リンパケアセラピストの仕事内容や働き方とは?
美容と健康を意識する女性の方に人気の高いリンパケア。もしリンパケアを仕事にしたいと思ったときにおすすめなのが「リンパケアセラピスト」です。今回はリンパケアセラピストになる方法や、年収や働き方についてご紹介します。
- 目次
- 1. リンパケアセラピストとは?
- 1-1. リンパを流す施術によってお客様のかかえている悩みや症状を改善する
- 1-2. リラクゼーション、むくみ改善など目的にあった施術をおこなう
- 1-3. ただ施術をするだけでなく、お客様との会話も重要
- 2. リンパケアセラピストになるには
- 2-1. 資格がなくてもセラピストになれる
- 2-2. 資格があったほうが就職・開業の際に有利
- 2-3. 勉強方法
- 3. リンパケアセラピストの働き方と年収
- 3-1. サロンに就職する場合
- 3-2. サロンを開業する場合
- 4. リンパケアセラピストの仕事内容
- 5. リンパケアセラピストに求められるスキル
- 5-1. リンパケア、人体に関する知識
- 5-2. コミュニケーション、ヒアリング力
- 5-3. 体力
- 5-4. ホスピタリティ
01リンパケアセラピストとは?
1-1リンパを流す施術によってお客様のかかえている悩みや症状を改善する
リンパの流れは、疲れやストレス、血行不良など様々な原因によって滞りやすくなるもの。健康な人であっても、リンパの流れはちょっとしたことで滞り、それが不調の原因となります。実はリンパの流れが原因で、肩こりや腰痛、眼精疲労、頭痛といった症状が起きている可能性も。
リンパセラピストはリンパの流れを整える施術を行うことで、お客様のかかえている悩みや症状を改善する仕事です。
1-2リラクゼーション、むくみ改善など目的にあった施術をおこなう
一口にリンパケアといっても、その目的は様々です。すでに説明したような、痛みや重だるさなどを伴う症状もあれば、むくみや冷えなど慢性的な悩みを感じている人も多いもの。また、具体的な症状や悩みを改善するだけでなく、リラクゼーションやストレス解消といった目的でリンパケアを行うこともあります。
リンパセラピストはこれらの目的に合った施術を行います。
1-3ただ施術をするだけでなく、お客様との会話も重要
さらにリンパセラピストにとって重要なのがお客様とのコミュニケーション。コミュニケーションを重ねることで、お客様が楽しい気持ちになってくれるだけでなく、癒しやストレス解消にもつながります。
また、しっかりとコミュニケーションを取ることで、お客様の生活習慣などを知り、悩みや症状の改善にも役立ちます。
02リンパケアセラピストになるには
2-1資格がなくてもセラピストになれる
リンパケアセラピストになりたいと思ったときに、最初に気になるのが、資格が必要かどうかということ。
実はリンパケアセラピストになるためには必ずしも資格が必要だというわけではありません。職業の中には医師や弁護士など、国が定めた試験に合格、国家資格を取得しなければならないものがありますが、リンパケアセラピストには国家資格がありません。
そのため、資格がなくてもリンパケアセラピストとして働くことも可能。ただし、その場合でも高い知識と技術が必要になります。
2-2資格があったほうが就職・開業の際に有利
リンパケアセラピストになるためには資格は不要。では、リンパケアセラピストに関する資格を取得することには意味がないのでしょうか。
実際には、リンパケアセラピストに関する資格取得には様々なメリットがあります。
まず資格が役立つのが就職や転職。
リンパケアを提供するサロンなどでは、未経験の人でも応募することができるお店も少なくありませんが、資格は知識や技術の証明になるため、取得していると採用される可能性が大幅にアップします。
また、転職する場合でも、資格を持っているとリンパケアに関する知識や技術を持っていることが客観的に証明されるため、給与などの待遇面で有利に働くことも。
さらに資格を取得していると、自分で開業する際にもお客様の信頼を得ることができるため、新しいお客様を集めやすくなります。
2-3勉強方法
様々な場面で役立つリンパケアに関する資格。では資格を取得するためにはどのような方法があるのでしょうか。
まず資格取得で一般的なのが、民間のスクールや通信講座を受講する方法です。
民間のスクールや通信講座の場合、カリキュラムがしっかりしているため、勉強するだけでも知識や技術を身につけることができるほか、一定の期間講座を受講すれば資格が取得できるため、短期間に効率的にリンパケアについて学びたいという人には最適。
ただし、ある程度の学費が必要になるほか、勉強のための時間も必要になります。
もし働きながらリンパケアの勉強をしたいという場合には、実際にリンパケアの施術を提供するサロンに就職、そこで研修を受けることで知識と技術を身につけるという方法があります。
