キャンドルの消し方について
リラックスタイムにあるとうれしいのがキャンドルですが、実は正しい火の消し方があるのをご存じでしょうか。キャンドルは正しく消さなければ、トラブルの原因になってしまうこともあります。今回は意外と見落としがちな正しいキャンドルの消し方についてご紹介します。
- 目次
01キャンドルの消し方
1-1芯をスヌーファー、ピンセット等で軽くつまんで溶けたロウにひたす
キャンドルを消すときには「スヌーファー」という特別な道具を用いるのがベストです。スヌーファーはロウソクの火を消すときの専用の道具で、棒の先に火にかぶせるカバーのようなものがついています。このカバーの部分を炎の上にかぶせることで、安全に炎を消すことができます。
もしスヌーファーがないという場合には、ピンセットで代用することも可能。ピンセットでキャンドルの芯をつまみ、溶けたロウにひたすことで消化することができます。ピンセットもない場合には割りばしなどで代用できます。
なお、スヌーファーの中には、ピンセットとしても使えるタイプのものもあるため、キャンドルを本格的な趣味にしたいという場合にはひとつ揃えておくと非常に便利です。
1-2火を消した後は芯を真っ直ぐ起こしておく
きちんと火が消えたことを確認したら、次に芯を再び起こしてまっすぐに整えておくとよいでしょう。この作業をしておかなければ、芯が倒れたままロウの中で固まってしまい、次に点火しようとするときなかなか火をつけることができません。
また、この状態で火をつけたとしても、炎が傾いてしまうため、キャンドルの片方だけが減っていき、やがてバランスが崩れて倒れてしまうことも考えられます。
そのため、少し手間をかけて芯をまっすぐに起こしておくことをおすすめします。
芯が起きていれば多少ロウがついていても、スムーズに点火することが可能です。
02キャンドルを消すときの注意点
しかし、実はこれは大きな間違い。火を吹き消すと芯がロウに触れて焦げ臭いにおいが出てしまうだけでなく、黒煙も立ってしまいます。すると部屋が臭くなる、天井や壁にすすがつくほか、次に火をつけるときなかなか点火しなくなってしまいます。
さらにアロマキャンドルの場合、息を吹きかけて火を消すと、次に点火したときにアロマの香りと焦げ臭いにおいが混ざってしまい、せっかくのアロマの香りが台無しになってしまうこともあります。
さらに、息を吹きかけて火を消すと、溶けたロウが飛び散って床や家具が汚れてしまうほか、最悪の場合は皮膚について火傷の原因となってしまうことがあります。
そのため、キャンドルを消すときには息を吹きかけるのは止めたほうがよいといえるでしょう。
なお、キャンドルを消すときには息を吹きかけるのではなく、手で仰いで火を消す人もいますが、これではなかなか火を消せないだけでなく、手にキャンドルが当たって転倒してしまう可能性もあるため、こちらもおすすめできません。
03キャンドルを消したあとのお手入れ
それを防ぐためには、キャンドルを消したあとのお手入れも重要になります。
3-1溶けたロウを取り出す
キャンドルの火を消したあとは、まず溶けたロウは捨てることが重要です。もし溶けたロウをそのままにしておくと、芯が立ち消えをすることがあります。それだけでなく、一度溶けたロウに何度も火を通しているとロウが劣化して嫌な臭いの原因にもなります。
そのため、溶けたロウはできるだけこまめに取り除きましょう。
もしいったんロウが固まってしまった場合、容器にお湯を注ぐとロウが溶けて水面に浮かぶので、お湯が冷めてロウが固まったら取り出すという方法もあります。
この方法はロウがこびりついたときにも効果的です。もしロウが飛び散ってしまった場合などには参考にするとよいでしょう。
3-2周りにできたロウの壁を切り取る
キャンドルを使っていると、どうしても芯に近い中央の部分のロウだけが溶けてくぼみが生まれることがあります。くぼみが深くなった場合、点火しにくくなったり立ち消えしてしまったりといったことがあります。
それを防ぐため、もしくぼみが深くなった場合には周囲で出来たロウの壁を切り取りましょう。すると再びキャンドルが平均的に燃焼するため、長い期間キャンドルを楽しむことができます。
3-3ホコリがついていたら少し湿った布で拭き取る
キャンドルは外に出しっぱなしにしておくことが多いものですが、そのときに注意したいのがホコリです。キャンドルにホコリがついていると、見た目が良くないだけでなく、燃焼するときにホコリにも火がついてしまうため、焦げ臭いにおいの原因になったり、身体に有害な物質が発生したりすることもあります。
それを防ぐため、数日に一度はキャンドルを拭いてあげましょう。その際、少し湿らせた布を使うと効果がアップします。
3-4芯が長すぎる場合は少しカットする
しばらくキャンドルを使っていると、芯が露出して長くなることがあります。そうなると炎が大きくなりすぎて美しく見えないだけでなく、安全上の問題も心配しなければいけません。また、キャンドルをしばらく使っていると黒煙が出ることもありますが、これは長すぎる芯が原因です。もし芯が長すぎたり、炎が大きすぎると感じた場合には、芯の先を少しカットするとよいでしょう。
目安としては五ミリほどで十分。そうするとキャンドルは再びほどよい大きさの炎に戻ります。
04保存方法
4-1冷暗場所がおすすめ
キャンドルの保存の基本は冷暗場所がおすすめです。キャンドルは温度の変化に敏感で、温度の上下が激しい場所に置いておくとひび割れを起こすこともあります。特に子どもやペットのいる家庭では、できるだけ手の届かない扉のついた場所などがおすすめです。また、キャンドルのワックスには油分が含まれているため、汚れなどを防ぐためにもホルダーやプレートなどを利用するとよいでしょう。もし棚板などに直接置いてしまうと、油分によってキャンドルがくっついてしまい、外れなくなってしまうこともあります。
4-2直射日光が当たる場所は溶けやすく劣化しやすい
キャンドルを保存する場合には、直射日光は避けたほうがよいでしょう。日光に含まれる紫外線はキャンドルを劣化させる原因になります。
また、キャンドルの素材によっては融点が低いものもあります。特に夏場や、光が集中しやすい環境ではキャンドルが柔らかくなってしまうこともあります。
そうなるとさらにホコリなどがつきやすくなり、劣化の速度が速くなってしまいます。
4-3風当りのいい場所は香りが飛びやすい
もしアロマキャンドルなどを保存する場合には、エアコンの下や窓際など、風当たりのいい場所は避けたほうがよいでしょう。あまり風が当たる場所に置いておくと、せっかくのアロマの香りが飛んでしまうこともあります。
05まとめ
この講座は!プロの監修を受けています!
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