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あこがれの職業、バーテンダーになるには

バーでカクテルなどを提供するバーテンダー。最近では女性も増加したこともあり、あこがれているという人も少なくないのではないでしょうか。では、実際にバーテンダーになるにはどのような方法があるのでしょうか。今回はバーテンダーになるための方法などについてご紹介します。

あこがれの職業、バーテンダーになるには

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目次

01バーテンダーとは?

映画や小説などに登場することも多いバーテンダーですが、実際にはどのような職業なのでしょうか。

1-1カクテルなどのアルコール飲料を提供する仕事

バーテンダーは、バーのカウンターに入り、カクテルなどのアルコール飲料を提供する仕事です。そのため、お酒の種類などについての深い知識が必要となります。
また、バーテンダーに欠かせないのはお客さんとのコミュニケーション能力。もともと、「バーテンダー」という言葉は「バー」と「テンダー(優しい)」というふたつを組み合わせたものが語源と言われていて、単にカクテルを作るだけでなく、お客さんにくつろげる時間を提供できるための話術や心遣いなども求められています。

1-2お客様の好みのドリンクをつくる

バーテンダーの仕事は、レシピ通りにカクテルを作るだけではありません。お客さんの中には、カクテルの知識が少ない人も多く、その場合、伝えられたイメージやお酒の種類によってお客さんが好みのドリンクを作る必要もあります。
さらにバーテンダーの中には、既成のカクテルだけでなく、オリジナルのカクテルを開発する人もいるため、カクテルに対する想像力が求められる仕事ということができます。

02バーテンダーに必要な資格は?

実際にバーテンダーとして働きたいと思ったとき、資格などは必要なのでしょうか。

2-1働くために必要な資格はない

バーテンダーとして働くためには、必要な資格はありません。多くのバーテンダーは未経験の状態からアルバイトなどでバーに勤務、実務経験を通じて必要な知識を身につけていきます。
ただし、多くのバーは個人経営の中小店舗が多いため、アルバイトという雇用形態がほとんどで、福利厚生がないということも珍しくありません。もし正社員として就職したいという場合、ホテルなどに併設されているバーや、大きな資本が運営するバーを目指すことがおすすめです。その場合、専門学校でカクテルや接客について勉強してから就職するという方法もあります。

2-2資格認定制度がある

バーテンダーになるためには資格は必要ありませんが、日本バーテンダー協会などでは認定資格制度を実施していることもあります。「NBA認定バーテンダー」の場合、一年以上の実務経験が必要で、面接試験を経てNBA認定バーテンダー資格証書が与えられます。この上級資格として、「NBA認定バーテンダー技能検定合格証書」や「IBA認定インターナショナル・バーテンダー資格証書」などがあり、ホテルなどの一流バーや高級店では資格取得を奨励していることが多いようです。
また、バーテンダーの中にはワインやビールに関する資格を同時に取得している人もいます。

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03バーテンダーへの道

では実際にバーテンダーとして働くためには、どのような方法があるのでしょうか。

3-1アルバイトから始める

バーテンダーとして働くときに、もっとも一般的な方法がバーでのアルバイトから始めるという方法です。繁華街などのバーではときおり求人が出ていることもあり、それに応じてお店に入店し、実際の仕事から知識やテクニックを身につけていきます。
この方法では、お金をもらいながら知識を身につけることができるというのが大きなメリット。ただし、バーの中にはチェーン展開をしている居酒屋のようなお店も多く、その場合には本格的なカクテルを作る機会はほとんどありません。
また、個人経営の小さなバーの場合、スナックのような業態での営業も行っているところもあるため、最初のお店選びを慎重に行う必要があります。

3-2バーテンダースクールに通う

バーテンダーになるためのもうひとつの方法としては、バーテンダースクールに通うという方法もあります。バーテンダースクールは、バーテンダーとして必要なお酒についての知識やカクテルづくりのテクニック、接客の方法など基本的な技術を身につけることができます。
バーテンダースクールに通うメリットは、基本をきっちりと学ぶことができる点。アルバイトからスタートした場合、どうしても「見て覚える」ということが基本になるため、ベースとなる知識を身につけるのに時間が掛かったり、効率的な勉強ができなかったりということも珍しくありませんが、バーテンダースクールの場合、きちんとした教育を経て知識と技術を身につけることができます。さらにバーテンダースクールでは、独立や開業に向けての講座や、就職など卒業後のサポートを受けられるというメリットもあります。
ただし、バーテンダースクールの場合、一定の期間や費用が必要になるというデメリットもあります。

04バーテンダーに必要な要素

では、バーテンダーになるためにはどのような要素が必要になるのでしょうか。

4-1コミュニケーション能力

バーテンダーはお酒の知識やカクテルづくりの技術だけでなく、お客さんとのコミュニケーション能力も必要になります。バーにやって来るお客さんはお酒だけでなくバーテンダーとの会話を楽しみにしているという人も少なくありません。
またお客さんには、ひとりで静かにお酒を飲みたい人や、楽しく会話したい人など様々なタイプの人がいます。目の前のお客さんがどのような時間を過ごしたいのかを見極めることができるかどうかも、バーテンダーの大切な能力です。

4-2細部まで気遣える

バーテンダーの仕事はお客さんに居心地のいい空間を提供すること。そのために必要なのは気配りです。グラスやテーブルが清潔か、どのようなお酒を勧めるかはもちろん、お客さんのわずかな変化にも敏感に反応し、柔軟に対応できる気遣いが必要になります。

05バーテンダーの将来像

バーテンダーはお酒を作るだけではなく、様々な将来性に満ちた仕事です。では、バーテンダーの将来像にはどのようなものがあるのでしょうか。

5-1独立・開業する

バーテンダーの多くがまず目指しているのは、独立して自分のお店を開業するということです。自分の好みのインテリアや音楽、お酒などを提供するのはバーテンダーとしての大きな目標のひとつと言えるでしょう。

5-2賞をとって知名度をあげる

バーテンダーの世界では、年に何度か大手の飲料メーカーが主催するコンクールや、ホテルでのコンペティションが開催されています。その種類は、オリジナルカクテルの味を競うものから、接客のテクニックを計るものまで実に様々。最近では、年齢別や男女別での開催も少なくありません。
そういったコンテストやコンペティションに参加し、賞を取れば知名度もアップして人気のバーテンダーとなることができます。
仮に就職していても、バーによってはこれらのコンテストやコンペティションへの参加が推奨されることもあり、バーテンダーにとっての具体的な目標となっています。

5-3管理職になる

お店やホテルのバーに勤務している場合、バーテンダーからお店全体を束ねる管理職になるというケースもあります。その場合、社会的に認められるだけでなく、バーテンダーとしてのキャリアアップにもつながります。

06まとめ

自分の趣味を仕事に活かせるだけでなく、将来性も豊かなのがバーテンダーという仕事の魅力です。興味があるという方は、思い切って最初の一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
太宰純 先生
1999年生まれ。愛知出身。青山学院大学在学中にお酒に興味を持ち、バーで働き始める。お酒をもっと身近にしてほしいという願いで、インスタグラムや自身のサイトで様々なお酒に関する情報とカクテルレシピを紹介。
太宰純

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