こうすれば簡単!きれいに見える花壇のレイアウトのコツ | 通信教育講座・資格の諒設計アーキテクトラーニング

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こうすれば簡単!きれいに見える花壇のレイアウトのコツ

素敵なお庭を見かけると、自分でもガーデニングを始めてみたいと思うものです。きれいな花壇を作るのは難しそう、そんなイメージを抱いている人も多いものですが、実はちょっとしたレイアウトのコツを知っておくだけで、簡単にきれいな花壇を作ることができます。今回は、美しい花壇を作るレイアウトのコツをご紹介します。

こうすれば簡単!きれいに見える花壇のレイアウトのコツ

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目次

01植える前にチェックしておくべきこと

美しい庭を作るためには、ただ単に好きな花を集めればいいというわけではありません。まず、いくつかのポイントを押さえてお花を選ぶことがきれいな花壇を作る第一歩です。

1-1日向か日陰かなどの日当たりを知る

ひとくちにお庭といっても、よく見るとその環境は場所によって異なります。一日中太陽が当たる場所もあれば、一日の数時間だけ日照があるという場所、まったく太陽が当たらないという場所もあります。さらに、単に日陰の中にも、湿った場所や乾燥した場所など、環境は非常に様々。まずは庭の状況を知り、その場所に適した植物を選びましょう。植物は光がなくては育たないものですが、中には直射日光を嫌うものや、日陰のほうが元気に育ってくれるものもあります。それらの植物を選ぶことで、バリエーション豊かなお庭を作ることができます。

1-2開花時期?

ガーデニングの理想は、一年中お花が咲き誇っている花壇です。そのために必要なのが花の開花時期を知ること。お花の時期といえば春だと考えがちですが、実際には春夏秋冬、どの時期でも開花するお花があります。さらに開花時期だけでなく、お花は植え付けの時期も異なり、種まきから開花までの時期も異なります。それらを上手に分けることで、常にお花が咲いている花壇を作ることができます。

02色で合わせる花壇のレイアウトのコツ

きれいな花壇を作るためには、お花の時期だけでなく色を考えることも重要です。といっても、お花の色を合わせて花壇を作るのは難しいもの。どうすれば色が合った花壇を作ることができるのでしょうか。

2-1成長後の花の色を考えて決める

まず、お庭に植えるお花を選ぶときには、成長した後の花の色をあらかじめ知っておきましょう。成長後の花の色を考えて、あらかじめ庭全体をイメージするとまとまりのよい花壇を作ることができます。
さらにお花だけでなく、葉の色も重要です。葉の色は単純に緑と思いがちですが、同じ緑の中にも白っぽいものや緑の濃いもの、一枚の葉の中で緑のグラデーションが生まれるものまで種類によって様々です。これらの成長後の色を意識することは、ガーデニングの第一歩と言えるでしょう。

2-2補色や同系色を意識する

複数の植物やお花を植えるとき、まずは同系色でまとめるのが基本となります。ピンクや赤、黄色など、同じ色の花の中にも濃淡の違いがあります。好きな色を一色選び、その系統の色を考えて植え付けていくと、バランスの取れた花壇を作ることができます。
また、補色を使用した組み合わせもおすすめです。黄色と青、赤や緑といった反対の色を選ぶことで、活力のあるいきいきとした印象を与えることができます。もし補色の組み合わせを行うときには、間に白やシルバーといった色を挟むと落ち着いた印象に仕上げることができます。

03シルエットで決める花壇のレイアウトのコツ

きれいな庭を作るためには、色だけでなくシルエットも大切です。植物はその特徴によって伸びる方向だけでなく、茂り方も異なるもの。それらのバランスを整えると、シルエットの美しい花壇を作ることができます。

