散歩に役立つリーダーウォークとは?基本知識としつけ方法
犬は散歩が大好きなものですが、実はどのように散歩をさせるかはしつけにとってとても大切です。そんなときに基本となるのが「リーダーウォーク」。今回はリーダーウォークの基本的な知識やしつけ方についてご紹介します。
- 目次
01リーダーウォークとは?
リーダーウォークは犬を飼い始めたばかりの人にとって、あまり耳慣れない言葉かもしれません。ではリーダーウォークとはどのようなものなのでしょうか。
1-1犬が自発的に飼い主の横を歩くこと
リーダーウォークとは、簡単に言えば犬が自発的に飼い主の横を歩くこと。このときに大切なのが「自主的に」、そして「飼い主の横」という点です。
1-2しつけの一環
散歩というと、犬を好きに歩かせるというイメージがあるかもしれませんが、実はこれは間違った散歩のやり方です。
というのも、犬は群れの中で生活する生き物。そのため、群れの順位についても非常に敏感です。これは散歩についても同じこと。つまりリーダーウォークには、散歩でも人に主導権があることや、犬ではなく人がリーダーであることを教えるという役割があります。
現在では、犬の飼い方も変化し、家庭で犬を飼う場合には、人間がリーダーになるように犬をしつけるというよりも、犬と人間の間に信頼関係を築くことが大切という考え方も生まれています。
しかし、その場合であっても、犬が散歩などで好き勝手に振舞うと、トラブルの原因となり、犬にとっては非常に危険な状態。
そのため、犬が人間を引っ張るのではなく、人間が犬を先導することが重要です。
1-3犬が先に歩く理由
本来であれば、人間が先に立ち、犬が後に従うもの。しかし、散歩のときに犬が先に立って歩いていることも少なくありません。
では犬が先を歩くときにはどのような理由があるのでしょうか。
犬が先に立って歩いているのは、信頼関係が築けていない証拠です。
もし犬が先に立って好きなところに行こうとしているなら、それは主導権が飼い主ではなく犬にあり、主従関係が逆転しているということになります。
この状態では、散歩がやりにくいだけでなく、他の場面でも反抗的な態度を取っている可能性があります。
02リーダーウォークの基本
リーダーウォークは人が先に立って歩く散歩の方法ですが、実際に行うときにはいくつかのポイントがあります。
まず、犬は常に人間の左側を歩き、人より前に出ないということ。日本の場合、車が左側通行なので、常に人の左側を歩かせることで、犬を危険から守るという意味合いがあります。また、左側を歩かせると、人の足や身体が周囲の刺激から犬を守ることになります。
というのも、外の世界は犬にとっては非常に刺激の強いもの。それらの刺激を適度に和らげることもリーダーウォークの役割です。
また、リードを引っ張らない距離を保つということがリーダーウォークの基本。
理想的なリーダーウォークでは、犬は飼い主の移動に合わせて歩き、飼い主が止まったら自分もその場に止まり、歩き始めたらまた歩き出します。
これらがリーダーウォークの基本となります。
03リーダーウォークの必要性
犬を大切にしている人の中には、「散歩中ぐらい犬の好きにさせてあげたい」と考える方もいるかもしれません。しかし、実はリーダーウォークには様々な必要性があります。
3-1散歩がスムーズに行われる
リーダーウォークを身につけておくことは、スムーズな散歩を行うときには必要不可欠。特に大型犬の場合、力が強いため飼い主が引っ張られてしまうと、危険な状況になってしまうこともあります。また、体力的に負担が大きいと、どうしても散歩に連れて行く回数も減って、犬にとっての健全な生活を送ることも難しくなってしまいます。
3-2危険から守る
リーダーウォークには犬を危険から守るという目的もあります。犬がいきなり走り出してしまうと、車や自転車などの事故に遭う可能性も高くなり、非常に危険な状態に。また、小さな子どもなどに飛び掛かってしまったり、勝手に落ちているものを口に入れたりといった散歩中に起きがちなトラブルを事前に防ぐという意味合いもあります。
3-3首輪でかかる負担を軽減する
