どんなものが必要?鉛筆デッサンに使用する道具について
絵の勉強だけでなく、趣味として楽しむことができる鉛筆デッサン。では、鉛筆デッサンを始めたいと思ったときには、どのような道具が必要なのでしょうか。今回は鉛筆デッサンに使用する道具についてご紹介します。
- 目次
01鉛筆デッサンに必要な道具とは?
鉛筆デッサンを始めるときには、それほど多くの道具は必要ありません。極端に言えば、鉛筆と紙があればいつでも鉛筆デッサンを楽しむことができます。
ただし、デッサンとしてより幅広い表現をしたいという場合、鉛筆だけでも様々な種類のものを使う必要があります。
普通に字を書いたりする場合、鉛筆は一種類あれば十分ですが、スケッチに使用する場合にはメーカーや固さなどを選ぶことが重要です。
さらにデッサンはそれだけでもひとつの作品になるもの。
もし作品として鉛筆デッサンを行う場合には、それにふさわしい道具を揃える必要があります。
02鉛筆デッサンをはじめるときの最低限の道具
鉛筆デッサンは初心者でも取り組みやすいのが特徴。では、もし最低限の道具で鉛筆デッサンを始めたいと思ったときには、どのようなものを揃えればよいのでしょうか。
2-1鉛筆
鉛筆デッサンに欠かせないものといえば鉛筆です。鉛筆デッサンを行うときには家庭にあるものを使っても構いませんが、できればデッサン用のものや、デッサンに適したものを使用するとよいでしょう。
デッサンに向いた鉛筆としておすすめなのが、ステッドラー社の「マルス・ルモグラフ」や三菱の「ハイユニ」。これらの鉛筆は質が高く、書き心地がよいためストレスなく鉛筆デッサンを行うことができます。特に「ハイユニ」は手に入りやすく書き心地もよいと言われています。
もし質の悪い鉛筆を使っていると、先端が折れやすい、描くのに力が必要など、使いにくいことも多いため、あまりおすすめできません。
芯の硬さや濃さはそれぞれ多くの種類がありますが、最初から全部を揃える必要はありません。はじめは「B」か「2B」、「H」などがあれば十分です。
2-2練り消しゴム
描いたものを消すために使われるのが消しゴムです。楽しみとしてデッサンをしている人や、初心者の場合、家庭にある一般的な消しゴムで十分。
ただし、一般的なプラスチックの消しゴムは画用紙を傷めてしまいます。一度画面が傷ついてしまうと、次からは鉛筆が画面に乗りにくくなってしまうもの。それを防ぐために、本格的にデッサンを行う人たちが使っているのが練り消しゴムです。
練り消しゴムは画面を痛めず、鉛筆の粉を取り除くことができる便利な道具。さらに、練り消しゴムは描いたものを消すだけでなく、線をぼかして光の濃淡などを表す筆記具としても使われます。
2-3カッターナイフ
鉛筆を削るときには、刃がついた鉛筆削り器を使用するのが一般的です。しかしデッサンの場合、鉛筆の寝かせて広い面積を塗るといった特殊な使い方をするため、鉛筆削り器ではなく、カッターナイフや小刀を使って鉛筆を削ります。
もちろんカッターナイフや小刀は家庭にあるもので十分。切れ味の良いものを使用しましょう。
2-4紙
デッサンには画用紙やスケッチブック、ケント紙などが使われます。鉛筆の乗りが良いため、画面に多少凹凸のある中目のものがおすすめ。また紙のキメが荒くないもののほうが初心者には扱いやすいでしょう。
もし細部の細かい描画をする場合はきめの細かいケント紙を使用しましょう。
一般的に、ひとつのモチーフを描くならB4サイズ程度がベストだと言われています。
2-5モチーフの下に敷く白い布、または紙
デッサンには、描く対象になるモチーフが必要です。モチーフはどのようなものでも構いませんが、その下に敷く白い布や紙があるとよいでしょう。新しいものを購入しても構いませんが、テーブルクロスなどでも代用できます。
03鉛筆デッサンの表現を深める道具
デッサンは非常に奥が深いもの。表現を深めるためには道具の使い方も重要になります。
3-1鉛筆
