ハーブの栄養について | 通信教育講座・資格の諒設計アーキテクトラーニング

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ハーブの栄養について

華やかな香りで食卓に彩りを与えてくれるハーブ。少し加えるだけでプロの味に近づけてくれるため、おもてなしの料理には欠かせないものですが、実はハーブには非常に高い栄養価が含まれているものもあります。今回はハーブの栄養価についてご紹介します。

意外に栄養豊富!ハーブの栄養について

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目次

01栄養価の高いハーブ

ハーブティーや料理、サラダ、飾りつけにも使われるハーブにもハーブですが、ハーブは生で楽しむフレッシュハーブと、乾燥して長期保存が可能なドライハーブの二種類に分けることができます。
フレッシュハーブは、摘みたてを料理や飲み物に加えたり、サラダなどでそのまま食べたりと、香りだけでなくビタミンを摂取することができます。
一方のドライハーブは、料理に振りかけるほか、ハーブティーなどで楽しむもの。乾燥で水分が抜けているため、ビタミンなどは失われていますが、ミネラルはしっかりと残っているほか、水分が飛んで凝縮された薬効成分は高くなります。

02料理に使われるハーブの栄養

ハーブには料理などでおなじみのものもありますが、それらのハーブにはどのような栄養が含まれているのでしょうか。

2-1オレガノ

オレガノはヨーロッパからアジアにかけて広く分布しているシソ科のハーブです。
豊かな香りが特徴で、肉のにおい消しによく用いられます。また、トマトとの相性もバツグンで、イタリアやスペイン、ギリシアなどではトマトソースには欠かせない存在となっています。
そんなオレガノは非常にビタミンが豊富なハーブ。特にビタミンCとビタミンEの含有量は高いというのが特徴。
ビタミンCはコラーゲンの生成に、ビタミンEは抗酸化によるアンチエイジングに役立つため、女性の美容には必要不可欠。
カリウムや亜鉛、鉄分といったミネラル分の含有量も多く、フレッシュなオレガノの摂取はビタミンやミネラルの補給に役立ちます。
その他にも、オレガノには殺菌作用や消化促進作用、発汗作用、疲労回復といった効能もあるため、健康維持には常備しておきたいハーブと言えるでしょう。
ただし、摂取のし過ぎは逆効果。大量に摂取すると胃腸に負担をかけてしまうため注意しましょう。

2-2バジル

イタリア料理に欠かせないハーブといえばバジル。トマトのパスタのアクセントや、チーズと組み合わせたサラダなど、口にする機会も多い日本でもおなじみのハーブです。育てやすいため、キッチンやベランダなどで栽培しているという方も多いかもしれません。
このバジルも、きわめて豊富な栄養を持ったハーブです。
中でも豊富に含まれているのがβカロテン。βカロテンは体内に入るとビタミンAに変化、強い抗酸化作用を発揮して、身体の老化を防いでくれます。
また、日本人にとって不足しがちだと言われるカルシウムも豊富に含んでいるため、ぜひとも食卓に取り入れたい存在です。
さらにバジルには「シオネール」という物質が含まれていますが、このシオネールは高コレステロールや冷え性などに効果があり、ダイエットにも最適。殺菌効果による免疫力の向上も期待できる便利な存在です。

2-3レモングラス

タイ料理のスープなどに使われるレモングラスは、レモンに似た香りの清涼感のあるハーブです。
レモングラスはフレッシュなものとドライのものが使われますが、フレッシュなレモングラスにはビタミン類が非常に豊富。ビタミンC、ビタミンB群など、美肌や代謝アップ効果が期待できるため、女性にとってはうれしいハーブです。
また、カリウムやマグネシウム、カルシウムといった必須ミネラルを豊富に含んでいるという点もうれしいところ。
これらのミネラルは胃腸を整える効果があり、身体を内側から整えたいときに最適。
レモングラスの香りには副交感神経の働きをサポートするリフレッシュ成分もあり、心身の疲労回復にも役立ちます。

