知っておきたい!リフレクソロジーの基本的なやり方と注意点
健康と美容に効果抜群のリフレクソロジー。自分ひとりで行うことができるのも人気の理由です。では、リフレクソロジーを行うときには、どのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。今回はリフレクソロジーの基本的なやり方と注意点についてご紹介します。
- 目次
- 1. リフレクソロジーの基本
- 1-1. 独特の指使い、キャタピラーウォーク(使う指は親指の第一関節~指先)
- 1-2. 痛みを感じないくらいの心地よい刺激でおこなう
- 1-3. クリームなどで滑りをよくしておこなう
- 2. リフレクソロジーのやり方
- 2-1. スタンダードな足裏のマッサージ
- 2-2. 椅子に座ってあぐらをかくように片足をあげる
- 2-3. 最初は、老廃物の出口となる腎臓、尿道、膀胱の反射区をほぐすこと
- 2-4. 点ではなく面(ゾーン)でとらえることがポイント
- 2-5. やわらかくなってきたら◎
- 3. リフレクソロジー後に注意したいこと
- 3-1. 施術後は水分をたっぷり摂る
- 3-2. アルコール摂取後の施術は禁止
- 4. まとめ
01リフレクソロジーの基本
1-1独特の指使い、キャタピラーウォーク(使う指は親指の第一関節~指先)
リフレクソロジーはソフトな刺激が心地よいリラクゼーションですが、この秘密となるのがリフレクソロジー独特の指使いである「キャタピラーウォーク」です。
キャタピラーとはイモムシのこと。イモムシが移動するように、指をゆっくりと動かしていくのがキャタピラーウォークです。
リフレクソロジーは全身の臓器や器官とつながっている「反射区」と呼ばれる場所を刺激して行うリラクゼーションですが、この反射区を刺激するときには、ツボ押しのような点ではなく、面で刺激することが重要になります。
そのため、ゆっくりと指を動かし、少しずつ、しっかりと反射区を押していくことが大切です。
キャタピラーウォークを行うとき、一般的に使用するのは親指。親指の第一関節から指先を、イモムシの動きをイメージしてゆっくりと動かしながら、指の腹を使って反射区を押していくと正しいリフレクソロジーを行うことができます。
1-2痛みを感じないくらいの心地よい刺激でおこなう
マッサージなどを行うときには、「痛いほうが効果がある」という先入観を持っている人も少なくありません。しかし、リフレクソロジーの場合、痛みを感じる刺激では、刺激が強すぎます。
もしつぼ押しの場合であれば、筋肉や脂肪の奥に位置するつぼを刺激しなければならないため、ピンポイントに強い力を掛ける必要がありますが、リフレクソロジーで使用する反射区は、それほど奥には位置していないため、強すぎる刺激はかえってリラックスできなくなるなど逆効果になります。
そのため、痛みを感じないか、気持ちいいと感じる強さの刺激を心がけましょう。
1-3クリームなどで滑りをよくしておこなう
リフレクソロジーは指を滑らしながら行うマッサージです。そのため、実際に行うときにはクリームやオイルなどを使用して指の滑りがよくなるようにしておきましょう。もし指の滑りが悪いと、皮膚がひきつれてしまい、痛みを感じることがあります。また、滑りが悪い場合には、リフレクソロジー独特の指使いであるキャタピラーウォークを上手に行うことができません。
上級者になれば、多少滑りが悪い状態でもキャタピラーウォークを行い、しっかりと反射区を刺激することができますが、初心者の場合、できるだけやりやすい環境を整えておきましょう。
02リフレクソロジーのやり方
2-1スタンダードな足裏のマッサージ
リフレクソロジーの反射区は、足の裏や手のひら、手の甲、頭など全身に分布しています。しかし最初にリフレクソロジーを行う場合、おすすめなのが足の裏。というのも、自分でリフレクソロジーを行うときには、手のひらや手の甲の場合には片手しか使うことができませんが、足の裏は両手を使って反射区を刺激することが可能。