鉛筆デッサンで使われる鉛筆は「2H」から「4B」あたりがデッサンに適するとされていますが、この数字とアルファベットは硬さや濃さを表しています。
アルファベットの「H」は「HARD(ハード)」の略で、数字が多いほど芯が固く、薄くなります。一方、「B」は「BLACK(ブラック)」の略で数字が多いほど芯が柔らかく、黒が濃くなります。これらの鉛筆を使い分けることで、表現の幅を広げることができます。
3-2ガーゼ、ウェス
「ガーゼ」や「ウェス」などの布類もデッサンで使用されることがあります。これらの布類は、鉛筆で描いた線をこすることで、その部分をぼやかしたり、曖昧にしたりすることができます。
これらの布類は専用のものも販売されていますが、使い古した木綿や着古したシャツ、ティッシュペーパー、キッチンペーパーなどで代用できます。専門家の場合は食パンなどで代用することもあります。
3-3擦筆(さっぴつ)
「擦筆(さっぴつ)」とは描いた部分を伸ばしたり、押し付けたりすることで、画面に変化を与えるための道具です。鉛筆と同じように擦筆にも硬いものや柔らかいものがあり、太さにも種類があります。
より豊かな線の表情を表したいときに使用します。
04鉛筆デッサンであると便利な道具
こんな道具があると、便利になります。
4-1スケール
デッサンのときに全体のバランスを決めるための道具がスケール。スケールは構図を決めたり、大きさや比率を測るためにも使用します。
4-2デスケル・はかり棒
デッサンで大切なのが構図。初心者の場合、構図が狂ってしまうことがありますが、「デスケル」や「はかり棒」などでモチーフの比率を計ることで、構図を正しく保つことができます。専用の「デスケル」「はかり棒」がない場合でも、30センチ程度の細くてまっすぐな棒であれば、バーベキュー串などでも代用することが可能です。
4-3イーゼル
イーゼルを使うと視線が固定。安定した作業の持続を可能になります。また、描くときの正しい姿勢を保つことができるため、疲れやすい人にもおすすめです。
4-4木製パネルやカルトン(画板)
画用紙を持ち運ぶときに欠かせないのがカルトン。デッサンはカルトンに画用紙を固定して行うため、外でデッサンを行うときなどに役立ちます。
4-5カルトンバッグ
カルトンは大きくかさばるものですが、カルトンバッグを持っていると持ち運びに便利。バッグは蓋つきのものを選ぶとよいでしょう。
4-6クリップ、画びょう、水張りテープなど
カルトンに画用紙を固定するためにはクリップや画びょう、水張りテープなどが使われます。クリップを使うときには、目玉クリップなどと呼ばれる大き目のものが便利です。
4-7フィキサチーフ(定着液)
せっかく完成したデッサン。しかし、放置しておくとこすれることによって線がにじんだりかすれたりすることがあります。そんなときに使われるのが「フィキサチーフ」。「フィキサチーフ」を使うと、鉛筆の線を定着、粉が落ちない状態を保つことができます。
4-8羽ぼうき
画面に消しゴムのカスがついたとき、不用意に払ってしまうと線が消えたり汚れたりすることがあります。それを避けるために羽ぼうきを用意しておくと便利です。
4-9鉛筆ホルダー
デッサンを行っていると、思っているよりも早く鉛筆が短くなります。せっかくの鉛筆を最後まで使い切りたいという場合には鉛筆ホルダーを使用するとよいでしょう。
05まとめ
デッサンのためには様々な道具がありますが、最初から全部が必要というわけではありません。まずはデッサンを始めてみて、必要なものを少しずつ揃えていくのがよいでしょう。
20,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
鉛筆デッサンマスター®の資格が取れる講座はこちら
Copyright © 2021 RYO SEKKEI ARCHITECT LEARNING SCHOOL All rights reserved.