散歩のとき、犬が前に出ようとすると首輪によって首に大きな負担がかかります。さらにそれを抑えようと、飼い主がリードを引くことで、首への負担はさらに増加。頸椎の椎間板ヘルニアや、舌骨が骨折することもあります。
さらに、日常的に首に負担がかかっていると、眼圧が上昇して緑内障が悪化したり、脳への血流が低下することで脳にトラブルが発生することも考えられます。
誰しも愛犬には健康で長生きしてもらいたいもの。リーダーウォークには犬の安全だけでなく健康を守るというメリットもあります。
04リーダーウォークのやり方
このように犬にとっても飼い主にとっても重要になるリーダーウォーク。では、実際にはどのように行えばよいのでしょうか。
4-1リーダーウォークに必要なもの
リーダーウォークをしつけるためには、まずは首輪やハーネス、リードなどの道具が必要になります。
小型犬の場合には、首輪でもハーネスでもどちらでも構いませんが、大きめの犬の場合には首輪を用意しましょう。
ただし、首に疾患のある犬や、首が弱い犬種の場合、身体への負担を軽くする意味でもハーネスがおすすめです。
ハーネスには、後ろに金具がついたバッククリップハーネス、前に金具がついたフロントクリップハーネスなどがあります。
また、リーダーウォークをしつけやすくするために、急に犬が動き出したときに犬の動きを抑えるコントロールハーネスなどもあるため、ペットショップなどの専門店で相談してみるとよいでしょう。
なお、リードに関しては犬と人が並んだときに地面につかない程度の長さがおすすめです。
きちんということが聞けたときのためのご褒美も用意しておくと、しつけを効率よく行うことができます。
4-2しつけの手順
愛犬にリーダーウォークをしつけるのは、子どもの頃からがおすすめ。犬が散歩できるようになるのはワクチンなどが安定した生後100日ごろからと言われていますが、外に出て散歩するようになる前に、室内での練習から始めるとよいでしょう。
ただし、犬が家に来てすぐにしつけようとするのは逆効果。犬はまず周囲の環境に慣れることが必要です。また、アイコンタクトなどリーダーウォークの前にしつけなければならないことも多いため、まずは基本的なことをしつけたあとに、リーダーウォークに取り組
むのがよいでしょう。
実際にリーダーウォークを思えさせるときには、まずはおやつを利用して、犬を左側に誘導しましょう。このとき、おやつを左手にもち、反時計回りに大きく回して誘導すると、犬を正面に向かせることができます。
もし犬が正しく左につくことができたら、褒めておやつを上げましょう。これを繰り返すことで、犬が左側に就くようになります。
次に同じような手順で左側に誘導したら、一歩前に進みます。その状態で犬が左側につくことができれば、徐々に歩数を増やしていきます。
犬が慣れてきたら、リードを付けて同じことを行います。
ここまでのしつけは室内で行いましょう。いきなり外の環境では刺激が強すぎるため、犬が集中できなくなってしまいます。
室内でリードを付けてリーダーウォークができるようになったらいよいよ散歩に連れていきます。
このときに重要なのが犬を落ち着かせること。もし落ち着かないようなら、まずお座りの状態で落ち着くまで待ってからしつけを行いましょう。
05まとめ
リーダーウォークは犬にとっても飼い主にとっても重要なしつけ。しかし、犬によってはしつけに時間がかかることもあるため、忍耐強く、気長に行いましょう。
この講座は!プロの監修を受けています!
講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
藤綱麻沙美 先生
ドッグセラピスト
1980年生まれ。部品メーカーを経てドッグセラピー業界へ。
日本療育犬研究会でのセラピー活動後、現在は精神科病院での専属ドッグセラピストとして活動中。
20,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
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ドッグトレーナーになるための基礎知識について
Copyright © 2021 RYO SEKKEI ARCHITECT LEARNING SCHOOL All rights reserved.
