キャンドルの表面をツルツルにしあげる方法
手作りでキャンドルを作ったとき、なんだか触り心地が悪いと感じることはありませんか?せっかく作ったキャンドルも、表面がざらざらしているとがっかりしてしまいます。ではどうすればキャンドルの表面をツルツルに仕上げることができるのでしょうか。今回はキャンドルの表面をツルツルにしあげる方法をご紹介します。
- 目次
- 1. キャンドルの表面をツルツルするにとは
- 1-1. ロウの温度などによって表面のさわり心地が変わる
- 2. ツルツルキャンドルの特徴
- 2-1. ツルツルだとさわり心地がいい
- 2-2. キャンドルの透明度が上がる
- 2-3. 容器からとりだしやすい
- 3. キャンドル表面が凸凹になる原因
- 3-1. 流し込むロウの温度が低い
- 3-2. 流し込むロウとモールド自体の温度差
- 4. ツルツルキャンドルの作り方
- 4-1. アクリルなどの耐熱容器を用意
- 4-2. 容器を温めて置く
- 4-3. ロウの温度は80℃~90℃で流す
- 5. ツルツルにする時の注意点
- 5-1. 温度の上がりすぎに注意
- 5-2. 香りがあるものは飛んだり劣化する可能性がある
- 6. まとめ
01キャンドルの表面をツルツルするにとは
1-1ロウの温度などによって表面のさわり心地が変わる
同じ作り方をしているはずでも、作るたびにキャンドルの表面のさわり心地に違いが生まれる場合、原因は「ロウの温度」にあります。
実はロウは非常に繊細。キャンドル作りを始めた初心者の場合、ロウの温度を測ることは少なく、ロウが適度に溶けたらそこでモールドなどに流し込んでしまいがちですが、このとき温度が少しでも異なると、表面に質感の違いが生まれます。
つまり、キャンドルの表面を触り心地がよく、ツルツルした状態にするためには、キャンドルを作るときのロウの温度が重要になるのです。
02ツルツルキャンドルの特徴
2-1ツルツルだとさわり心地がいい
表面がツルツルしたキャンドルは、持っているだけで気分がよくなるもの。反対に表面がでこぼこの場合、いくら色がきれいに発色していてもちょっと残念な気持ちになってしまいます。
2-2キャンドルの透明度が上がる
ツルツルのキャンドルは非常に美しいものですが、これはロウの透明度がアップするから。同じ色でも透明であればクリアに美しく見えますが、透明ではなくくすんだ色あいの場合、どうしても見た目が悪くなってしまいます。
さらに透明度の低いキャンドルには、どうしても細かな気泡や線が入ってしまうこともっく、キャンドルの美しさが損なわれてしまいがちです。
2-3容器からとりだしやすい
表面がツルツルしたキャンドルは実用的な面でも役立ちます。手作りでキャンドルを作るときに、溶けたロウをモールドなどの型に流し込みますが、初心者にとってちょっとしたハードルになるのがこの型からロウソクを外すことです。時にはロウが型に張り付いてしまってせっかくのキャンドルが台無しになってしまうことも少なくありません。
しかし、表面がツルツルしたキャンドルなら容器から取り出すのも簡単。ストレスなく手作りキャンドルを楽しむことができるのです。
03キャンドル表面が凸凹になる原因
3-1流し込むロウの温度が低い
キャンドルの表面をツルツルした状態に仕上げたい場合、ワックスの温度をしっかりと高くしておく必要があります。初心者の場合、ロウが溶けたらそれで十分と思ってすぐにモールドに流し込んでしまいますが、これが表面の凸凹の原因になってしまいます。
もし表面をツルツルした状態にしたいなら、ロウを流し込むときにしっかり温度を上げておきましょう。
3-2流し込むロウとモールド自体の温度差
しかし、しっかりロウを温めたつもりでも、出来上がってみると表面がでこぼこになってしまうことも少なくありません。
そういう場合、どのような原因が考えらえるのでしょうか。