ただし、デッサンとしてより幅広い表現をしたいという場合、鉛筆だけでも様々な種類のものを使う必要があります。
普通に字を書いたりする場合、鉛筆は一種類あれば十分ですが、スケッチに使用する場合にはメーカーや固さなどを選ぶことが重要です。
さらにデッサンはそれだけでもひとつの作品になるもの。
もし作品として鉛筆デッサンを行う場合には、それにふさわしい道具を揃える必要があります。
02鉛筆デッサンをはじめるときの最低限の道具
鉛筆デッサンは初心者でも取り組みやすいのが特徴。では、もし最低限の道具で鉛筆デッサンを始めたいと思ったときには、どのようなものを揃えればよいのでしょうか。
2-1鉛筆
鉛筆デッサンに欠かせないものといえば鉛筆です。鉛筆デッサンを行うときには家庭にあるものを使っても構いませんが、できればデッサン用のものや、デッサンに適したものを使用するとよいでしょう。
デッサンに向いた鉛筆としておすすめなのが、ステッドラー社の「マルス・ルモグラフ」や三菱の「ハイユニ」。これらの鉛筆は質が高く、書き心地がよいためストレスなく鉛筆デッサンを行うことができます。特に「ハイユニ」は手に入りやすく書き心地もよいと言われています。
もし質の悪い鉛筆を使っていると、先端が折れやすい、描くのに力が必要など、使いにくいことも多いため、あまりおすすめできません。
芯の硬さや濃さはそれぞれ多くの種類がありますが、最初から全部を揃える必要はありません。はじめは「B」か「2B」、「H」などがあれば十分です。
2-2練り消しゴム
描いたものを消すために使われるのが消しゴムです。楽しみとしてデッサンをしている人や、初心者の場合、家庭にある一般的な消しゴムで十分。
ただし、一般的なプラスチックの消しゴムは画用紙を傷めてしまいます。一度画面が傷ついてしまうと、次からは鉛筆が画面に乗りにくくなってしまうもの。それを防ぐために、本格的にデッサンを行う人たちが使っているのが練り消しゴムです。
練り消しゴムは画面を痛めず、鉛筆の粉を取り除くことができる便利な道具。さらに、練り消しゴムは描いたものを消すだけでなく、線をぼかして光の濃淡などを表す筆記具としても使われます。
2-3カッターナイフ
鉛筆を削るときには、刃がついた鉛筆削り器を使用するのが一般的です。しかしデッサンの場合、鉛筆の寝かせて広い面積を塗るといった特殊な使い方をするため、鉛筆削り器ではなく、カッターナイフや小刀を使って鉛筆を削ります。
もちろんカッターナイフや小刀は家庭にあるもので十分。切れ味の良いものを使用しましょう。
2-4紙
デッサンには画用紙やスケッチブック、ケント紙などが使われます。鉛筆の乗りが良いため、画面に多少凹凸のある中目のものがおすすめ。また紙のキメが荒くないもののほうが初心者には扱いやすいでしょう。
もし細部の細かい描画をする場合はきめの細かいケント紙を使用しましょう。
一般的に、ひとつのモチーフを描くならB4サイズ程度がベストだと言われています。
2-5モチーフの下に敷く白い布、または紙
デッサンには、描く対象になるモチーフが必要です。モチーフはどのようなものでも構いませんが、その下に敷く白い布や紙があるとよいでしょう。新しいものを購入しても構いませんが、テーブルクロスなどでも代用できます。
03鉛筆デッサンの表現を深める道具
デッサンは非常に奥が深いもの。表現を深めるためには道具の使い方も重要になります。
3-1鉛筆
鉛筆デッサンで使われる鉛筆は「2H」から「4B」あたりがデッサンに適するとされていますが、この数字とアルファベットは硬さや濃さを表しています。