1-1犬が自発的に飼い主の横を歩くこと
リーダーウォークとは、簡単に言えば犬が自発的に飼い主の横を歩くこと。このときに大切なのが「自主的に」、そして「飼い主の横」という点です。
1-2しつけの一環
散歩というと、犬を好きに歩かせるというイメージがあるかもしれませんが、実はこれは間違った散歩のやり方です。
というのも、犬は群れの中で生活する生き物。そのため、群れの順位についても非常に敏感です。これは散歩についても同じこと。つまりリーダーウォークには、散歩でも人に主導権があることや、犬ではなく人がリーダーであることを教えるという役割があります。
現在では、犬の飼い方も変化し、家庭で犬を飼う場合には、人間がリーダーになるように犬をしつけるというよりも、犬と人間の間に信頼関係を築くことが大切という考え方も生まれています。
しかし、その場合であっても、犬が散歩などで好き勝手に振舞うと、トラブルの原因となり、犬にとっては非常に危険な状態。
そのため、犬が人間を引っ張るのではなく、人間が犬を先導することが重要です。
1-3犬が先に歩く理由
本来であれば、人間が先に立ち、犬が後に従うもの。しかし、散歩のときに犬が先に立って歩いていることも少なくありません。
では犬が先を歩くときにはどのような理由があるのでしょうか。
犬が先に立って歩いているのは、信頼関係が築けていない証拠です。
もし犬が先に立って好きなところに行こうとしているなら、それは主導権が飼い主ではなく犬にあり、主従関係が逆転しているということになります。
この状態では、散歩がやりにくいだけでなく、他の場面でも反抗的な態度を取っている可能性があります。
02リーダーウォークの基本
リーダーウォークは人が先に立って歩く散歩の方法ですが、実際に行うときにはいくつかのポイントがあります。
まず、犬は常に人間の左側を歩き、人より前に出ないということ。日本の場合、車が左側通行なので、常に人の左側を歩かせることで、犬を危険から守るという意味合いがあります。また、左側を歩かせると、人の足や身体が周囲の刺激から犬を守ることになります。
というのも、外の世界は犬にとっては非常に刺激の強いもの。それらの刺激を適度に和らげることもリーダーウォークの役割です。
また、リードを引っ張らない距離を保つということがリーダーウォークの基本。
理想的なリーダーウォークでは、犬は飼い主の移動に合わせて歩き、飼い主が止まったら自分もその場に止まり、歩き始めたらまた歩き出します。
これらがリーダーウォークの基本となります。
03リーダーウォークの必要性
犬を大切にしている人の中には、「散歩中ぐらい犬の好きにさせてあげたい」と考える方もいるかもしれません。しかし、実はリーダーウォークには様々な必要性があります。
3-1散歩がスムーズに行われる
リーダーウォークを身につけておくことは、スムーズな散歩を行うときには必要不可欠。特に大型犬の場合、力が強いため飼い主が引っ張られてしまうと、危険な状況になってしまうこともあります。また、体力的に負担が大きいと、どうしても散歩に連れて行く回数も減って、犬にとっての健全な生活を送ることも難しくなってしまいます。
3-2危険から守る
リーダーウォークには犬を危険から守るという目的もあります。犬がいきなり走り出してしまうと、車や自転車などの事故に遭う可能性も高くなり、非常に危険な状態に。また、小さな子どもなどに飛び掛かってしまったり、勝手に落ちているものを口に入れたりといった散歩中に起きがちなトラブルを事前に防ぐという意味合いもあります。
3-3首輪でかかる負担を軽減する
散歩のとき、犬が前に出ようとすると首輪によって首に大きな負担がかかります。さらにそれを抑えようと、飼い主がリードを引くことで、首への負担はさらに増加。頸椎の椎間板ヘルニアや、舌骨が骨折することもあります。
さらに、日常的に首に負担がかかっていると、眼圧が上昇して緑内障が悪化したり、脳への血流が低下することで脳にトラブルが発生することも考えられます。
誰しも愛犬には健康で長生きしてもらいたいもの。リーダーウォークには犬の安全だけでなく健康を守るというメリットもあります。
04リーダーウォークのやり方
このように犬にとっても飼い主にとっても重要になるリーダーウォーク。では、実際にはどのように行えばよいのでしょうか。
4-1リーダーウォークに必要なもの
リーダーウォークをしつけるためには、まずは首輪やハーネス、リードなどの道具が必要になります。