もしロウをきちんと温めているのにでこぼこができてしまった場合、考えられるのはロウとモールドの温度差です。ロウをしっかり温めていても、モールドが冷えた状態なら、ロウを流し込んだ瞬間に急激に温度が低下、その結果としてキャンドルの表面がでこぼこになってしまいます。
これは温度差によるもので、特に冬場に置きやすい現象です。そのため、表面をツルツルにしたい場合には、しっかりとモールドも温めておきましょう。
04ツルツルキャンドルの作り方
4-1アクリルなどの耐熱容器を用意
まず、ロウを流し込むモールドを用意しますが、表面を滑らかにした場合には、アクリルなどの耐熱容器がおすすめです。モールドは取り外しやすいシリコン製のものが人気がありますが、シリコン製のモールドは表面に細かい気泡ができやすいという特徴があります。
また、安物のモールドを使うと表面の仕上がりがきれいに出来上がらないこともあるため、ツルツルのキャンドルを作りたいときには、しっかりとしたモールドを用意するとよいでしょう。
4-2容器を温めて置く
用意したモールドはあらかじめ温めておきましょう。ロウを溶かすときの湯煎のお湯につけておくという方法もありますが、どうしても水滴が混ざってしまうこともあるので、その場合はドライヤーやヒートガンなどを使用するとよいでしょう。
4-3ロウの温度は80℃~90℃で流す
表面をなめらかに仕上げたい場合、ロウは80℃~90℃程度まで温度を上げておきましょう。これよりも温度が低くなると、気泡ができやすくなり、仕上がりに凸凹が発生します。
特にモザイクキャンドルなど、ロウ以外のものを使うときにはできるだけ高めの温度にしておくとよいでしょう。
なお、キャンドルの表面に模様を付けたいときには、温度が高すぎると模様が溶けてしまうこともあるため、70℃前後の温度で様子を見ながら作業を行いましょう。
05ツルツルにする時の注意点
5-1温度の上がりすぎに注意
ロウは種類によっては、温度が高すぎると酸化が始まることがあります。確かに表面をツルツルに仕上げるためには高い温度でロウを扱うことが重要ですが、高ければよいというものでもありません。
また、高温になったロウは非常に危険です。火傷などがないように、作業のときには十分に注意しましょう。
5-2香りがあるものは飛んだり劣化する可能性がある
アロマキャンドルなどでは香料やエッセンシャルオイルなどを用いますが、もし高い温度のロウを注ぐと、香りが揮発して飛んでしまうこともあります。逆にロウの温度が低くなりすぎると混ざらなくなってしまうため、70℃前後の温度で何度か試してみるとよいでしょう。
なお、アロマオイルを使う場合、底に溜まりやすくなるので、オイルを混ぜたら素早く作業を行いましょう。
06まとめ
この講座は!プロの監修を受けています!
-
アロマキャンドルの使い方を解説
-
自宅でできるキャンドルの種類と作り方
-
ボタニカルキャンドルとは?
-
ジェルキャンドルとは
-
キャンドルをプレセントするメリットやポイント
-
キャンドルとろうそくの違いって?意外と知らないキャンドル豆知識
-
キャンドルがもたらす効果と活用方法
-
キャンドルアレンジの種類やコツ
-
アロマキャンドルの効果や活用方法、種類の紹介
-
LEDキャンドルの種類やメリット、アレンジ方法
-
香水キャンドルの作り方
-
キャンドルを最後まで使い切るには
-
キャンドルの表面をツルツルにしあげる方法
-
キャンドルの芯の種類と選び方
-
キャンドルの消し方について
-
キャンドルの種類について
-
キャンドルの捨て方について
-
キャンドルのワックスの種類
-
キャンドルのモールドの代用方法
-
キャンドルアーティストなるには?
-
キャンドルを楽しむための注意点
-
キャンドルの消し方と保存方法
-
キャンドル資格!通信講座で取得できるおすすめ資格5選