アルファベットの「H」は「HARD(ハード)」の略で、数字が多いほど芯が固く、薄くなります。一方、「B」は「BLACK(ブラック)」の略で数字が多いほど芯が柔らかく、黒が濃くなります。これらの鉛筆を使い分けることで、表現の幅を広げることができます。
3-2ガーゼ、ウェス
「ガーゼ」や「ウェス」などの布類もデッサンで使用されることがあります。これらの布類は、鉛筆で描いた線をこすることで、その部分をぼやかしたり、曖昧にしたりすることができます。
これらの布類は専用のものも販売されていますが、使い古した木綿や着古したシャツ、ティッシュペーパー、キッチンペーパーなどで代用できます。専門家の場合は食パンなどで代用することもあります。
3-3擦筆(さっぴつ)
「擦筆(さっぴつ)」とは描いた部分を伸ばしたり、押し付けたりすることで、画面に変化を与えるための道具です。鉛筆と同じように擦筆にも硬いものや柔らかいものがあり、太さにも種類があります。
より豊かな線の表情を表したいときに使用します。
04鉛筆デッサンであると便利な道具
こんな道具があると、便利になります。
4-1スケール
デッサンのときに全体のバランスを決めるための道具がスケール。スケールは構図を決めたり、大きさや比率を測るためにも使用します。
4-2デスケル・はかり棒
デッサンで大切なのが構図。初心者の場合、構図が狂ってしまうことがありますが、「デスケル」や「はかり棒」などでモチーフの比率を計ることで、構図を正しく保つことができます。専用の「デスケル」「はかり棒」がない場合でも、30センチ程度の細くてまっすぐな棒であれば、バーベキュー串などでも代用することが可能です。
4-3イーゼル
イーゼルを使うと視線が固定。安定した作業の持続を可能になります。また、描くときの正しい姿勢を保つことができるため、疲れやすい人にもおすすめです。
4-4木製パネルやカルトン(画板)
画用紙を持ち運ぶときに欠かせないのがカルトン。デッサンはカルトンに画用紙を固定して行うため、外でデッサンを行うときなどに役立ちます。
4-5カルトンバッグ
カルトンは大きくかさばるものですが、カルトンバッグを持っていると持ち運びに便利。バッグは蓋つきのものを選ぶとよいでしょう。
4-6クリップ、画びょう、水張りテープなど
カルトンに画用紙を固定するためにはクリップや画びょう、水張りテープなどが使われます。クリップを使うときには、目玉クリップなどと呼ばれる大き目のものが便利です。
4-7フィキサチーフ(定着液)
せっかく完成したデッサン。しかし、放置しておくとこすれることによって線がにじんだりかすれたりすることがあります。そんなときに使われるのが「フィキサチーフ」。「フィキサチーフ」を使うと、鉛筆の線を定着、粉が落ちない状態を保つことができます。
4-8羽ぼうき
画面に消しゴムのカスがついたとき、不用意に払ってしまうと線が消えたり汚れたりすることがあります。それを避けるために羽ぼうきを用意しておくと便利です。
4-9鉛筆ホルダー
デッサンを行っていると、思っているよりも早く鉛筆が短くなります。せっかくの鉛筆を最後まで使い切りたいという場合には鉛筆ホルダーを使用するとよいでしょう。
05まとめ
デッサンのためには様々な道具がありますが、最初から全部が必要というわけではありません。まずはデッサンを始めてみて、必要なものを少しずつ揃えていくのがよいでしょう。
20,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
鉛筆デッサンマスター®の資格が取れる講座はこちら
Copyright © 2021 RYO SEKKEI ARCHITECT LEARNING SCHOOL All rights reserved.
