犬のサマーカットはやったほうがいい?サマーカットのメリットや注意点 | 通信教育講座・資格の諒設計アーキテクトラーニング

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犬のサマーカットはやったほうがいい?サマーカットのメリットや注意点

熱中症を防ぐためにも、犬のサマーカットに興味があるという方も多いかもしれません。といっても、サマーカットに反対する意見もあり、どうしたらいいか悩んでしまうことも多いもの。今回は犬のサマーカットのメリットや注意点についてご紹介します。

犬のサマーカットはやったほうがいい?サマーカットのメリットや注意点

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目次

01サマーカットとは

サマーカットといっても、丸刈りから適度なカットまで、人によって持っているイメージは様々です。では本来のサマーカットとはどのようなものなのでしょうか。
サマーカットとは、簡単に言えば、夏に備えて風通しを良くするため、毛を短く整えたカットのことです。
そのため、完全に毛を刈ってしまう必要はなく、毛を部分的に短くするものもサマーカットに含まれます。
サマーカットを行うのは、気温が高くなり始める4月から6月の時期が一般的。この時期には毛が抜け変わるため、抜け毛の対策にもなります。逆にこれより早く毛を刈ってしまうと身体が冷えすぎてしまうため注意が必要です。
また、サマーカットには犬種や毛質によって様々な形がありますが、ペットサロンなどでイメージを伝えてカットしてもらうのがよいでしょう。

02犬の被毛の役割

サマーカットは夏を涼しく過ごせる反面、なるべく毛をカットするべきではないという意見を目にすることも多いもの。
それは犬の被毛の役割に関係があります。
そもそも犬の被毛の役割は体温調節。被毛の間には空気が含まれていますが、それが熱を遮断、夏でも冬でも、犬の体温を快適な状態に保ちます。
また、身体が濡れてしまった場合、肌に直接水がつくと水分が気化して体温を奪われてしまいますが、被毛があると、皮膚に水分が届かず、濡れてしまったことによる体温の低下を防ぐことができます。
さらに犬の毛はダニやノミなどの害虫や紫外線から皮膚を守るという重要な役割も。
もしサマーカットが短すぎると、これらの役割を十分に果たせなくなり可能性があります。
特に毛を短く刈りすぎてしまった場合には、直射日光が直接皮膚に当たる、ケガをしやすくなるといったリスクも生まれます。

03サマーカットのメリット

サマーカットはしない方がいいという意見がある一方、サマーカットにはメリットの方が大きいという意見もあります。
特に長毛種の場合、夏場などは被毛の中に熱が溜まりやすいもの。
もし熱が溜まってしまった場合、皮膚が蒸れてしまい、皮膚病の原因となることがあります。そんなときに役立つのがサマーカット。サマーカットを行うと、被毛が短くなるため空気の流れが生まれ、皮膚病のリスクを減らすことができます。
特に日本の夏は温度だけでなく、湿度も高いもの。もしヨーロッパなど、湿度がそれほど高くない地域が原産の犬の場合、日本の高温多湿の気候に対する対処が難しい傾向にあります。
そのため、ある程度サマーカットを行うことは、日本に慣れない犬を夏の気候から守るためには有効だと言われています。
また、毛が短いことには汚れが溜まりにくいというメリットも。さらにケガ長いと皮脂が溜まりやすく、何度もシャンプーを行う必要がありますが、サマーカットを行っておくとお風呂に入れても早く乾燥ができるので、お手入れも簡単で、常に皮膚を清潔な状態に保つことにつながります。

04サマーカットの注意点

メリットも多いサマーカットですが、実際にはいくつか注意したい点もあります。

4-1短すぎるサマーカットは危険

まず、サマーカットを行うときには毛を短くしすぎないこと。
もし毛が短くなりすぎると、日光が皮膚を直撃、含まれている紫外線が原因で皮膚病を起こしてしまうことがあります。また、犬の毛は身体を守る役割も持っていますが、ホコリなども皮膚に直接触れることになるため、こまめにお手入れを行わないと、犬の健康に影響を与えてしまうことも考えられます。
特に犬は人間に比べると皮膚が五分の一ほどと非常に薄いため、紫外線がホルモンバランスに影響を与え、様々な疾患の原因にもなります。
その他にも、あまり毛を短くした場合、体温の調節が上手く行かなくなるため、余計に熱中症になってしまうという可能性も。
もともと犬は口を開けて身体の中の熱を逃がすことで体温調節を行っていて、人間に比べると熱中症になりやすいと言われています。
もし毛が短くなって皮膚が表に出てしまうと、太陽の光を直接浴びてしまうため、体温が上昇しやすくなってしまいます。

4-2毛質が変化することも

丸刈りに近いサマーカットを行うと、犬の毛質が変化してしまうことがあります。少しカットするだけでは毛質に変化はありませんが、急に毛を短くすることで、毛質が変化するだけでなく、まったく毛が生えてこなくなってしまうことも。
これは短く切るときにバリカンを押し付けることで毛穴がダメージを受けることや、皮膚炎が原因と言われています。
もし毛質をキープしたいという場合には、短く刈りすぎてしまうことは避けたほうがよいでしょう。

05まとめ

犬のサマーカットはおしゃれだけでなく健康維持のためには重要なもの。どうしようか迷っているという場合には、まずはサロンか獣医さんに相談してみるのがよいでしょう。

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なかむらあや 先生
トリミングサロンわんすりーる運営
1991年生まれ。茨城県出身。大手チェーン店舗から個人店舗まで様々なサロンで働き経験を積み、出張トリミングで独立。独立後半年で予約が取れなくなるほどの大人気トリマーに。2020年には東京都板橋区に「トリミングサロンわんすりーる」をオープン。
なかむらあや

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