小型犬の場合には、首輪でもハーネスでもどちらでも構いませんが、大きめの犬の場合には首輪を用意しましょう。
ただし、首に疾患のある犬や、首が弱い犬種の場合、身体への負担を軽くする意味でもハーネスがおすすめです。
ハーネスには、後ろに金具がついたバッククリップハーネス、前に金具がついたフロントクリップハーネスなどがあります。
また、リーダーウォークをしつけやすくするために、急に犬が動き出したときに犬の動きを抑えるコントロールハーネスなどもあるため、ペットショップなどの専門店で相談してみるとよいでしょう。
なお、リードに関しては犬と人が並んだときに地面につかない程度の長さがおすすめです。
きちんということが聞けたときのためのご褒美も用意しておくと、しつけを効率よく行うことができます。
4-2しつけの手順
愛犬にリーダーウォークをしつけるのは、子どもの頃からがおすすめ。犬が散歩できるようになるのはワクチンなどが安定した生後100日ごろからと言われていますが、外に出て散歩するようになる前に、室内での練習から始めるとよいでしょう。
ただし、犬が家に来てすぐにしつけようとするのは逆効果。犬はまず周囲の環境に慣れることが必要です。また、アイコンタクトなどリーダーウォークの前にしつけなければならないことも多いため、まずは基本的なことをしつけたあとに、リーダーウォークに取り組
むのがよいでしょう。
実際にリーダーウォークを思えさせるときには、まずはおやつを利用して、犬を左側に誘導しましょう。このとき、おやつを左手にもち、反時計回りに大きく回して誘導すると、犬を正面に向かせることができます。
もし犬が正しく左につくことができたら、褒めておやつを上げましょう。これを繰り返すことで、犬が左側に就くようになります。
次に同じような手順で左側に誘導したら、一歩前に進みます。その状態で犬が左側につくことができれば、徐々に歩数を増やしていきます。
犬が慣れてきたら、リードを付けて同じことを行います。
ここまでのしつけは室内で行いましょう。いきなり外の環境では刺激が強すぎるため、犬が集中できなくなってしまいます。
室内でリードを付けてリーダーウォークができるようになったらいよいよ散歩に連れていきます。
このときに重要なのが犬を落ち着かせること。もし落ち着かないようなら、まずお座りの状態で落ち着くまで待ってからしつけを行いましょう。
05まとめ
リーダーウォークは犬にとっても飼い主にとっても重要なしつけ。しかし、犬によってはしつけに時間がかかることもあるため、忍耐強く、気長に行いましょう。
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講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
藤綱麻沙美 先生
ドッグセラピスト
1980年生まれ。部品メーカーを経てドッグセラピー業界へ。
日本療育犬研究会でのセラピー活動後、現在は精神科病院での専属ドッグセラピストとして活動中。
20,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
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ドッグトレーナーになるための基礎知識について
Copyright © 2021 RYO SEKKEI ARCHITECT LEARNING SCHOOL All rights reserved.
まず、犬は常に人間の左側を歩き、人より前に出ないということ。日本の場合、車が左側通行なので、常に人の左側を歩かせることで、犬を危険から守るという意味合いがあります。また、左側を歩かせると、人の足や身体が周囲の刺激から犬を守ることになります。
というのも、外の世界は犬にとっては非常に刺激の強いもの。それらの刺激を適度に和らげることもリーダーウォークの役割です。
また、リードを引っ張らない距離を保つということがリーダーウォークの基本。
理想的なリーダーウォークでは、犬は飼い主の移動に合わせて歩き、飼い主が止まったら自分もその場に止まり、歩き始めたらまた歩き出します。
これらがリーダーウォークの基本となります。
03リーダーウォークの必要性