3-1きれいに見える植物の比率

シルエットで花壇を決めるには、まず植物の特徴を知ることが必要です。植物の中には、様々な形がありますが、それらをまとめるときには、点と線、面の要素を組み合わせることがポイントになります。
植物はサイズと形によって、点、線、面に分類することができます。たとえば庭や花壇全体を見渡したとき、目立つ彩りとなる花が点となります。これは小さい花だけでなく、全体の中でアクセントになる存在でもあります。
一方、線のある植物は流れを作り出してくれます。たとえば、イネ科に代表される細く長い植物などは庭の表情に動きをつけてくれます。
また、広い面積の葉を持つ植物は、庭に安定感をもたらしてくれます。面がしっかりとある植物を下のほうに配置することで、バランスのよい植物の配置を行うことができます。
植物を植えるときには直線的に植えるのではなく、それぞれの植物が三角形の頂点になるように注意しましょう。もし直線的に植物を植えると、畑のような印象になってしまいます。

3-2成長後の背の高さ

植物は苗では高さはほとんど変わりませんが、成長すると大きな違いが生まれます。さらに植物の種類によって、縦に背丈を伸ばしていくもの、横や下のほうに伸びていくもの、高さはあまり伸びないものの、豊かに葉を茂らせるものなどがあります。これら成長した後の背の高さをあらかじめ考えていくと、美しいシルエットの庭を作ることができます。このとき、庭の奥には背の高い植物を、中間には葉が茂りボリュームが出るものを、手前には横や下に伸びていくものといった形で配置を行うと、庭に奥行きが生まれます。

04場所に合った花壇のレイアウトのコツ

ガーデニングを行うときには、広い庭を自由に使用できるのが理想的ですが、実際にはそういった恵まれた環境はほとんどありません。それぞれの庭によって、花壇が配置できる場所も決まってしまうもの。しかし、そんなときでも場所に合った配置を行うと、美しい庭を作ることができます。

4-1細長い花壇の場合

庭に花壇を作るとき、もっとも多いのが細長い形の花壇です。細長い花壇の場合、横に広がっているため多くの種類の植物を植えることがメリットです。しかし、好きな植物や花ばかりを集めると、花壇全体が雑然とした印象になってしまうこともあります。そのため、細長い花壇を作るときには、同じ高さになる植物を選ぶと、まとまりのよい花壇になります。同じ花壇でも、日当たりなどの条件により生育のペースが異なる場合には、一種類の花を植えると背丈に違いが生まれにくくなります。また、奥には背丈の高い花、手前には低い花を植えると、奥行きが生まれます。細長い花壇の場合には、花の開花時期にも注意して、順番に花が咲いていくようにすると、一年中楽しめる花壇になるでしょう。

4-2四角い花壇の場合

四角い花壇は、直線がはっきりしていることから、すっきりとした印象になります。ただし、この場合も無造作に花を植えてしまうと、全体のバランスが崩れてしまいます。そのため、四角い花壇の場合には、中心に背の高い植物、周囲にほどほどの高さの植物、手前に低い植物といったように、少しずつ背の高さを変えていくと美しい花壇に仕上げることができます。
また、花壇を作るときにはレンガではっきりとした区切りをつける場合と、周囲を芝生などで囲み、境目をぼかす場合があります。周囲をレンガで囲った場合には、公園などのようにすっきりとした雰囲気が生まれます。ただし、あまりにはっきりと区切られていると冷たい印象にもなってしまうため、仕切りのそばには低く横に広がるものを植えるとよいでしょう。
境目をぼかすときには、多年草や葉ボタンなどを使用すると、自然な風合いが生まれます。

05まとめ

花壇のレイアウトはプロでも苦労するものなので、最初は上手くいかなくても当然と思い切ってチャレンジすることが必要です。ただし、少し知識を持っておくだけで、見違えるような美しい花壇を作ることも夢ではありません。

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講座のテキスト、問題集や添削課題と共に、プロの先生によって監修されています。
森沢潤子 先生
癒しのガーデニング教室運営
兵庫県神戸市出身。
出版業界、園芸生花業界を経てガーデニング教室を設立。
フリーランスとして教室運営、カルチャー講座開講指導、ガーデンエクステリア施工請負。
店舗、在庫を持たないスタイルで活動している。
森沢潤子

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