また、足の裏の反射区についての情報はネットなどですぐに見つけられるため、反射区の知識がなくても簡単にリフレクソロジーを行うことができます。
そのため、リフレクソロジーでは足の裏がもっともスタンダードな場所とされています。
2-2椅子に座ってあぐらをかくように片足をあげる
ひとりでリフレクソロジーを行う場合、イスを使用するのがおすすめです。椅子に座ってあぐらをかくように片足を上げてふとももに乗せて、足の裏を刺激します。
もちろん、イスがない場合には床に座って同じようにしてもかまいませんが、床に座った姿勢を長時間続けるのは身体に対する負担が大きく、特に腰などに不調を持っている方にはあまりおすすめできません。
2-3最初は、老廃物の出口となる腎臓、尿道、膀胱の反射区をほぐすこと
リフレクソロジーを行う場合、まず足の裏の中央の部分を上から下へと刺激していきましょう。この部分は腎臓、尿道、膀胱に影響を与える反射区があり、このエリアを刺激することで老廃物や水分の排出を促すことができます。
もし老廃物や水分が上手に排出できない場合、むくみの原因になることもあるだけでなく、疲労から回復しにくいといった症状が現れることもあります。
またこの反射区は非常に分かりやすく、刺激しやすいため、施術の最初に行うとよいでしょう。
2-4点ではなく面(ゾーン)でとらえることがポイント
リフレクソロジーの反射区を刺激するときには、点ではなく面でとらえることが重要です。足の裏をマッサージするというと、どうしても足つぼのイメージがあるため、一点に力を入れてぎゅうぎゅうと押してしまいがちですが、リフレクソロジーの反射区はある程度の広い場所に渡って存在しています。そのため、一か所を押すというよりも、面全体を刺激すると効果が表れやすくなるでしょう。
2-5やわらかくなってきたら◎
リフレクソロジーで反射区を刺激する場合、身体に不調のある部分は他の場所よりも硬く感じられるはず。その場合、硬い場所を重点的に刺激しましょう。もしその場所が柔らかくなってきたら、きちんと施術が行えた証拠。ただし、柔らかくしたいからと言って力を入れすぎないように気を付けましょう。
03リフレクソロジー後に注意したいこと
3-1施術後は水分をたっぷり摂る
リフレクソロジーを行ったあとは、全身の血行が非常によくなっている状態です。また、腎臓や膀胱など、老廃物を排出する部分も活性化、体内に溜まっている有害な物質や疲労物質などを外に出そうと働いています。
そのときにもし水分が不足していると、せっかく腎臓や膀胱が働いていても、上手に老廃物を排出できなくなります。
また、人によっては汗をかいていることもあるため、施術の後はしっかりと水分を補給しておきましょう。
その際、冷たいものなどを急に摂取すると胃腸の働きが低下してしまうので、温かいものか常温のものを選ぶとよいでしょう。
3-2アルコール摂取後の施術は禁止
リフレクソロジーは血液の循環を高めて、内臓の働きを活性化します。もしアルコールを摂取した状態で施術を行うと、アルコールが急激に回って気分が悪くなることもあります。また、アルコールは末梢神経の働きを鈍らせるため、痛みに対して鈍感になってしまうこともあります。そのため、痛くないと感じていても、実際は強すぎる刺激を与えてしまうということも珍しくありません。そのため、アルコールを摂取したあと施術を行うことは避けたほうがよいでしょう。
なお、食事の直後も胃腸に血液が集まっているため、少なくとも施術までは三十分以上の時間を空けることをおすすめします。
04まとめ
この講座は!プロの監修を受けています!
それからリフレクソロジーのみならず整体、リラクゼーションマッサージの業界に携わる。
新店舗立ち上げ店長を経験し、15年以上リフレクソロジーの施術を行う。