犬を大切にしている人の中には、「散歩中ぐらい犬の好きにさせてあげたい」と考える方もいるかもしれません。しかし、実はリーダーウォークには様々な必要性があります。
3-1散歩がスムーズに行われる
リーダーウォークを身につけておくことは、スムーズな散歩を行うときには必要不可欠。特に大型犬の場合、力が強いため飼い主が引っ張られてしまうと、危険な状況になってしまうこともあります。また、体力的に負担が大きいと、どうしても散歩に連れて行く回数も減って、犬にとっての健全な生活を送ることも難しくなってしまいます。
3-2危険から守る
リーダーウォークには犬を危険から守るという目的もあります。犬がいきなり走り出してしまうと、車や自転車などの事故に遭う可能性も高くなり、非常に危険な状態に。また、小さな子どもなどに飛び掛かってしまったり、勝手に落ちているものを口に入れたりといった散歩中に起きがちなトラブルを事前に防ぐという意味合いもあります。
3-3首輪でかかる負担を軽減する
散歩のとき、犬が前に出ようとすると首輪によって首に大きな負担がかかります。さらにそれを抑えようと、飼い主がリードを引くことで、首への負担はさらに増加。頸椎の椎間板ヘルニアや、舌骨が骨折することもあります。
さらに、日常的に首に負担がかかっていると、眼圧が上昇して緑内障が悪化したり、脳への血流が低下することで脳にトラブルが発生することも考えられます。
誰しも愛犬には健康で長生きしてもらいたいもの。リーダーウォークには犬の安全だけでなく健康を守るというメリットもあります。
04リーダーウォークのやり方
このように犬にとっても飼い主にとっても重要になるリーダーウォーク。では、実際にはどのように行えばよいのでしょうか。
4-1リーダーウォークに必要なもの
リーダーウォークをしつけるためには、まずは首輪やハーネス、リードなどの道具が必要になります。
小型犬の場合には、首輪でもハーネスでもどちらでも構いませんが、大きめの犬の場合には首輪を用意しましょう。
ただし、首に疾患のある犬や、首が弱い犬種の場合、身体への負担を軽くする意味でもハーネスがおすすめです。
ハーネスには、後ろに金具がついたバッククリップハーネス、前に金具がついたフロントクリップハーネスなどがあります。
また、リーダーウォークをしつけやすくするために、急に犬が動き出したときに犬の動きを抑えるコントロールハーネスなどもあるため、ペットショップなどの専門店で相談してみるとよいでしょう。
なお、リードに関しては犬と人が並んだときに地面につかない程度の長さがおすすめです。
きちんということが聞けたときのためのご褒美も用意しておくと、しつけを効率よく行うことができます。
4-2しつけの手順
愛犬にリーダーウォークをしつけるのは、子どもの頃からがおすすめ。犬が散歩できるようになるのはワクチンなどが安定した生後100日ごろからと言われていますが、外に出て散歩するようになる前に、室内での練習から始めるとよいでしょう。
ただし、犬が家に来てすぐにしつけようとするのは逆効果。犬はまず周囲の環境に慣れることが必要です。また、アイコンタクトなどリーダーウォークの前にしつけなければならないことも多いため、まずは基本的なことをしつけたあとに、リーダーウォークに取り組
むのがよいでしょう。
実際にリーダーウォークを思えさせるときには、まずはおやつを利用して、犬を左側に誘導しましょう。このとき、おやつを左手にもち、反時計回りに大きく回して誘導すると、犬を正面に向かせることができます。
もし犬が正しく左につくことができたら、褒めておやつを上げましょう。これを繰り返すことで、犬が左側に就くようになります。
次に同じような手順で左側に誘導したら、一歩前に進みます。その状態で犬が左側につくことができれば、徐々に歩数を増やしていきます。
犬が慣れてきたら、リードを付けて同じことを行います。
ここまでのしつけは室内で行いましょう。いきなり外の環境では刺激が強すぎるため、犬が集中できなくなってしまいます。
室内でリードを付けてリーダーウォークができるようになったらいよいよ散歩に連れていきます。
このときに重要なのが犬を落ち着かせること。もし落ち着かないようなら、まずお座りの状態で落ち着くまで待ってからしつけを行いましょう。
05まとめ
リーダーウォークは犬にとっても飼い主にとっても重要なしつけ。しかし、犬によってはしつけに時間がかかることもあるため、忍耐強く、気長に行いましょう。
この講座は!プロの監修を受けています!
