意外に重要!ビーズアクセサリーに使用する糸の選び方 | 通信教育講座・資格の諒設計アーキテクトラーニング

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ビーズアクセサリーデザイナー

意外に重要!ビーズアクセサリーに使用する糸の選び方

ビーズアクセサリー作りで必要なのがビーズと糸。特に糸は地味な存在ですが、実は作品作りでは非常に重要な役割を果たします。では、よりよい作品を作るための糸選びはどんな点に注意すればよいのでしょうか。今回はビーズアクセサリーに使用する糸の選び方についてご紹介します。

意外に重要!ビーズアクセサリーに使用する糸の選び方

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目次

01ビーズアクセサリー作りに使用する糸とは?

ビーズアクセサリー作りでは様々な糸が使用されます。まず一般的なのが合成繊維で作られたテグス。多くのアクセサリーではテグスが使用されます。
また、ワイヤーもテグスと同様にアクセサリー作りで使われることが多いもの。ワイヤーはテグスよりも強度があり、しっかりとした形を保つことができます。
逆に軽さや柔らかさを求めるときにはビーズステッチの専用糸などが使われます。
そのほかにもアクセサリー作りではヒモやチェーンなどが使われることも。
それぞれ、異なる特徴やメリット・デメリットがあり、その違いを知っておくことが糸選びでは重要なポイントになります。

02ビーズアクセサリー作りに使用する糸の種類

ビーズアクセサリーに必要な糸を選ぶとき、まず押さえておきたいのが素材とサイズです。

2-1素材別

ビーズアクセサリー作りに使用する糸には様々な素材が用いられます。
たとえばテグスの場合、ナイロンやフロロカーボン、ホンテロンなどが使われます。
ナイロンはもっともリーズナブルで伸びもよく扱いやすいため人気がありますが、水を吸いやすく、日光や皮脂などで劣化しにくいもの。
逆にフロロカーボンやホンテロンは水や日光、皮脂などで劣化することはありませんが、伸びが悪く、ハリが強いこともあり、初心者にはやや扱いにくいというのが特徴です。
一方、ビーズステッチ用の糸の場合、ナイロンと合成繊維の二種類が一般的。
ナイロンの糸は柔らかい仕上がりで強度もあり、柔らかい印象のビーズアクセサリーを作りたいというときには最適ですが、糸が毛羽立ちやすく、毛羽立ったところから切れてしますことがあります。
逆に合成繊維の場合、強度が強く毛羽立ちも抑えられる反面、やや硬い仕上がりになります。
また、合成繊維はナイロンに比べると値段が高く、色も少ないというのもデメリットです。
天然石やパールなどを使う場合、使われることが多いのがシルクコード。シルクコードは穴が小さな天然石やパールでも通しやすく、シルクならではの高級感を持っています。
このように糸は素材によっても大きな違いがあります。

2-2サイズ

糸を選ぶときに重要なのがサイズです。テグスか糸かなどにより、サイズは「号数」「番手」「長さ当たりの重さ」など表記が異なることがあります。
これまで使ったことのない糸を選ぶときはどうしてもわかりにくくなってしまうため、専門店のスタッフに質問してみるのも良い方法です。

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03ビーズアクセサリー作りに使用する糸の選び方

ビーズアクセサリーに使用する糸を選ぶときには、作りたい作品の雰囲気や使い方に合わせて選ぶことが重要です。
また、糸の中にはそれぞれの用途専用に作られたものもあります。

3-1用途別専用糸

ビーズアクセサリー作りで人気の高いのがネックレスですが、ネックレスには専用の糸も市販されています。ネックレス専用の糸は、ほつれが少なく扱いやすいのが特徴。ビーズを通すだけで作品を作れるため、ネックレスを作ってみたいという人にはまずこういった専用糸を選ぶのがよいでしょう。
専用糸の中には「ビーズワーク専用」というタイプもあります。これもネックレスやブレスレットなど、ビーズアクセサリーに使われるもので、ワックスやロウで加工されているのが特徴。糸の滑りがよく、アクセサリー作りの作業をスムーズに進めることができます。
また、よりグレードの高い糸として「ジュエリーコード」と呼ばれるものもあります。これは高価なビーズなどを使ったアクセサリーに使われるもので、高級感があり、劣化も少ないなどの特徴があります。
糸の中には、糸とワイヤーがすでにつながっているものもあり、作業を行うときにも非常に便利です。
もしデリカビーズなどを使用するときや、ビーズステッチを行う場合などにもそれぞれ専用のものがあります。

