育児ストレスの原因と解消方法 | 通信教育講座・資格の諒設計アーキテクトラーニング

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育児ストレスの原因と解消方法

子育てはどうしてもストレスが溜まるもの。しかも育児ストレスはどうしても自分ひとりで悩んでしまいがちです。それでは育児ストレスはどのように解消すればよいのでしょうか。今回は育児ストレスの原因と解消方法をご紹介します。

どうしても溜まるイライラ!育児ストレスの原因と解消方法

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目次

01育児ストレスとは?

「育児ストレス」とは、育児環境におけるストレスのことを指しています。
育児ストレスは、育児に伴って生まれるストレスで、多くのママが経験しているもの。この育児ストレスは孤独感や不安、イライラを感じやすくなるのが特徴で、結果として夫婦関係が悪化したり、精神的なトラブルが生まれたり、最悪の場合、虐待の原因となってしまうこともあります。

02育児ストレスのイライラ例

育児ストレスのイライラには様々なものがあります。

2-1子どもに対しての例

新生児の場合、子育ての大きな悩みが「赤ちゃんが泣き止まない」ということ。赤ちゃんにとって、泣くことはコミュニケーションの手段のひとつで、空腹などを感じたとき、泣くことでそれを伝えようとします。しかし、単に不安であるといった場合にも泣くことがあり、なかにはどうしても泣き止まないといったケースもあるため、どうしてもお母さんは途方にくれてしまいがち。
また、お母さんにとって気になるのが我が子の成長。子供の成長は人それぞれだと思っていても、どうしても周囲の子より発達が遅いと不安になり、それがイライラの原因となってしまいます。

2-2夫に対しての例

子育ては夫婦二人で行うのが理想的ですが、実際にはなかなか上手くいかないもの。
子育てに協力的ではない夫の場合、仕事だけでなく飲み会などで帰宅が遅くなると、それだけでどうしてもイライラしてしまいます。
また、子育てに協力的な夫であっても、やり方が自分とは違うというだけでどうしても腹が立つもの。その結果、夫にきつい態度で接してしまい、それがさらにイライラの原因となってしまうこともあります。

2-3自分に対しての例

子育てをしていてイライラするのは、夫や子供に対してだけではありません。
特に出産前に子育てに関して理想を持っていた人ほど、現実と理想のギャップに落ち込むことになります。
その結果、思っていたような子育てができないことで自分をダメな母親と思い込み、さらに不安やイライラが募ってしまいます。

03育児ストレスの原因

育児に対するストレスは人それぞれ。それでは、育児ストレスの根本的な原因とはどのようなものなのでしょうか。

3-1自分の時間がとれない、自由がない

子供が生まれると、生活は一変します。中でももっとも大きな変化が自分の時間が取れない、自由がなくなるということ。
子供が生まれてしまうと、すべての時間は子供が優先。自分のための時間は後回しになってしまいます。
子供がいる場合、自分のために使える時間は子供が寝ている間ですが、赤ちゃんの間はその時間も細切れです。
さらにそこに家事が加わりますが、その途中にも子供の世話をしなければならないため、思うように作業を進めることもできません。
本来であれば、すべての家事を段取りよく済ませることで自分の時間を作ることができるものが、赤ちゃんがいるおかげでその時間もなくなってしまうというのは大きなストレスの原因になってしまいます。
また、家事や育児は、かなりの長期間にわたって続くもの。さらに子育ての場合には、なかなかゴールが見えません。
その結果、どれだけ頑張ってもその成果がはっきり現れないということになってしまいます。
もしゴールがはっきりしていれば、そこまで頑張ればいいという気分になり、ゴールしたときは達成感を得ることもできますが、子育ての場合、それは不可能。
その結果、どれだけ頑張っても達成感が得られず、さらにストレスが深くなってしまいます。

