改善にも効果があることから、腸内環境を改善して免疫機能を整える作用もあると考えらえれています。

04まとめ

アレルギーは本人でも気づかないこともあり、発症すると重大な事態になってしまうため細心の注意が必要です。もしもアレルギー体質に悩んでいる、アレルギーのことが心配だという方は、ハーブとの関係についても関心を向けてみてはいかがでしょうか。

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講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
にーな 先生
「リンパケアサロンにーな」を運営
1982年生まれ。広島県出身。 ハーブガーデンでの花苗の生産販売、就労支援としての花苗の生産の仕事を経験。その後園芸療法士となり、植物や自然に携わる仕事に移行。 現在は園芸療法士・ハーブセラピストの視点を生かし、身近な自然での自然体験を通じて五感を磨くネイチャーゲームイベントの主催や、講師やセラピストとして広島を拠点に活動。 オンラインでの講座および出張にも対応。
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