特に大手のサロンの場合、充実した研修が行われるため、未経験でもきちんとした技術を身につけることができます。さらにサロンの中にはスクールを併設しているところもあるため、働きながらでも様々な知識を学ぶことが可能です。
まったくの初心者で、自分がリンパケアの技術を身につけられるかどうか不安という場合には、まず独学で学ぶという方法も。
独学でリンパケアを習得する場合、効率的な学習が難しく、どうしても時間がかかってしまうものですが、リンパケアに興味を持った人の最初のステップとしておすすめです。
03リンパケアセラピストの働き方と年収
リンパケアセラピストと言っても、勤務先や雇用形態は様々。どのような場所で働くか、社員なのかアルバイトなのかによっても年収は大きく異なります。
また、リンパケアセラピストは実力が重視される世界。お客様の予約が殺到する人気のセラピストの場合には収入も大きくアップします。
3-1サロンに就職する場合
リンパケアセラピストとして働く場合、まずはサロンに就職するのが一般的な働き方です。
もし正社員として就職した場合、未経験からのスタートで月収18万円前後が相場。試用期間が終了した後は、能力給に移行することもあります。
また、大手のサロンの場合、歩合制やインセンティブ制による加算があることも。
正社員として勤務する場合には、勤続年数や能力によって収入は上下しますが、平均では年収で300万円前後といわれています。
一方、正社員でなく業務委託という形態で働く場合には、収入は固定ではなく、成果主義。どれだけ施術を行ったかによって収入は変動します。
アルバイトやパートの場合は時給1000円程度が相場。未経験または研修期間中は時給8000円程度と言われています。アルバイトやパートの場合、待遇は正社員よりも悪くなりますが、時間的に余裕ができるため、勉強しながら実際の施術も身につけていきたいという方には最適です。
リンパケアセラピストとしての職場にはサロンだけでなく、医療現場もありますが、その場合には施設や病院の給与規定に準拠します。
3-2サロンを開業する場合
リンパケアセラピストとして働く人の中には、いずれはサロンを開業したいという夢を持っている人も多いもの。
ではサロンを開業した場合にはどの程度の収入を得られるのでしょうか。
自分のサロンを開業した場合の収入は、サロンの規模や立地、集客状況によっても様々。
また、自宅の一角を改装して行う自宅サロンや、お客様の家に出張して行う場合、実際の店舗を開業するかどうかなど、どんな形態でサロンを開業するかによっても収入は変化します。
04リンパケアセラピストの仕事内容
特に重要なのが、施術に入る前に行うカウンセリング。カウンセリングはお客様の悩みや不調の状態を聞き取るために行うものですが、それ以外にもお客様にリラックスしていただいたり、コミュニケーションを楽しんでもらったりといった目的があるもの。カウンセリングを上手に行えるか、お客様の信頼を得られるかが人気のセラピストになれるかどうかの大きなポイントです。
さらに、カウンセリングと同様に重視されているのがアフターフォロー。
家庭でも出来るリンパケアのポイントや、生活習慣に関するアドバイスを行うことで、リピーターを増やし、お客様の心をつかむことができます。
05リンパケアセラピストに求められるスキル
5-1リンパケア、人体に関する知識
リンパケアセラピストの基本となるのが、レベルの高い施術です。リンパケアの施術は、見た目は簡単そうに見えますが、実際に効果のある施術を行うのは非常に難しいもの。リンパの流れは非常に繊細なもので、ちょっとした力の入れ方の違いで効果的な施術にもなれば、まったく役に立たないものにもなってしまいます。
そのために求められるのがリンパケアや人体に関する知識。リンパケアにはリンパの流れだけでなく、筋肉や骨格、血管などについての豊富な知識が求められます。まずそれらの知識を身につけるのがリンパケアセラピストの第一歩と言えるでしょう。
5-2コミュニケーション、ヒアリング力
お客様はサロンに施術だけを求めているわけではありません。話を聞いてもらいたい、悩みを相談したいと思っているお客様も多いもの。
そんなときに必要なのが、コミュニケーション能力やヒアリング力です。
具体的な症状や悩み、希望はもちろん、お客様に話していただくムード作りもセラピストの重要な仕事です。
5-3体力
リンパケアは非常に体力が必要な仕事。特に一日に何人もの施術を行う人気セラピストの場合、常に施術を行う必要があります。
リンパケアセラピストには、常に集中して施術を行うための体力も必要です。
5-4ホスピタリティ
リンパケアセラピストはただ施術をおこなうのではなく、ホスピタリティも必要です。お客様にとって心地よい空間・時間を作ることがリピートに繋がるもの。
単に施術するだけでなく、お客様をおもてなしする気持ちが重要です。