3-2頼れない、夫(どちらか)が協力的でない

育児ストレスの大きな原因となるのが夫。夫が育児に協力的ではないという場合、妻が一人で育児を行うことになってしまいます。
本来であれば、育児は夫婦がふたりで進めていくものですが、「仕事が忙しい」といったことを理由に夫が育児に参加しない場合や、夫が家事に関わらないという場合など、妻の負担はさらに大きくなってしまいます。
また、さらに問題なのが単に関わらないだけでなく、夫が出産前とほとんど変わらないという場合。
自分は時間がない中で頑張っている中で、夫だけが自分の時間を楽しんでいると、どうしてもストレスが溜まってしまいます。
かつての日本社会であれば、親や親戚など、近くにいる人たちに頼ることで育児を進めていくというのが一般的でしたが、核家族化が進む現在では、頼れる人は夫だけ。
しかし夫が何もしない状態では、妻だけが働かなくてはならないため、より追い詰められた心理状態になってしまいます。

3-3一人きり、孤独、社会と離れた焦燥感

育児ストレスの原因として、一人きりで孤独ということ以外にも、社会と離れた焦燥感を上げる人も少なくありません。
もし出産前に仕事をしていた人の場合や産休・育休を取得して子育てをしている人の場合、どうしても出産以前の生活と比べてしまうもの。
さらに子育ては毎日それだけに時間を費やさなくてはならないため、それ以外には何もできなくなってしまうことも少なくありません。
そうなると、「もう社会復帰できないのでは」「二度と働けないのでは」という不安を感じてさらにストレスがひどくなってしまいます。

3-4失敗できないプレッシャー

実は育児ストレスは、真面目な人や責任感の強い人、子供好きな人の方が感じやすいと言われています。
特に初めての子育ての場合、「失敗しては行けない」という意識が強くなりすぎてしまい、現実と理想のギャップに戸惑いが生まれてしまいます。
さらに現代はすぐに情報が手に入る時代です。そのため、ネットでの情報や育児書と自分の子育てを比べてしまい、どうしても落ち込みがちになってしまいます。
特に真面目な人や責任感の強い人の場合、どうしても「もっと頑張らないといけない」と考えがち。
それがさらに新たな育児ストレスにつながってしまいます。

04育児ストレスの解消法

ときには深刻な問題となる育児ストレス。では育児ストレスを解消するためにはどのような方法があるのでしょうか。

4-1客観視する

育児ストレスを解消するとき、「自分を客観的に見る」という方法が有効です。
その際に役立つのが、現在の悩みやイライラを紙に書きだして整理するという方法。
たとえば、どんなことが辛いのか、どんなことで悩んでいるのかといったことを紙に書いてみるだけで、悩みの根本的な原因が見えてくるもの。
また、紙に書いて自分の悩みを整理することで、イライラしていた気持ちが冷静になるという効果もあります。

4-2ママ友、ママの先輩に相談

もし周囲にママ友やママの先輩がいる場合、自分の悩みを相談してみましょう。
この相談という行為には、自分の悩みを吐き出すという効果だけでなく、共感を得ることで心を落ち着けることができる効果が生まれます。
相談相手は夫や親でも構いませんが、相手が男性の場合だと、どうしても相談に対してアドバイスをしようと考えがち。また、親の場合、世代が違うこともあって現在の子育てが理解できないことも考えらえるため、相談相手としては同年代の子供を育てているお母さんが最適だと言えるでしょう。

05まとめ

子育てをしていると、不安や孤独、イライラを感じやすくなるもの。それを放置すると様々な問題を引き起こすことも考えられます。まずは自分の現状を冷静に見つめて解決策を探りましょう。

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講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
古山あかり 先生
子供心理カウンセラー講師
千葉県出身。東北大学大学院博士前期課程修了。臨床心理士と公認心理師の資格を持ち、首都圏公立学校のスクールカウンセラーや不妊カウンセリング、司法関係に携わる。神奈川県緊急支援対策チームスーパーバイザー。東京都千代田区でカウンセリングルーム「Hanacel」を運営。

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