2-4ローズマリー

ローズマリーは地中海沿岸を原産とするシソ科のハーブです。乾燥に強く、育てやすいという特徴もあるため、ベランダや家庭菜園で育てるのも人気ですが、このローズマリーには様々な栄養成分が含まれています。
アンチエイジングに効果を発揮するビタミンCや、代謝促進のビタミンB群、必須ミネラルなども豊富ですが、特に注目したいのはタンニン。ローズマリーにはロズマリン酸というタンニンが含まれていて、抗菌や抗ウイルス、デトックスなどに効果を発揮してくれます。
またロズマリン酸は若返り成分とも呼ばれていて、血管を強化して血行を促進してくれることから、アンチエイジングの効果も大きいハーブです。
さらにタンニンにはお肌の引き締めに効果が期待できるとも言われるため、女性にとっては欠かせないハーブと言えるかもしれません。
ローズマリーは肉や野菜などのにおい消しに用いられますが、食材との相性もよいため使いやすいというメリットもあります。野菜料理でも使用できるだけでなく、ハーブティーなどとしても飲みやすいことから、生活の中に取り入れやすいハーブとして便利な存在です。

2-5栄養を補うハーブ

栄養素の中にはどうしても不足しがちなものも少なくありませんが、ハーブを使えば気軽に足りない栄養を補うこともできます。

2-6鉄分…クレソン、バジル、パセリ

鉄分は血液中のヘモグロビンとして身体中に酸素を運ぶためにはなくてはならないミネラルですが、日本人にとって不足しやすい栄養素のひとつ。特に女性は鉄分不足になりがちで注意が必要ですが、ハーブを使うと、簡単に鉄分を補うことができます。
特におすすめのハーブがクレソン。クレソンはステーキなどの肉料理の付け合わせや単なる添え物というイメージの強いハーブですが、実はクレソンはスーパーフードと言われるほど栄養価の豊富なハーブです。
クレソンには主要なビタミンやミネラル、食物繊維などが多く含まれていますが、中でも豊富なのが鉄分。さらに鉄分を吸収するときに必要なビタミンCも含まれていることから鉄分不足には最適ということができます。
その他にも、バジルやパセリなどのハーブも鉄分が豊富。鉄分を補給するというとレバーなどが思い浮かびますが、どうしてもくせが強く苦手な人も多い食材。レバーは苦手だけど鉄分不足が気になるという場合、これらのハーブを取り入れるとよいでしょう。

2-7リコピン…ローズヒップ

リコピンはカロテノイドという色素の一種で、トマトに含まれていることで知られています。カロテノイドはβカロテンなどを含んでいることから、以前はビタミンAの補給という役割があると考えられてきましたが、最近ではカロテノイドには高い抗酸化作用があることが知られるようになりました。中でもリコピンは強い抗酸化作用を持っていて、その強さはビタミンEの100倍以上とも言われています。
そのため、アンチエイジングを目指す人はぜひ摂取したい栄養素ですが、そんなリコピンが多く含まれているのがローズヒップ。
さらにローズヒップにはビタミンCも豊富に含まれているため、美容が気になる人にはぜひおすすめのハーブです。

2-8カルシウム…カモミール、イラクサ

日本人にとって不足しがちなミネラルの代表的な存在がカルシウム。カルシウムは骨の形成に関わるだけでなく、メンタル面への影響もあるため、ストレス社会である現代人にとっては必要不可欠。
もしハーブからカルシウムを補給したいという場合、カモミールやイラクサなどがおすすめです。
これらのハーブはハーブティーとしても利用される機会が高いため、生活に取り入れやすいというメリットもあります。

03まとめ

ハーブはダイエットや美容はもちろん、栄養補給のための食材としても頼もしい存在。美容や健康が気になるという方は毎日の食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。

この講座は!プロの監修を受けています!

講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
にーな 先生
「リンパケアサロンにーな」を運営
1982年生まれ。広島県出身。 ハーブガーデンでの花苗の生産販売、就労支援としての花苗の生産の仕事を経験。その後園芸療法士となり、植物や自然に携わる仕事に移行。 現在は園芸療法士・ハーブセラピストの視点を生かし、身近な自然での自然体験を通じて五感を磨くネイチャーゲームイベントの主催や、講師やセラピストとして広島を拠点に活動。 オンラインでの講座および出張にも対応。
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