日曜大工やハンドメイドとの違いは?DIYの基本的な知識と魅力とは
DIYという言葉を耳にしたことはあるけど、何の略か解らない、意味がよく分からないという方も多いかもしれません。ハンドメイドや日曜大工と何が違うのか、DIYの歴史やDIYでできることなどをご紹介します。
- 目次
- 1. DIYとは
- 1-1. DIYの正式名称とその意味
- 1-2. DIYの魅力やメリット
- 1-3. 日曜大工とDIYの違い
- 2. DIYの歴史
- 2-1. 戦後イギリスで起きた復興のための国民運動が起源
- 2-2. アメリカで「復興」から「余暇のひとつとして楽しむ」へ進化
- 2-3. 1970年代初頭に日本へ上陸
- 2-4. ホームセンターの誕生
- 2-5. DIYブームの背景
- 2-6. 最近はDIY女子が注目されている
- 3. DIYでできることの例
- 3-1. 小物や雑貨を作りたい
- 3-2. 部屋の不便な部分を改善したい
- 3-3. 収納スペースを増やしたい
- 3-4. 部屋の模様替えをしたい
- 3-5. アクセサリーを手作りしたい
- 4. まとめ
01DIYとは
1-1DIYの正式名称とその意味
DIYとは「Do It Yourself」の略語です。直訳すると「あなた自身でやりなさい」ということになるDIYは、欲しいものがあれば自分で作るという考え方や、その作業自体の古都を指しています。
1-2DIYの魅力やメリット
DIYの大きなメリットとしては、「コストパフォーマンス」が挙げられます。たとえばテーブルなど、しっかりしたものを買おうとすると、結構なお値段がするもの。しかしDIYの場合、好きな木材などを買ったり調達したりするだけで、お金を節約しながら欲しいものを手に入れることができます。
さらにガーデニングなどでは、ウッドデッキやフェンスなど、欲しいものやサイズにぴったりのものを探すのはなかなか難しいものです。ちょっと大きすぎたり、逆に小さかったり、あるいはサイズはぴったりでも素材が気に入らなかったりということもあります。もちろん大工さんなどに頼めば作ってもらえますが、昔ならともかく普段からお付き合いしている大工さんがいる家もそれほど多くはありません。そういう場合、自分で作業を行うことで、自分の好みや必要な大きさなど、思いのままのものを手に入れることができます。さらにDIYの場合、作る過程も楽しみのひとつ。もちろん最初から上手にできるわけではなく、市販品のほうが見栄えもいいかもしれませんが、失敗すること自体もDIYの楽しみです。特にホームセンターなどに出かけて素材や道具を見ながら、あんなものを作ってみたいと考える時間はDIYならではの楽しみです。
・ハンドメイドとDIYの違い
最近よく聞く「ハンドメイド」ですがDIYとの違いはどのような部分にあるのでしょうか。
ハンドメイドとDIYはよく似ている部分もありますが、厳密に言うと少し違いがあります。ハンドメイドが指しているのは、言葉の通り「手作り」のもの。たとえばアクセサリーや雑貨など、手作りの作品を指していますが、ハンドメイドでは、それを販売することで生計を立てるプロの作品も含まれています。
一方、DIYの場合も手づくりという点では同じことですが、DIYはあくまでも趣味で作られるもの。つまり、簡単にいえばハンドメイドはプロも含んだ手作業全般、DIYは趣味としての手作業作品を指すということになります。
1-3日曜大工とDIYの違い
それでは「日曜大工」の場合はどうでしょうか。DIYと日曜大工はかなり似たものに思えますが、ここにもちょっとした違いがあります。日曜大工の場合、大工というように木工作業が中心。そのため、週末に趣味で木工を行うことが「日曜大工」と呼ばれるものです。DIYでも、木材は扱いますが、そのほかの雑貨やインテリアを制作することもあります。つまり、日曜大工は木工作業を趣味で行うこと、DIYは木工作業を含めた手作り作業ということになります。
02DIYの歴史
2-1戦後イギリスで起きた復興のための国民運動が起源
