オリジナルアクセサリー作りがもっと楽しく!ビーズステッチの基本
糸と針でビーズをつなげていくビーズステッチは初心者にも人気です。ビーズステッチを使えば初心者でもゴージャスなアクセサリーを手作りすることも夢ではありません。今回はビーズステッチの基本についてご紹介します。
- 目次
01ビーズステッチとは?
ステッチは「編み目」という意味ですが、ビーズを編んで作るものというイメージです。ビーズステッチはステッチの種類によって作ることができる形が非常に豊富。立体的なものやシート状のものなど、様々な作品を作ることができます。
さらにステッチを組み合わせることで作ることができる可能性は無限大。また、ビーズの種類やカラーを組み合わせることでもよりオリジナリティのあるアクセサリーを作ることができます。
また、針と糸を使用するビーズステッチはビーズに糸を通しやすいため、手先に自信がない人や、目が見えにくい人でもスムーズに作業を進めることができます。
そのほかにも、パーツや工具を使わなくてもいい、初心者でも作品を完成させやすいなど様々なメリットがあります。
02ビーズステッチに使用する材料・道具
2-1ビーズ
ビーズアクセサリー作りを始めるときに欠かせないのがビーズです。ビーズには様々な種類がありますが、ビーズステッチの場合におすすめなのが「デリカビーズ」。
デリカビーズとは、株式会社MIYUKIが開発したビーズのブランドで、大きな穴を持っているのが特徴。そのため、簡単にビーズに糸を通すことができます。また、ガラスの部分も非常に薄いため、たくさんビーズを使った作品でも重くなることがありません。
デリカビーズ最大の特徴は、形が均一に作られているということ。ビーズステッチのようにビーズを編み上げて作るアクセサリーの場合、少しのゆがみによって作品のイメージが変わってしまったり、模様がずれてしまったりということもありますが、デリカビーズはすべてのパーツが均一に作られているため、編み上げたときに隙間なく並べることができるため、きれいな平面に仕上げることができます。
なお、デリカビーズ以外にもビーズステッチ専用のビーズも販売されているため、価格や手触りなど、自分の気に言ったものを選ぶのがよいでしょう。
2-2糸
ビーズステッチは針と糸を使ってビーズを通していきます。糸を選ぶときにおすすめしたいのがナイロン製のもの。ナイロン製のものはしなやかで柔らかく、ほつれにくいのが特徴。思い通りにビーズに糸を通すことができるため、スムーズに作業を進めることができます。また、糸がほつれてしまうとその部分から強度が下がり、糸が切れてビーズがばらばらになってしまうこともありますが、ナイロン製の糸ならその心配もありません。
なお、ビーズステッチには専用の糸も販売されています。専用糸もビーズを通しやすく、ほつれにくいなどのメリットがあるため、初心者はスムーズに作業を進めるためにも専用のものを使用するのがおすすめです。
糸には様々な色がありますが、ビーズの色と似た色の糸を使うと糸端が目立たずきれいに仕上げることができます。
2-3針
ビーズステッチには、専用の針が販売されています。ビーズステッチの針は通常の針よりも細く、小さなビーズにも簡単に糸を通すことができます。そのため、初心者やビーズステッチに慣れていないという人ほど専用の針を使うことをおすすめします。
もちろん、ビーズステッチの専用針ではなく、縫い針や刺繍針を代用することも可能です。
ただし、縫い針や刺繍針の場合、小さなビーズを使った場合、穴を通せないことがあります。そのため、縫い針や刺繍針で代用できるのは、大きなビーズを使った作品に限られます。
なお、ビーズステッチ専用針は小さなビーズを通せる反面、細いため折れやすいという弱点があります。
そのため、数本セットになったものを余裕を持って用意しておくのがよいでしょう。
03ビーズステッチの編み方
3-1ペヨーテステッチ
「ペヨーテステッチ」は、もっとも基本的なステッチのひとつです。ペヨーテステッチは規則的にビーズを並べたステッチで、レンガを並べたようにぴったりとビーズが並びます。
3-2ブリックステッチ(シェイプドステッチ)
「ブリックステッチ」は規則的にビーズを並べたステッチの方法です。一見「ペヨーテステッチ」と区別がつきませんが、ビーズの方向が異なります。ペヨーテステッチはビーズが横に、ブリックステッチはビーズが積みあがった形になります。なおブリックステッチは「シェイプドステッチ」と呼ばれることもあります。
3-3ヘリンボーンステッチ
「ヘリンボーンステッチ」はビーズがV字に並ぶ特徴的なステッチです。「ヘリンボーン」とは、「ニシンの骨」を意味する言葉で、ステッチの形が開いた魚の身についた骨のように見えることから名づけられたといわれています。
ヘリンボーンステッチを行うときには、糸の閉めすぎや緩めすぎに注意する必要があります。糸を閉めすぎるとビーズの間の隙間がなくなって固くなり、ビーズステッチならではの魅力が薄れてしまいますが、逆に緩めすぎるとビーズの隙間が大きくなり、緩すぎる雰囲気になってしまいます。
このヘリンボーンステッチは作品作りの幅を大きく広げてくれるため、ぜひ身につけておきたいステッチです。
3-4スパイラルロープ
「スパイラルロープ」は、ビーズがらせん状につながるステッチです。ロープのように細長い形になるため、アクセサリー作りには非常に便利なステッチです。
スパイラルロープを行うときには、芯を作り、周囲に模様になるビーズを巻き付けて編んでいきます。そのため、ビーズの種類や色、大きさなどによって雰囲気が全く異なるのが特徴。軽くてシンプルなアクセサリーも、ゴージャスなアンティークアクセサリーもスパイラルロープを組み合わせることで手作りすることができます。
3-5スクエアステッチ
「スクエアステッチ」とは、ビーズがきっちりとタテとヨコに並んでいくステッチです。ひとつのビーズに複数回糸が通るため、固くしっかりした仕上がりになるのが特徴です。四角くシート状に作ることができることから、絵を描く間隔でデザインを作ることができるだけでなく、目の増減もできるため、自分の作りたいデザインが楽しめます。
3-6ネッティング
「ネッティング」とは、ビーズステッチの種類の中では古典的なものに分類されるステッチです。ネッティングはビーズでネットの形を作るように編み上げていきます。目が詰まっていないため、作品に柔らかい印象と軽さを加えることができます。また、ネット状に仕上げるので、大きな作品を使っても重くならず、身につけやすいのも特徴のひとつです。
04まとめ
この講座は!プロの監修を受けています!
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オリジナルアクセサリー作りがもっと楽しく!ビーズステッチの基本
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