しつけはここから!犬のトイレのしつけについて | 通信教育講座・資格の諒設計アーキテクトラーニング

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しつけはここから!犬のトイレのしつけについて

犬のしつけの中でももっとも重要なのがトイレのトレーニング。しかしトイレトレーニングは難しいものです。ではどうすればトイレのしつけを行えるのでしょうか。今回は犬のトイレのしつけについてご紹介します。

しつけはここから!犬のトイレのしつけについて

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目次

01犬のトイレトレーニング

犬のトイレトレーニングを行うとき、最初の問題となるのは、「いつからトイレトレーニングを行うのか」ということです。

1-1トイレは犬を迎えた日からおこなう

トイレのトレーニングで必要なのは、「犬を迎えたその日から行う」ということです。
もちろん、犬にとっても新しい環境は緊張するもの。特に子犬の場合には、落ち着くまでにもかなり時間がかかります。そのため、飼い主の中には、「家に慣れてから」「少し大きくなってから」とトイレトレーニングまでに時間を置く人もいますが、実はこれは間違い。
というのも、ある程度の間隔をおいてしまうと、犬は「どこでもしてもいい」と思い込んでしまいます。それが習慣になってしまうと、トイレトレーニングはかなり難しくなります。
それを避けるためにも、トイレトレーニングは犬を迎えた日から行いましょう。

1-22~3週間以内に覚えさせるのが理想

トイレトレーニングは二週間から三週間以内に済ませるのが理想的です。もちろん、犬の個性や犬種などによっても異なりますが、遅くても一か月以内に覚えさせるようにしましょう。
それ以上トレーニングを続けるのは、犬にとっても飼い主にとっても相当なストレス。
もし一か月経っても覚えられないようであれば、教え方や環境に問題があることも考えられます。その場合には、専門家に相談することをおすすめします。

1-3トイレを覚えさせることは必須

犬を飼っている人の中には、トイレは外で済ませるからトレーニングは不要と考える人も少なくありません。
しかし、外で済ませる場合でもトイレトレーニングは必須。というのも、外で行うときにも、家にいる間は我慢するというトレーニングを行う必要があります。このトレーニングも難しいもので、それが覚えられない場合には、家の中のどこでも構わないと思い込んでしまうことがあります。

02しつけ前の事前知識

トイレトレーニングは、飼い主がしつけの前の基礎的な知識を知っておくことも重要です。

2-1トイレの場所は教えないと分からない

まず飼い主が知っておくべきことは「トイレの場所は教えないと分からない」ということ。どの場所がトイレかというのは、飼い主の都合によって決めること。
そのため、まずは犬のトイレがどこなのかということを飼い主がしっかり認識することが重要になります。

2-2犬はきれい好き

なかなかトイレトレーニングがうまくいかないことも少なくありませんが、実際には犬は非常にきれい好きな生き物です。
そのため、自分の身体や生活環境を清潔に保つため、できるだけ生活の場所から離れた場所でトイレを行おうとする習性を持っています。
つまり、生活スペースとトイレスペースが近いのは犬にとっては非常にストレスが大きいもの。
また、トイレのためのスペースが汚れていると、なかなかその場所には近寄りたくないと感じてしまいます。

2-3トイレを覚えるまで根気強く、目を離さない

犬の性格にもよりますが、トイレのトレーニングは時間がかかるもの。そのため、犬がトイレの場所を覚えるまで、根気強く取り組む必要があります。
その際には、できるだけ目を離さないことも大切。というのも、目を離したすきに別の場所でトイレをしてしまうと、犬にとってはそこがトイレだと思い込んでしまいます。
また、一度そこでトイレをしてしまうと、その場所ににおいがついてしまいます。そのため、トイレトレーニング中はできるだけ目を離さないように気を付けましょう。

