本物そっくり!造花フラワーアレンジメントの種類やメリット・デメリット | 通信教育講座・資格の諒設計アーキテクトラーニング

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本物そっくり!造花フラワーアレンジメントの種類やメリット・デメリット

フラワーアレンジメントをやってみたい、そんな人におすすめしたいのが造花を使ったフラワーアレンジメントです。実は造花フラワーアレンジメントは種類も豊富で、初心者にうれしいメリットもたくさん。今回は初心者におすすめしたい造花フラワーアレンジメントについてご紹介します。

本物そっくり!造花フラワーアレンジメントの種類やメリット・デメリット

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目次

01造花の種類と特徴

一口に「造花」といっても、中には様々な種類があります。呼び方も「シルクフラワー」や「アートフラワー」、「アーティフィシャルフラワー」など異なるものが用いられることもあり、混乱する人も少なくありません。まずは増加の種類やそれぞれの特徴について解説します。

1-1シルクフラワー

造花の中でも、多いのが「シルクフラワー」です。シルクフラワーはその名前や風合いからシルクで作られた造花だと思われることもありますが、実はそうではありません。シルクフラワーの素材はポリエステルです。そのため、柔らかく、本物の花のような風合いを楽しむことができます。シルクフラワーは1976年ごろに品質改良された輸入の造花。それまで、海外の造花の多くはビニール製で、色や形など、どうしてもいかにも造花というものが中心でした。しかしシルクフラワーはポリエステルを材料に使ったため、独特の光沢を持った造花として人気となり、シルクのように美しい花ということで、シルクフラワーと呼ばれるようになりました。

02アートフラワー(アーティフィシャルフラワー)

造花についての記事や商品紹介では、「アートフラワー」という表記を見かけます。アートフラワーとは、日本生まれの造花の種類です。その歴史は終戦直後にまでさかのぼることができるという、昔から愛され続けた造花。花の種類や色合いに合わせて布を裁断、丁寧に染色して作られたのがアートフラワーです。アートフラワーには、サテンや木綿、レザーといった様々な種類の布が使われ、その生地の厚さも様々なです。それらの布を使い、花びらを一枚一枚作っていくため、本物の花に負けないリアルな質感を生み出しています。また、花の色も非常に本物そっくりなため、プレゼントにも人気があります。この非常にリアルで高級な造花は「アーティフィシャルフラワー」とも呼ばれます。つまり、簡単に分類するならば、「シルクフラワー」は輸入品でポリエステルを中心に作られた造花、アートフラワーまたはアーティフィシャルフラワーは様々な素材を使って作られた日本製の造花ということになります。
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03造花のメリットとデメリット

単に造花といっても、様々な種類があることが分かりました。それでは、造花によるフラワーアレンジメントでは、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。

3-1メリット

造花のフラワーアレンジメントの最大のメリットは「枯れない」ということです。生花のフラワーアレンジメントは、どうしても寿命があり、どれだけ丁寧に世話や手入れをしても、やがてはしおれて枯れてしまいます。大切な記念のプレゼントや心づくしの品物であればあるほど、枯れたりしおれたりしたフラワーアレンジメントは見たくないもの。しかし、造花のフラワーアレンジメントでは、そんな心配をすることもありません。ずっとお部屋に飾っていても、もらったときと変わることなく、そのときの喜びを思い出すことができます。
さらに造花のフラワーアレンジメントの場合、面倒な世話が必要ありません。生花のフラワーアレンジメントであれば、もらって帰ってきたあとは、きちんとセロハンをはがし、水を与えなければすぐに枯れてしまいます。また、傷んだ場所や枯れた花をすぐに摘み取っておかなければ、見た目も悪くなってしまいますが、造花のフラワーアレンジメントではそんな手間も不要になります。特に、生花の場合は少しでも放置しておくと、水が濁ったり嫌な臭いを放ったリということもありますが、造花であればそもそも水が不要なので、衛生的にも安心です。虫がつくこともなく、最近では素材にチタンを利用して、紫外線をカットしたり、室内の空気の清浄化も行うというアートフラワーも登場しています。
意外と知られていない造花のフラワーアレンジメントのメリットとしては、丈夫なので複雑なアレンジができるということも挙げられます。生花は茎がまっすぐに伸びていなければそこから水が吸い上げられなくなり、枯れてしまいますが、造花であればその心配はいらず、茎を自由に折り曲げてアレンジを行うことができます。そのため、なかなか難しいアレンジも簡単。初心者にとっても安心してフラワーアレンジメントを行うことができます。

