コツを押さえて上手になる!ビーズアクセサリーで使用するワイヤーとワイヤーワークについて
女性に人気のビーズアクセサリー作り。ビーズアクセサリーはワイヤーを加えることで、さらにオリジナリティあふれるアクセサリーを手作りすることができます。今回はビーズアクセサリーで使用するワイヤーと、ワイヤーワークについてご紹介します。
- 目次
01ワイヤーワークとは?
ワイヤーワークはワイヤーの巻き方を工夫するだけでバリエーション豊かなアクセサリーを作ることができます。
ワイヤーを扱うというと、力が必要というイメージを持っている方もいらっしゃいますが、ワイヤーワークで使用するワイヤーは非常に細く、加工しやすいもの。そのため、女性や初心者でも簡単に楽しむことができます。
02ビーズアクセサリーに使用するワイヤーの種類
2-1ワイヤーの選び方
ワイヤーには太さや素材、強度など様々な種類があります。ビーズアクセサリー作りに使用する場合には、デザインや強度、ビーズの穴の大きさなどに合わせて使い分けることが重要です。
そのため、まずはどのような作品を作りたいのか、しっかりとイメージを固めておくことが必要になります。
2-2素材
ワイヤーは金属で作られているため、ある程度の強度を持っています。
ワイヤーの中でもっとも一般的な素材がステンレス。ステンレスは強度が高く、さびにくいという特徴があります。価格もリーズナブルなので、使いやすいワイヤーだと言えるでしょう。
ただし、素材自体がやや硬め。また、カラーバリエーションも少ないというのが欠点です。
ステンレスと同様に人気があるのがアルミ。アルミは加工しやすく、軽いという特徴がありますが、一点に力がかかると強度が低下します。
たとえば同じ場所を何度も折り曲げていると、その部分だけ強度が下がって折れてしまうことも。
初心者の場合、扱いやすいのが銅のワイヤー。銅は価格もリーズナブルで加工がしやすく、扱うのも簡単です。ただし変色やさびが多く、きちんとお手入れを行うことが重要です。
もしお手入れが面倒という場合、同のワイヤーにクリアコーティング加工が行われている「アーティスティックワイヤー」も便利。アーティスティックワイヤーはカラーバリエーションも豊富で、コーティングのおかげでお手入れも簡単です。
ある程度技術がある人なら、強度がある真鍮のワイヤーも人気があります。
ワイヤーの中には、強度よりも見た目を重視したものがあります。
たとえば「金線」「銀線」と呼ばれるもの。金線は金、銀線は銀を使ったワイヤーなので価格は高価。高級感を求めるプロの作家が使用するワイヤーです。
03ワイヤーワークのテクニック
3-1【基本テクニック】切る
ワイヤーは金属で出来ているもの。必要なサイズにカットして使用することが必要です。
ワイヤーをカットする場合はラジオペンチの根本やニッパーなどが使われますが、細かい作業にはニッパーが便利。
ニッパーでワイヤーを切るときは、ニッパーとワイヤーの方向に注意しましょう。ニッパーでワイヤーをカットすると、ニッパーの内側に当たる部分は平ら、外側に当たる部分は山形になります。アクセサリーに使用するものは内側の平らな部分を残すようにしましょう。
3-2【基本テクニック】曲げる
ワイヤーワークに欠かせないのがワイヤーを曲げる作業です。このときに使用するのが丸ペンチやラジオペンチ。特に丸ペンチはワイヤーを巻いたり曲げたりと役立ちます。
ただし、大きくカーブをつけたいときや曲線を作りたいときには工具を使うよりも手でゆっくりと曲げたほうがきれいに曲げることができます。
3-3【基本テクニック】伸ばす
購入したばかりのワイヤーは巻きぐせがついています。そのため、作品を作るときにはまずワイヤーを伸ばすことが必要。ワイヤーを伸ばすときは、指でワイヤーをハサミ、ゆっくりとしごいていきます。ワイヤーは金属でできているので、しばらくするとまっすぐの状態に伸ばすことができます。
細いワイヤーの場合、指で行っても構いませんが、太いワイヤーはまっすぐの状態になるまで時間がかかるため、タオルなどでワイヤーを挟むとよいでしょう。
3-4【基本テクニック】ねじる
ワイヤーで小さな輪を作るときやアクセサリーの飾りに使うときなど、意外と多く使うのがねじる動作。ワイヤーをきれいにねじりたいという場合、ワイヤーの片方の少し離れた部分を固定。もう一方を細長い棒などに固定してゆっくりと回していきます。すると、棒の回転に合わせてきれいなねじりが生まれます。
逆に指などでひとつずつねじっていくと、どうしても力に偏りが生まれて、バランスが悪くなってしまいます。
3-5【基本テクニック】巻き付ける
ワイヤーにビーズを取り付けるときに必要になるのが巻き付けるというテクニックです。ワイヤーを巻き付けるときに重要なのがワイヤーの太さ。あまり太いものの場合、ワイヤーを巻き付けることができないので、できるだけ細めのものを選びましょう。また、巻き付ける間隔は細めにしておくとバランスがよくなります。
もし巻き付けた部分が肌に当たるようであれば、その部分はペンチで潰して固定すると、ワイヤーが肌を傷つけることがありません。
3-6【応用テクニック】めがね留め
「めがね留め」は、ビーズでパーツを留めるときや、パーツ同士をつなげるときに使われます。
めがね留めを行うときには、ビーズに通したワイヤーを半周させて、一度軽くねじります。その後、片方のワイヤーを丸めてペンチで固定、残りのワイヤーを巻き付けていきます。
めがね留めは応用範囲が広いテクニックなので、身につけておくと非常に便利です。
3-7【応用テクニック】ドロップ留め
「ドロップ留め」は、しずくの形のビーズが垂れ下がるようにつなぐテクニックです。ドロップ留めは水平方向に穴が開いているビーズ。まずビーズの穴の場所を確認しましょう。
次にビーズにワイヤーを通して、左右のワイヤーをビーズの頂点で交差させます。
そこでワイヤーを捻り、丸ペンチなどで小さな丸を作ります。丸の根本にワイヤーを巻き付ければドロップ留めの完成です。
04ワイヤーワークに必要な工具
実はワイヤーワークにはそれほどたくさんの工具は必要ありません。最低限必要なのは「切る」と「曲げる」ための道具。
ワイヤーを切るためにはニッパーが便利ですが、その他にもワイヤーが切断できる道具があれば、それを使うという方法もあります。
また、ワイヤーを曲げるためにはペンチかやっとこが一般的ですが、こちらも代わりになる道具があればそちらでもOK。
ただし、より細かい作業ができるように先の細いものがベストです。
05まとめ
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