宿曜占星術の基本!宿曜の7つのグループ(分類)について
宿曜占星術の基本となるのが「宿」。宿はそれぞれの性質や特徴によって、大きく七つのグループに分けることができます。これら七つの分類を知ることは、宿曜占星術の結果を占うために非常に重要。今回は宿曜占星術の七つのグループについてご紹介します。
- 目次
01宿曜占星術の宿とは?
「宿」は月のサイクルに基づいて決められるものです。「宿」を知るために必要になるのが生年月日。生年月日に基づいて、「宿」は二十七または二十八に分けられます。
つまり、「宿」は西洋占星術でいう「星座」のようなものだと考えればよいでしょう。ただし星座の場合には十二しかありませんが、「宿」は二十七または二十八あり、それが宿曜占星術の的中率の高さの理由ともなっています。
このように「宿」はその人の特徴や性質を表すために重要なものですが、方位や性質によっても大きくグループ分けされることがあります。
02宿曜占星術の7つのグループ
2-1安住宿
「安住宿」に分類されるのは「畢宿」、「翼宿」、「斗宿」、「壁宿」の四つの宿です。
「安住宿」は名前が示すように、あらゆる面で恵まれた宿。安心して人生を送ることができます。
社会的な成功をつかみ名声を得る可能性も高く、努力すればするほど大きな成果を達成することができます。性格的にも落ち着きがあり、周囲から信頼される場面も多いはず。
このように「安住宿」は人生を通して成功が約束されている運勢の元にありますが、ひとつだけ注意しなければならないのは、突然のトラブルや急激な変化に対応できないというところ。
物事が予定通りに進んでいる間は順調ですが、予想しない変化が起きるともろくなってしまうことがあります。
どのようなことが起きてもいいように、日ごろから心構えをするのがよいでしょう。
2-2和善宿
「和善宿」に分類されるのは「觜宿」、「角宿」、「房宿」、「奎宿」の四つの宿です。
「和善宿」の最大の特徴はコミュニケーション能力。自分の考えていることをきちんと伝えられるだけでなく、相手の気持ちを盛り上げたり楽しませたりできる能力が備わっています。
また、人のことを考えられる優しい性格で、周囲からも愛されて周りには常に人が集まってくるでしょう。
もしピンチに陥ったとしても、周囲の人の助けによって危機を脱出し、成功をつかむことができます。頭の回転も速く、器用な面もあるのでどのような分野の仕事をしても大きな成果を達成できるでしょう。
「和善宿」の人は他人のサポートによってさらに大きく成長できる特徴があります。常に周囲のことを考えて感謝することがより大きな成功につながります。
2-3悪害宿
「悪害宿」に分類されるのは「参宿」、「柳宿」、「心宿」、「尾宿」の四つです。
「悪害宿」という名前だけを見れば非常に悪い運勢を持っていたり、周囲に害を与えたりというイメージですが、実際には人の考えないことを考え、他人とは違う道を歩むということを意味しています。
「悪害宿」の人はクセが強く、考えていることと実際の行動が異なるということも多いため周囲に誤解を与えることもありますが、決して根っからの悪人というわけではありません。どちらかといえば、物事を深く考えたり、繊細にとらえすぎたりすることで結果的に「変わった人」と思われてしまうことが多いもの。
人と違う分野や、新しい発想によって大成功することも少なくありません。ただし、人をだまそう、人を利用しようなどと考えると結果的に大きなマイナスになってしまうため注意しましょう。
2-4急速宿
「急速宿」に分類されるのは「鬼宿」、「軫宿」、「婁宿」、「胃宿」の四つの宿です。
「急速宿」の特徴は行動力と、なにがあっても柔軟に対応できるという適用力の高さです。どのような突然のトラブルでも本質を見抜いて対応することで周囲からの信頼と尊敬を集める存在。
対人関係も上手に対応できるため、知人や友人にも事欠くことはありません。
新しいものに対する感覚も敏感で、変化の大きな現代を生きるためには最適の能力を持っているということができます。
ただし、親切すぎるあまり頼まれたことを断れないのが欠点。さらにどんなことでも器用にこなせるため、結果的に器用貧乏になってしまうこともあります。
「急速宿」の人は、まず自分の信念や目標をしっかり定めることが必要になります。
2-5猛悪宿
「猛悪宿」に分類されるのは「星宿」、「張宿」、「箕宿」、「室宿」の四つの宿です。
「猛悪宿」も「悪害宿」と同じように悪いイメージの名前が付けられていますが、こちらも悪人だというわけではありません。
「猛悪宿」ははっきりした自分の考えを持っていて、我が道を突き進んでいくという性質の持ち主。困難に打ち勝つ力強さも備えているため、目標を定めれば迷うことなく成功に近づくことができます。
ただし、自分本位になってしまいがちで、他人の意見をなかなか聞こうとしないという欠点があります。また、自分のパワーが強すぎるため、他人のことを考えることができません。他の人の意見を聞いてその考えを尊重できればさらに大きな運勢に恵まれるでしょう。
2-6軽燥宿
「軽燥宿」に分類されるのは「井宿」、「亢宿」、「女宿」、「虚宿」、「危宿」です。
「軽燥宿」の人は努力型。勝負をするよりも、日ごろから努力を積み重ねることで地道に成長していくタイプです。
努力を続けられるだけの真面目さも備わっているため、堅実な人生を送ることができるでしょう。
ただし、短気で思いつきに左右されてしまう一面もあります。ついついカッとなって対人関係のトラブルを引き寄せてしまうため、自分の感情のコントロールには要注意。また不用意な行動を取ることもあるため、ケガなどのトラブルにも注意しましょう。
2-7剛柔宿
「剛柔宿」に分類されるのは「昴宿」、「底宿」です。
「剛柔宿」は剛と柔という二つの感じで表されるように、二つの異なる要素を持っています。
また、見た目と性格が大きく異なるといったタイプでもあります。
二面性があるため本質がつかみづらく、周囲の人が混乱してしまうこともありますが、そのギャップが魅力として働くことも。
「剛柔宿」の人はセンスが高く、感性に優れているため、芸術や専門的な技術が必要な分野で働くと成功する可能性がアップします。
03宿曜占星術の方位による分類
方位の基本となるのは、宿曜占星術で利用される占星盤で定められている東西南北。
それぞれの宿は方位を主語するためのものと考えられ、そのシンボルとして「四神」が配置されています。
東の方位を示すのが「青龍」。「角宿」から「箕宿」までが含まれます。
西の方位を示すのが「白虎」。「奎宿」から「参宿」までが含まれます。
南の方位の示すのが「朱雀」。「井宿」から「軫宿」までが含まれます。
北の方位を示すのが「玄武」。「斗宿」から「壁宿」までが含まれます。
04まとめ
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