どんなものが必要?カリグラフィーに使う道具と使い方について
手書きで美しい文字を描くカリグラフィー。メッセージカードやグリーティングカードなどに便利なカリグラフィーを新しい趣味として始めようと思っている方もいらっしゃるかもしれません。ではカリグラフィーを始めるときにはどのような道具が必要なのでしょうか。今回はカリグラフィーに使う道具と使い方についてご紹介します。
- 目次
01カリグラフィーの道具とは?
1-1カリグラフィー専用の道具を用いる
カリグラフィーで文字を描くときには、専用の道具を用います。カリグラフィー用の道具は様々なメーカーから販売されていて、文具の専門店などで購入することができます。
1-2始める場合は道具が必要
カリグラフィーを始めるとき、まず家庭にある道具で試してみたいと考えている方も少なくないかもしれません。
しかし、残念なことにカリグラフィー用の道具として家庭にあるボールペンなどで代用することはできません。
というのも、カリグラフィーの書体には厳密なルールがあり、書体によって使用するペンも異なります。
そのため、カリグラフィーを始めるときにはまず道具を揃えることが必要になります。
02カリグラフィーの必需品
2-1ペン
カリグラフィーを始める場合、何はなくとも必要なのがペン。カリグラフィーの場合、ペンはペン先と軸に当たるペンホルダーで構成されます。
これはカリグラフィーが書体によってペン先を変える必要があることと関係しています。
つまり、書体によって異なるペン先が必要ですが、ペンの軸はひとつもっていればOKということ。
一般的なカリグラフィー用のペン先は、四角く平らな形をしています。
また、ペンの中にはホルダーとペン先が一体になったタイプや、軸にインクが内臓されているものもあります。
また、書体や表現したいニュアンスによっては筆が用いられることもあります。
一般的な商品の場合、ペン先は約500円程度、ペン軸は安いものでは300円程度です。
なお、特殊なペンの場合でも、3000円程度の商品が一般的です。
2-2インク
カリグラフィーを始めるときには、ペンとともにインクも必要です。
実はインクには様々な色や種類があり、それぞれ特徴も異なります。また、装飾の模様を描く場合もあり、その場合にも異なる色のインクが使われます。
インクは色や特性、容量などによって価格が変わりますが、安いものなら約300円前後で手に入ります。
2-3紙
カリグラフィーに使用する場合、無地のコピー用紙などを利用するという方法もありますが、最初は罫線の引いてある練習用紙や、マス目が書いてある方眼紙などがおすすめです。
最初から線が引いてあるものは手間なく練習できますが、無地の紙に自分で線を引いて練習に使うという方法もあります。
グリーティング用の用紙はやや高価になりますが、練習用の紙であれば約200円から300円程度で入手できます。
03道具を選ぶときのポイント
3-1ペン
先ほどもご紹介したように、カリグラフィーは書体によって必要なペン先が異なります。これは書体によって必要な文字の幅が変わるから。
そのため、最初の一本に何を選べばいいのか分からなくなってしまうことも。
そんなときにおすすめなのが、ペンとホルダーが一体型になったタイプです。
ペンホルダー一体型はインクカートリッジを使用できるため、最初のペンとしておすすめ。ペン幅もいくつかのバリエーションがあるため、ある程度の書体ならこれだけでカバーできます。
さらにペン先を洗浄すれば一本のペンで複数の色を使えるというメリットも。
価格もリーズナブルなので、何を選んでいいのか迷ってしまったときにおすすめです。
3-2インク
もしペン先とペンホルダーがバラバラになっているタイプのものを選んだ場合、インクを揃えることも必要です。
インクを選ぶときに重要なのが書きやすさと乾きやすさ。インクの粘りが強いものは初心者にも書きにくいため、できればにじみにくく、乾きやすいものを選びましょう。
3-3紙
紙には厚さや紙の質によって様々なタイプがあります。これは使用するペンや筆圧などとも関係するため、まずは使ってみて使い心地を確かめてみるのがよいでしょう。
リーズナブルなものでもある程度の種類があるため、いくつかの紙を購入して、実際に使用して自分の好みのものを選びましょう。
04あると使える道具
4-1絵の具
カリグラフィーは通常はインクで描かれるものですが、濃い目の色やインクにない色を使いたいという場合、絵の具を使用することもあります。インクには水彩やアクリルなどのタイプがあり、発色なども異なります。
また、真っ黒な色が欲しいときには、墨が使われることもあります。
4-2傾斜台
カリグラフィーの作業を行うときには机よりも便利なのが角度の付いた傾斜台。傾斜台は肩や手首などへの負担を減らし、作業効率がアップします。
4-3練習用紙
カリグラフィーは独学でも楽しめるものですが、その場合は練習用紙も必要になります。練習用紙があれば書体の特徴がしっかり理解できるようになります。
4-4定規
カリグラフィーは文字などの傾きや高さなどがきっちりと決まっているもの。そのため、定規があると非常に便利です。角度も重要な要素となるため、分度器も揃えて置きましょう。
05まとめ
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