ワインコンシェルジュ
ワインを飲んでアレルギー!?知っておきたいワインと健康の知識!
ワインは健康に良い飲み物といわれた1990年代後半、爆発的なワインブームが日本におとずれました。特に、赤ワインは黒ブドウの皮も一緒に醸しているためポリフェノール類が多く含まれ、健康飲料の一種として大量に市場に出回ったのです。
そのブームも一旦は落ち着きますが、ワインは体に良いというイメージが我々には残ったままです。その真実は各種研究者によって未だ解明途中だそうですが、驚きの事実が昨今注目されています。
それが、「ワインでアレルギーを発症する」ということです。ワインにアレルギーなどあるのでしょうか。ここでは、ワインとアレルギーの関係性についてを紹介します。
01ワインのアレルギーとは?
ワインを飲んでアレルギーが出た症例には、さまざまなものがあります。例えば、肌が赤くなって斑点ができた、喘息を患っている状態になった、アレルギー症状が一気に訪れるアナフィラキーショックになったなど、さまざまです。
恐ろしい症例が出てきますが、恐らく個々にそのアレルギー症状が違うため、ワインの何がいけないのかが症例だけでは特定しにくい部分があります。ここでは、ワインでアレルギーとなる原因をいくつか紹介します。
恐ろしい症例が出てきますが、恐らく個々にそのアレルギー症状が違うため、ワインの何がいけないのかが症例だけでは特定しにくい部分があります。ここでは、ワインでアレルギーとなる原因をいくつか紹介します。
02亜硫酸塩
ワインの製造過程において、亜硫酸塩というのは必要不可欠なものです。硫黄化合物の一種である亜硫酸塩は、食品衛生法と酒税法で許可されているものですので、多量に摂取しなければ体に影響は無いものとされています。
しかし、この亜硫酸塩が原因でアレルギー症状を起こす可能性もあるわけです。どうしても、亜硫酸塩が受け付けない方の場合、気道炎症を起こしやすい状態にあるといえます。
この対策として、オーガニックワインを飲めば良いということがいわれますが、ヴァンナチュール、ビオワインなどこれらの類いでも、少量の亜硫酸塩の使用が認められています。要するに、亜硫酸を入れないとワインは即刻腐ります。
逆に、亜硫酸を入れないと長期熟成に耐えられない、微生物が即繁殖する、結果的に健全なワインができない、ということなのです。
とはいえ、数秒、数分空気に触れると亜硫酸は消えてしまいます。ホットワインなど、完全に煮沸した状態のワインをおすすめします。
しかし、この亜硫酸塩が原因でアレルギー症状を起こす可能性もあるわけです。どうしても、亜硫酸塩が受け付けない方の場合、気道炎症を起こしやすい状態にあるといえます。
この対策として、オーガニックワインを飲めば良いということがいわれますが、ヴァンナチュール、ビオワインなどこれらの類いでも、少量の亜硫酸塩の使用が認められています。要するに、亜硫酸を入れないとワインは即刻腐ります。
逆に、亜硫酸を入れないと長期熟成に耐えられない、微生物が即繁殖する、結果的に健全なワインができない、ということなのです。
とはいえ、数秒、数分空気に触れると亜硫酸は消えてしまいます。ホットワインなど、完全に煮沸した状態のワインをおすすめします。
03アセトアルデヒトによる影響
ワインに限らず、二日酔いの原因は体内でアルコールからアセトアルデヒドという悪質な物質が上手に消化されないからです。ワインは、酸化がすすむと、化学変化によってアセトアルデヒドが発生します。
有害物質ですので、これがアレルギー症状を引き起こす可能性もあります。また、アルコール分解が遅い人の場合、アセトアルデヒドが上手に分解できずに体内に蓄積し、ヒスタミンに作用して発疹などの症状を引き起こす可能性があるので注意しましょう。
有害物質ですので、これがアレルギー症状を引き起こす可能性もあります。また、アルコール分解が遅い人の場合、アセトアルデヒドが上手に分解できずに体内に蓄積し、ヒスタミンに作用して発疹などの症状を引き起こす可能性があるので注意しましょう。
04窒素化合物によるもの
発酵途中のワインに窒素成分が不足した場合、メルカプタンや硫化水素などが発生する可能性があります。
メルカプタンはゴムた焼けたような香りを発し、硫化水素は腐った卵のような香りを生成してしまいます。こういった悪条件が重なり、アレルギー症状が発生することもあるのです。
メルカプタンはゴムた焼けたような香りを発し、硫化水素は腐った卵のような香りを生成してしまいます。こういった悪条件が重なり、アレルギー症状が発生することもあるのです。
05少量、また健全なワインを飲む
もし、ワインを飲んだ瞬間にアレルギー症状が出たら医師に診断が必要です。しかし、とある一定のワインを飲んだ時に症状が出た場合、今回説明した内容を確認するとよいでしょう。
保管状態が良く、健全なワインを適量だけ飲む。暴飲や劣化したワインを飲むことも、悪影響を及ぼす原因となるので気をつけてください。
保管状態が良く、健全なワインを適量だけ飲む。暴飲や劣化したワインを飲むことも、悪影響を及ぼす原因となるので気をつけてください。
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北海道 美瑛町生まれ札幌市在中
1999年 当時日本で最年少で社団法人日本ソムリエ協会ソムリエ資格を取得。
2002年 C.I.V.C日本シャンパーニュ委員会デュプロム取得 No.235
2005年 札幌大通り公園で毎年5月に開催されるさっぽろライラック祭り内で、7丁目に北海道のワインと食のイベント「ワインガーデン」を自らプロデュースし立ち上げる。
(総合プロデュースは2005年〜2009年)
2011年FBO唎酒師呼称資格認定
2012年 社団法人日本ソムリエ協会シニアソムリエ資格取得
2015年 シャンパーニュ騎士団ショバリエ叙任
(フランス、ルイ14世時代から続く歴史的、由緒正しき伝統ある騎士団)
2016年 フランスシャンパーニュ地方「ニコラフィアット社」公式アンバサダー任命 (世界初のニコラフィアットアンバサダーに任命)※15年連続フランス国内生産量No.1
2017年豆腐マイスター、おから味噌インストラクターライセンス取得
2018年 シャンパーニュ騎士団オフィシエ叙任
2019年から現在、料理屋botanの専属シニアソムリエール
1999年 当時日本で最年少で社団法人日本ソムリエ協会ソムリエ資格を取得。
2002年 C.I.V.C日本シャンパーニュ委員会デュプロム取得 No.235
2005年 札幌大通り公園で毎年5月に開催されるさっぽろライラック祭り内で、7丁目に北海道のワインと食のイベント「ワインガーデン」を自らプロデュースし立ち上げる。
(総合プロデュースは2005年〜2009年)
2011年FBO唎酒師呼称資格認定
2012年 社団法人日本ソムリエ協会シニアソムリエ資格取得
2015年 シャンパーニュ騎士団ショバリエ叙任
(フランス、ルイ14世時代から続く歴史的、由緒正しき伝統ある騎士団)
2016年 フランスシャンパーニュ地方「ニコラフィアット社」公式アンバサダー任命 (世界初のニコラフィアットアンバサダーに任命)※15年連続フランス国内生産量No.1
2017年豆腐マイスター、おから味噌インストラクターライセンス取得
2018年 シャンパーニュ騎士団オフィシエ叙任
2019年から現在、料理屋botanの専属シニアソムリエール
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