3-2デメリット

メリットの多い造花のフラワーアレンジメントですが、残念ながらデメリットもあります。
まず大きいデメリットは、造花を好まない人もいるということ。造花というと昔の安っぽいものをイメージする方のなかには、造花と聞いただけで毛嫌いする人もいらっしゃいます。最近の造花は非常に精巧に出来ているため、実際に見れば生花と区別がつかないほどですが、イメージというのは頭に刷り込まれてしまうものなので、造花というだけで拒否反応を示されることもあります。
また、造花の中には非常に品質の低いものも紛れ込んでいる場合があります。特にネット販売など、どうしても実物を見ることができないといった場合や、返品不可としているショップの中には、悪質な業者もいるため、安物の造花をつかまされることもあります。
造花のデメリットとしては、意外と高額であるということも挙げられます。造花よりも生花のほうが高額というイメージがありますが、物によっては造花でも生花と変わらないか、生花より高額になることもあります。もちろん、高価な造花は品質も良い場合が多いことや、造花であれば枯れないなどの利点もあるため、予算やニーズに合わせて生花と造花を選んで使うのがよいでしょう。

04造花フラワーアレンジメントが役立つシーン

造花フラワーアレンジメントが役立つシーンについて解説します。

4-1ウェディング

造花フラワーアレンジメントが最も役に立つのはやはりウェディングでしょう。ウェディングの場合、貴重な思い出として記念品を長く残しておきたいという方も少なくありませんが、枯れない造花フラワーアレンジメントであればそれにぴったり。さらに造花フラワーアレンジメントであれば、ブーケとドレスを事前にコーディネートすることも可能です。

4-2ギフト

造花フラワーアレンジメントはプレゼントにもぴったりです。贈り物として花束は定番ですが、実は家に持って帰っても世話の仕方が分からない、花瓶を持っていないということもあり、かえって迷惑になってしまいます。造花フラワーアレンジメントであれば、持ち運びも簡単で、飾っておくだけなので、どなたに対しても気軽にプレゼントできます。

4-3お見舞い

昔はお見舞いといえばお花か果物でしたが、最近では病害虫や匂いの問題から、花を持ち込み禁止にする病院も増加しています。しかし、造花であれば心配は不要。水替えの手間もないため、お見舞いにも最適です。

4-4インテリア

造花のフラワーアレンジメントはインテリアにも最適です。会社のオフィスなど、無機質な場所でもお花があれば自然や季節を感じられるもの。造花であれば、水を使わないので面倒が少ないだけでなく、水やりのときに電化製品にダメージを与えるといった心配も不要です。

05造花フラワーアレンジメントのお手入れ方法

造花フラワーアレンジメントは基本的にはほとんどお手入れはありませんが、注意したい点もあります。

5-1ホコリ対策

長期間同じ場所に飾っていると、どうしてもかぶってしまうのがホコリ。ホコリがかぶっているとどうしてもきれいに見えなくなってしまうので、定期的にハタキがけを忘れないようにしましょう。

5-2紫外線対策

紫外線は造花の天敵。長く当たりすぎると花が変色してしまうこともあります。造花のフラワーアレンジメントを飾るときはできるだけ直射日光の当たらない場所を選びましょう。

06まとめ

最近では生花とほとんど区別がつかないものも増えている造花。造花フラワーアレンジメントはメリットも多いので、自分の好みやニーズに合わせて使い分けましょう。

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講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
原口光恵 先生
フラワーアレンジメント専門家
1971年生まれ。福岡市出身。OL経験が長い中、子育てを経て何か別の道を考えていたところ、お花に出会う。元々、花の加工に興味があり、ドライフラワーの製法を独学で身につける。現在は、フラワーアレンジメントのスペシャリストとして、講師活動・レッスン・作品販売を行う。
原口光恵

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