2-1鉛筆
鉛筆デッサンに欠かせないものといえば鉛筆です。鉛筆デッサンを行うときには家庭にあるものを使っても構いませんが、できればデッサン用のものや、デッサンに適したものを使用するとよいでしょう。
デッサンに向いた鉛筆としておすすめなのが、ステッドラー社の「マルス・ルモグラフ」や三菱の「ハイユニ」。これらの鉛筆は質が高く、書き心地がよいためストレスなく鉛筆デッサンを行うことができます。特に「ハイユニ」は手に入りやすく書き心地もよいと言われています。
もし質の悪い鉛筆を使っていると、先端が折れやすい、描くのに力が必要など、使いにくいことも多いため、あまりおすすめできません。
芯の硬さや濃さはそれぞれ多くの種類がありますが、最初から全部を揃える必要はありません。はじめは「B」か「2B」、「H」などがあれば十分です。
2-2練り消しゴム
描いたものを消すために使われるのが消しゴムです。楽しみとしてデッサンをしている人や、初心者の場合、家庭にある一般的な消しゴムで十分。
ただし、一般的なプラスチックの消しゴムは画用紙を傷めてしまいます。一度画面が傷ついてしまうと、次からは鉛筆が画面に乗りにくくなってしまうもの。それを防ぐために、本格的にデッサンを行う人たちが使っているのが練り消しゴムです。
練り消しゴムは画面を痛めず、鉛筆の粉を取り除くことができる便利な道具。さらに、練り消しゴムは描いたものを消すだけでなく、線をぼかして光の濃淡などを表す筆記具としても使われます。
2-3カッターナイフ
鉛筆を削るときには、刃がついた鉛筆削り器を使用するのが一般的です。しかしデッサンの場合、鉛筆の寝かせて広い面積を塗るといった特殊な使い方をするため、鉛筆削り器ではなく、カッターナイフや小刀を使って鉛筆を削ります。
もちろんカッターナイフや小刀は家庭にあるもので十分。切れ味の良いものを使用しましょう。
2-4紙
デッサンには画用紙やスケッチブック、ケント紙などが使われます。鉛筆の乗りが良いため、画面に多少凹凸のある中目のものがおすすめ。また紙のキメが荒くないもののほうが初心者には扱いやすいでしょう。
もし細部の細かい描画をする場合はきめの細かいケント紙を使用しましょう。
一般的に、ひとつのモチーフを描くならB4サイズ程度がベストだと言われています。
2-5モチーフの下に敷く白い布、または紙
デッサンには、描く対象になるモチーフが必要です。モチーフはどのようなものでも構いませんが、その下に敷く白い布や紙があるとよいでしょう。新しいものを購入しても構いませんが、テーブルクロスなどでも代用できます。
03鉛筆デッサンの表現を深める道具
デッサンは非常に奥が深いもの。表現を深めるためには道具の使い方も重要になります。
3-1鉛筆
鉛筆デッサンで使われる鉛筆は「2H」から「4B」あたりがデッサンに適するとされていますが、この数字とアルファベットは硬さや濃さを表しています。
アルファベットの「H」は「HARD(ハード)」の略で、数字が多いほど芯が固く、薄くなります。一方、「B」は「BLACK(ブラック)」の略で数字が多いほど芯が柔らかく、黒が濃くなります。これらの鉛筆を使い分けることで、表現の幅を広げることができます。
3-2ガーゼ、ウェス
「ガーゼ」や「ウェス」などの布類もデッサンで使用されることがあります。これらの布類は、鉛筆で描いた線をこすることで、その部分をぼやかしたり、曖昧にしたりすることができます。
これらの布類は専用のものも販売されていますが、使い古した木綿や着古したシャツ、ティッシュペーパー、キッチンペーパーなどで代用できます。専門家の場合は食パンなどで代用することもあります。
3-3擦筆(さっぴつ)
「擦筆(さっぴつ)」とは描いた部分を伸ばしたり、押し付けたりすることで、画面に変化を与えるための道具です。鉛筆と同じように擦筆にも硬いものや柔らかいものがあり、太さにも種類があります。
より豊かな線の表情を表したいときに使用します。
04鉛筆デッサンであると便利な道具
こんな道具があると、便利になります。
4-1スケール