3-2仕上がり

どのような糸を選ぶかは作品の印象や作業にも大きな影響を与えます。
たとえばビーズステッチ糸やシルクコードなどは柔らかくしなやかな印象。
逆にナイロンコートワイヤーなどを使用すると、作品は硬く、しっかりとします。
そのため、まずはどのようなアクセサリーを作りたいか、どんな印象のものがよいのかなど、最初に作品のイメージを固めてから糸を選ぶというのもよい方法といえるでしょう。

04糸の結び方

糸は素材やサイズだけでなく、結び方も重要になります。基本的な結び方を身につけておくと、ビーズアクセサリー作りで非常に役立ちます。

4-1本結び

本結びは糸の結び方としてとても一般的なもの。
本結びを行うときは左と右の糸を左を上に重ねます。その後左の糸を右の糸に一度巻き付け、左右の糸を引っ張ります。今度は右の糸を上にして、同じように左右の糸を巻き付けて強く引きます。

4-2外科結び

外科結びも本結びと同じように左右の左を上にして重ねます。その後、左の糸を右の糸に二度巻き付け、左右に引きます。今度は右の糸を上にして左右の糸を重ね、右の糸を左の糸に一度巻き付け、強く引いて結び目を作ります。

4-3ふた結び

ふた結びは糸と金具を結ぶときに使われます。まず糸を金具に二度通し、短い糸を下から交差します。次に上から輪の中に糸を入れて引き、さらに下から交差、上から輪の中に糸を入れて引いて結び目を作ります。

4-4横結び(はた結び)

横結び(はた結び)は、糸同士を継ぐときに使われる結び方です。
まず古い糸を新しい糸に巻き付け、新しい糸を古い糸にくぐらせます。その後、新しい糸で古い糸をまたぐようにして結び目を作ります。

05ビーズアクセサリー作りに使用する糸の代用

ビーズアクセサリーは専用糸だけでなく、家庭にある手縫い糸でも代用することができます。ただし、その場合はミシン糸は使わないこと。手縫い糸の場合、伸びが良いため結び目などを作りやすく、仕上がりもきれい。逆にミシン糸の場合、どうしても緩みが出てしまうため、ビーズアクセサリーの糸の代用には向いていません。

06糸をコーティングするワックス

糸を使っているうち、どうしてもほつれが生まれてしまうことがあります。ほつれができると、その部分が毛羽立って、ビーズが通らなくなってしまうだけでなく、その部分が弱くなって、糸が切れてビーズがバラバラになってしまう原因にもなりかねません。
そんなときに役立つのが糸をコーティングするためのワックスです。ワックスは摩擦によって糸が弱るのを防いでくれる存在。さらに、糸のすべりが良くなるため、細かいビーズに糸が通りやすくなるなど、作業をスムーズに進めることができます。
さらにビーズアクセサリー作りでは糸同士が絡まることもありますが、ワックスを使うことで糸が絡むことも防いでくれます。
糸用のワックスは様々な種類がありますが、簡単に塗布することができるため、初心者にもおすすめです。

07まとめ

ビーズアクセサリーの糸をきちんと選ぶことはアクセサリー作りにとって非常に重要。それぞれの糸の特徴やちょっとしたコツなどを知ることで、ビーズアクセサリー作りがさらに楽しくなりますよ。

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講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
平岡望 先生
ハンドメイド作家
1991年生まれ。愛媛県出身、工業系メーカーで技術職として就職後、ビーズアクセサリーのハンドメイド作家になる。 現在は愛媛県内でイベント出店も行う。

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