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藤綱麻沙美 先生
ドッグセラピスト
1980年生まれ。部品メーカーを経てドッグセラピー業界へ。
日本療育犬研究会でのセラピー活動後、現在は精神科病院での専属ドッグセラピストとして活動中。
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3-2危険から守る
リーダーウォークには犬を危険から守るという目的もあります。犬がいきなり走り出してしまうと、車や自転車などの事故に遭う可能性も高くなり、非常に危険な状態に。また、小さな子どもなどに飛び掛かってしまったり、勝手に落ちているものを口に入れたりといった散歩中に起きがちなトラブルを事前に防ぐという意味合いもあります。
3-3首輪でかかる負担を軽減する
散歩のとき、犬が前に出ようとすると首輪によって首に大きな負担がかかります。さらにそれを抑えようと、飼い主がリードを引くことで、首への負担はさらに増加。頸椎の椎間板ヘルニアや、舌骨が骨折することもあります。
さらに、日常的に首に負担がかかっていると、眼圧が上昇して緑内障が悪化したり、脳への血流が低下することで脳にトラブルが発生することも考えられます。
誰しも愛犬には健康で長生きしてもらいたいもの。リーダーウォークには犬の安全だけでなく健康を守るというメリットもあります。
04リーダーウォークのやり方
このように犬にとっても飼い主にとっても重要になるリーダーウォーク。では、実際にはどのように行えばよいのでしょうか。
4-1リーダーウォークに必要なもの
リーダーウォークをしつけるためには、まずは首輪やハーネス、リードなどの道具が必要になります。
小型犬の場合には、首輪でもハーネスでもどちらでも構いませんが、大きめの犬の場合には首輪を用意しましょう。
ただし、首に疾患のある犬や、首が弱い犬種の場合、身体への負担を軽くする意味でもハーネスがおすすめです。
ハーネスには、後ろに金具がついたバッククリップハーネス、前に金具がついたフロントクリップハーネスなどがあります。
また、リーダーウォークをしつけやすくするために、急に犬が動き出したときに犬の動きを抑えるコントロールハーネスなどもあるため、ペットショップなどの専門店で相談してみるとよいでしょう。
なお、リードに関しては犬と人が並んだときに地面につかない程度の長さがおすすめです。
きちんということが聞けたときのためのご褒美も用意しておくと、しつけを効率よく行うことができます。
4-2しつけの手順
愛犬にリーダーウォークをしつけるのは、子どもの頃からがおすすめ。犬が散歩できるようになるのはワクチンなどが安定した生後100日ごろからと言われていますが、外に出て散歩するようになる前に、室内での練習から始めるとよいでしょう。
ただし、犬が家に来てすぐにしつけようとするのは逆効果。犬はまず周囲の環境に慣れることが必要です。また、アイコンタクトなどリーダーウォークの前にしつけなければならないことも多いため、まずは基本的なことをしつけたあとに、リーダーウォークに取り組
むのがよいでしょう。
実際にリーダーウォークを思えさせるときには、まずはおやつを利用して、犬を左側に誘導しましょう。このとき、おやつを左手にもち、反時計回りに大きく回して誘導すると、犬を正面に向かせることができます。
もし犬が正しく左につくことができたら、褒めておやつを上げましょう。これを繰り返すことで、犬が左側に就くようになります。
次に同じような手順で左側に誘導したら、一歩前に進みます。その状態で犬が左側につくことができれば、徐々に歩数を増やしていきます。
犬が慣れてきたら、リードを付けて同じことを行います。
ここまでのしつけは室内で行いましょう。いきなり外の環境では刺激が強すぎるため、犬が集中できなくなってしまいます。
室内でリードを付けてリーダーウォークができるようになったらいよいよ散歩に連れていきます。
このときに重要なのが犬を落ち着かせること。もし落ち着かないようなら、まずお座りの状態で落ち着くまで待ってからしつけを行いましょう。
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ただし、首に疾患のある犬や、首が弱い犬種の場合、身体への負担を軽くする意味でもハーネスがおすすめです。
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もし犬が正しく左につくことができたら、褒めておやつを上げましょう。これを繰り返すことで、犬が左側に就くようになります。
次に同じような手順で左側に誘導したら、一歩前に進みます。その状態で犬が左側につくことができれば、徐々に歩数を増やしていきます。
犬が慣れてきたら、リードを付けて同じことを行います。
ここまでのしつけは室内で行いましょう。いきなり外の環境では刺激が強すぎるため、犬が集中できなくなってしまいます。
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このときに重要なのが犬を落ち着かせること。もし落ち着かないようなら、まずお座りの状態で落ち着くまで待ってからしつけを行いましょう。
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ドッグセラピスト
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この講座は!プロの監修を受けています!
日本療育犬研究会でのセラピー活動後、現在は精神科病院での専属ドッグセラピストとして活動中。
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