デッサンのときに全体のバランスを決めるための道具がスケール。スケールは構図を決めたり、大きさや比率を測るためにも使用します。
4-2デスケル・はかり棒
デッサンで大切なのが構図。初心者の場合、構図が狂ってしまうことがありますが、「デスケル」や「はかり棒」などでモチーフの比率を計ることで、構図を正しく保つことができます。専用の「デスケル」「はかり棒」がない場合でも、30センチ程度の細くてまっすぐな棒であれば、バーベキュー串などでも代用することが可能です。
4-3イーゼル
イーゼルを使うと視線が固定。安定した作業の持続を可能になります。また、描くときの正しい姿勢を保つことができるため、疲れやすい人にもおすすめです。
4-4木製パネルやカルトン(画板)
画用紙を持ち運ぶときに欠かせないのがカルトン。デッサンはカルトンに画用紙を固定して行うため、外でデッサンを行うときなどに役立ちます。
4-5カルトンバッグ
カルトンは大きくかさばるものですが、カルトンバッグを持っていると持ち運びに便利。バッグは蓋つきのものを選ぶとよいでしょう。
4-6クリップ、画びょう、水張りテープなど
カルトンに画用紙を固定するためにはクリップや画びょう、水張りテープなどが使われます。クリップを使うときには、目玉クリップなどと呼ばれる大き目のものが便利です。
4-7フィキサチーフ(定着液)
せっかく完成したデッサン。しかし、放置しておくとこすれることによって線がにじんだりかすれたりすることがあります。そんなときに使われるのが「フィキサチーフ」。「フィキサチーフ」を使うと、鉛筆の線を定着、粉が落ちない状態を保つことができます。
4-8羽ぼうき
画面に消しゴムのカスがついたとき、不用意に払ってしまうと線が消えたり汚れたりすることがあります。それを避けるために羽ぼうきを用意しておくと便利です。
4-9鉛筆ホルダー
デッサンを行っていると、思っているよりも早く鉛筆が短くなります。せっかくの鉛筆を最後まで使い切りたいという場合には鉛筆ホルダーを使用するとよいでしょう。
05まとめ
デッサンのためには様々な道具がありますが、最初から全部が必要というわけではありません。まずはデッサンを始めてみて、必要なものを少しずつ揃えていくのがよいでしょう。
20,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
鉛筆デッサンマスター®の資格が取れる講座はこちら
3-1鉛筆
鉛筆デッサンで使われる鉛筆は「2H」から「4B」あたりがデッサンに適するとされていますが、この数字とアルファベットは硬さや濃さを表しています。
アルファベットの「H」は「HARD(ハード)」の略で、数字が多いほど芯が固く、薄くなります。一方、「B」は「BLACK(ブラック)」の略で数字が多いほど芯が柔らかく、黒が濃くなります。これらの鉛筆を使い分けることで、表現の幅を広げることができます。
3-2ガーゼ、ウェス
「ガーゼ」や「ウェス」などの布類もデッサンで使用されることがあります。これらの布類は、鉛筆で描いた線をこすることで、その部分をぼやかしたり、曖昧にしたりすることができます。
これらの布類は専用のものも販売されていますが、使い古した木綿や着古したシャツ、ティッシュペーパー、キッチンペーパーなどで代用できます。専門家の場合は食パンなどで代用することもあります。
3-3擦筆(さっぴつ)
「擦筆(さっぴつ)」とは描いた部分を伸ばしたり、押し付けたりすることで、画面に変化を与えるための道具です。鉛筆と同じように擦筆にも硬いものや柔らかいものがあり、太さにも種類があります。
より豊かな線の表情を表したいときに使用します。
04鉛筆デッサンであると便利な道具
こんな道具があると、便利になります。
4-1スケール
デッサンのときに全体のバランスを決めるための道具がスケール。スケールは構図を決めたり、大きさや比率を測るためにも使用します。
4-2デスケル・はかり棒
デッサンで大切なのが構図。初心者の場合、構図が狂ってしまうことがありますが、「デスケル」や「はかり棒」などでモチーフの比率を計ることで、構図を正しく保つことができます。専用の「デスケル」「はかり棒」がない場合でも、30センチ程度の細くてまっすぐな棒であれば、バーベキュー串などでも代用することが可能です。