2-4トイレは愛犬が落ち着ける場所に設置する

犬も人間と同様、落ち着ける場所でなければなかなかスムーズに排泄することはできません。
そのため、物音がする場所などは避けたほうがよいでしょう。

03トイレのしつけに必要なもの

トイレのトレーニングには、トイレシーツやエコシーツ、トイレマットなどが必要です。
また、サークルやケージなども用意しておくとよいでしょう。
すでに説明したように、トイレを覚えるまでは犬からはなかなか目を離すことができません。もし目を離す場合には、サークルやケージに入れておくと安心です。

04犬のトイレのしつけ方

それでは、犬のトイレトレーニングは具体的にはどのように行えばよいのでしょうか。

4-1具体的なしつけ方を紹介

トイレトレーニングで役立つのがサークルとトイレシートです。
まずトイレシートをサークルの中に敷き詰めて、どちらかの端に水とフードの入った器を用意します。
すると、犬は水とフードのある場所とはできるだけ離れた場所で排泄を行います。次第にその排泄の場所を小さくしていくと、やがて犬はトイレの場所を覚えて、そこでトイレをすることができるようになります。

4-2犬のトイレサインを察知する

トイレトレーニングで重要になるのが、犬のトイレサインを見逃さないということです。
たとえばそわそわする、その場をぐるぐる回る、床の匂いを嗅ぐなどが犬のトイレサイン。このトイレサインを見つけたら、おやつなどを使ってトイレの場所に誘導します。

4-3できたらご褒美をあげる

もし上手にトイレができたときには、ご褒美を上げたり、褒めてあげたりを忘れないようにしましょう。
そうすると、犬はトイレに行くといいことがあるということを自然と記憶し、やがて自分でトイレの場所に移動することができるようになります。

05トイレトレーニングを失敗する理由

このようにトイレトレーニングを上手く進める方法がありますが、実際にはそれでもトイレトレーニングに失敗することもあります。では、トイレトレーニングがうまくいかないことにはどんな理由があるのでしょうか。

5-1トイレの場所を違うところで覚えてる・覚えていない

トイレトレーニングの失敗には、「そもそもトイレの場所を違うところで覚えている」「トイレの場所を覚えていない」といったことが挙げられます。
犬は匂い、足の裏の間隔でトイレを認識しているもの。そのため、覚えかけていた時に環境などが変わってしまうと、トレーニングを一からやり直す必要があります。
また、ありがちな失敗が、カーペットなどが近くにある場合。犬にとってはカーペットとトイレシーツの感触は区別しにくいもの。そのため、ここがトイレだということがはっきり分からないまま排泄を行い、それが癖になってしまっているというケースも考えらえます。

5-2トイレスペースがきれいではない

犬は非常にきれい好きな生き物です。そのため、トイレのスペースが清潔ではない場合や、エサや水の置いてある場所と近い場合には、その場所で排泄することを嫌がります。
トイレだからと簡単に考えず、きちんと掃除をすることも必要です。
また、足を上げてトイレをする犬の場合には、スペースが狭すぎるとやりにくいことも考えられます。その場合にはトイレシーツを並べるなどして、犬がトイレをしやすい状態を作ってあげましょう。

5-3トイレのスペース内で怒られたことがある

もしトイレの失敗をした場合、怒ってしまうこともありますが、トイレで怒ることはトレーニングを行う上では逆効果です。
トイレトレーニングで怒られると、犬は「トイレの場所を間違えたから怒られた」ではなく「排泄したことを怒られた」と考えることがあります。
その場合、排泄を我慢するようになってしまうため、トイレトレーニングが難しくなってしまいます。
また、トイレを失敗する場合には、緊張や泌尿器系のトラブルに原因があることも考えられます。

06まとめ

トイレトレーニングは犬にとっても飼い主にとっても非常に重要。トレーニングをすることで犬と飼い主の絆を強める効果もあります。そのため、根気強く、愛情を注ぎながらトレーニングを行うことが必要です。

この講座は!プロの監修を受けています!

講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
藤綱麻沙美 先生
ドッグセラピスト
1980年生まれ。部品メーカーを経てドッグセラピー業界へ。
日本療育犬研究会でのセラピー活動後、現在は精神科病院での専属ドッグセラピストとして活動中。
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