DIYの発祥の地はイギリス。その歴史は第二次大戦後までさかのぼることができます。当時のイギリスでは、戦争の被害が大きく、あらゆるものが不足した状態。そこで、「自分たちの街を自分たちで復興させよう」という運動がおこります。その「スローガンがDo It Yourself」。つまり、自分たちの手で戦争の被害を受けた街を復興させるという運動がDIYのルーツとなっているのです。
2-2アメリカで「復興」から「余暇のひとつとして楽しむ」へ進化
その運動はやがてアメリカに広がります。アメリカではDIYを復興ではなく、レジャーとしてとらえ、自分たちの手で好きなものを作る、余暇のひとつとして発展していきました。
2-31970年代初頭に日本へ上陸
DIYが日本に上陸するのは、1970年代に入ってからのこと。日本のDIYの発祥の地は島根県と言われています。当時、島根には交通量の多い大きな道のそばにDIYのための店舗がオープン、車や自転車でのアクセスが非常に便利だったことから、このお店は大人気となりました。
2-4ホームセンターの誕生
その後、ロードサイド型の店舗は現在の「ホームセンター」の形に進化していきます。ちなみに日本でホームセンターがオープンしたのは1972年のこと。埼玉県で日本で初めてのホームセンターが誕生します。ただし、日本ではDIYはなかなか根付くことはありませんでした。当時はそれぞれの家に付き合いのある大工さんがいたことや、そもそも土曜日も午前中は仕事と、週末の余暇が少ないことが原因でした。しかし1992年に国家公務員の週休二日制が導入、それが一般の企業にも広がり、やがて週末の余暇を楽しむという習慣が生まれました。さらに多様なライフスタイルやインテリアなどが定着、DIYは大きな人気を集めるようになりました。それに従ってホームセンターも拡大、2016年の売り上げは約4兆円と、超巨大市場に成長しています。ちなみに、最近では30~60代の女性客が中心。元々はDIYは男性の趣味ととらえられていましたが、
2-5DIYブームの背景
DIYがブームとなっている背景には、消費者のライフスタイルの変化も重要な役割を果たしています。昭和の高度経済成長期に代表される大量生産・大量消費の時代には、物は丈夫で安いことが重要でした。デザインは二の次となり、似たような形の製品ばかりが発売されていました。しかし、現代は多様性の時代。自分らしさにこだわる消費スタイルが中心となっています。自分の生活にぴったりの自分だけの作品が作れるDIYは、時代に即した趣味と考えることができます。
2-6最近はDIY女子が注目されている
最近のDIYブームの中心となっている30~60代の女性客が中心。元々はDIYは男性の趣味ととらえられていましたが、机や椅子といった大きな家具だけでなく、ガーデニングやインテリア、雑貨など、DIYの対象が拡大したこと、さらにDIY関連のメーカーが新たな市場として女性に注目、新規客層の掘り起こしを行ったことで、DIYは女性に浸透、最近では雑誌や胃サイトなどもDIYを趣味とする女性に注目し「DIY女子」という言葉も生まれています。
03DIYでできることの例
3-1小物や雑貨を作りたい
女性向けのDIYでおすすめなのが小物や雑貨。DIYといえば大きな道具や力仕事などをイメージしがちですが、小物や雑貨なら未体験の女性でも簡単です
3-2部屋の不便な部分を改善したい
毎日生活していると、どうしてもお部屋の部分が見えてきます。もう少しこうなっていたら、DIYはそんな望みも満たしてくれます。
3-3収納スペースを増やしたい
都会暮らしの大きなお悩みが収納スペース。DIYでは、収納スペースを作ることで、お部屋をすっきりと使うことができます。
3-4部屋の模様替えをしたい
お部屋の模様替えをしたいときにもDIYは便利。大がかりな改築などを行わず、お部屋のイメージを一変できます。
3-5アクセサリーを手作りしたい
そのほかにも、自分好みのアクセサリーを作りたい、ファッションアイテムを揃えたいというときにもDIYは便利です。
04まとめ
この講座は!プロの監修を受けています!
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