4-3イーゼル
イーゼルを使うと視線が固定。安定した作業の持続を可能になります。また、描くときの正しい姿勢を保つことができるため、疲れやすい人にもおすすめです。
4-4木製パネルやカルトン(画板)
画用紙を持ち運ぶときに欠かせないのがカルトン。デッサンはカルトンに画用紙を固定して行うため、外でデッサンを行うときなどに役立ちます。
4-5カルトンバッグ
カルトンは大きくかさばるものですが、カルトンバッグを持っていると持ち運びに便利。バッグは蓋つきのものを選ぶとよいでしょう。
4-6クリップ、画びょう、水張りテープなど
カルトンに画用紙を固定するためにはクリップや画びょう、水張りテープなどが使われます。クリップを使うときには、目玉クリップなどと呼ばれる大き目のものが便利です。
4-7フィキサチーフ(定着液)
せっかく完成したデッサン。しかし、放置しておくとこすれることによって線がにじんだりかすれたりすることがあります。そんなときに使われるのが「フィキサチーフ」。「フィキサチーフ」を使うと、鉛筆の線を定着、粉が落ちない状態を保つことができます。
4-8羽ぼうき
画面に消しゴムのカスがついたとき、不用意に払ってしまうと線が消えたり汚れたりすることがあります。それを避けるために羽ぼうきを用意しておくと便利です。
4-9鉛筆ホルダー
デッサンを行っていると、思っているよりも早く鉛筆が短くなります。せっかくの鉛筆を最後まで使い切りたいという場合には鉛筆ホルダーを使用するとよいでしょう。
05まとめ
デッサンのためには様々な道具がありますが、最初から全部が必要というわけではありません。まずはデッサンを始めてみて、必要なものを少しずつ揃えていくのがよいでしょう。
20,000人以上が受講申し込みしている諒設計アーキテクトラーニングの通信講座
あなたも早速受講して、資格を取得しましょう!
鉛筆デッサンマスター®の資格が取れる講座はこちら
4-1スケール
デッサンのときに全体のバランスを決めるための道具がスケール。スケールは構図を決めたり、大きさや比率を測るためにも使用します。
4-2デスケル・はかり棒
デッサンで大切なのが構図。初心者の場合、構図が狂ってしまうことがありますが、「デスケル」や「はかり棒」などでモチーフの比率を計ることで、構図を正しく保つことができます。専用の「デスケル」「はかり棒」がない場合でも、30センチ程度の細くてまっすぐな棒であれば、バーベキュー串などでも代用することが可能です。
4-3イーゼル
イーゼルを使うと視線が固定。安定した作業の持続を可能になります。また、描くときの正しい姿勢を保つことができるため、疲れやすい人にもおすすめです。
4-4木製パネルやカルトン(画板)
画用紙を持ち運ぶときに欠かせないのがカルトン。デッサンはカルトンに画用紙を固定して行うため、外でデッサンを行うときなどに役立ちます。
4-5カルトンバッグ
カルトンは大きくかさばるものですが、カルトンバッグを持っていると持ち運びに便利。バッグは蓋つきのものを選ぶとよいでしょう。
4-6クリップ、画びょう、水張りテープなど
カルトンに画用紙を固定するためにはクリップや画びょう、水張りテープなどが使われます。クリップを使うときには、目玉クリップなどと呼ばれる大き目のものが便利です。
4-7フィキサチーフ(定着液)
せっかく完成したデッサン。しかし、放置しておくとこすれることによって線がにじんだりかすれたりすることがあります。そんなときに使われるのが「フィキサチーフ」。「フィキサチーフ」を使うと、鉛筆の線を定着、粉が落ちない状態を保つことができます。
4-8羽ぼうき
画面に消しゴムのカスがついたとき、不用意に払ってしまうと線が消えたり汚れたりすることがあります。それを避けるために羽ぼうきを用意しておくと便利です。
4-9鉛筆ホルダー
デッサンを行っていると、思っているよりも早く鉛筆が短くなります。せっかくの鉛筆を最後まで使い切りたいという場合には鉛筆ホルダーを使用するとよいでしょう。