キャンドルのワックスの種類 | 通信教育講座・資格の諒設計アーキテクトラーニング

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キャンドルのワックスの種類

キャンドル作りに必要なものといえば、キャンドル本体の材料となるワックスです。初心者にとって、どんなワックスでも同じように思えるかもしれませんが、ワックス選びはキャンドル作りにおいて非常に重要です。今回はそれぞれのワックスの違いや特徴、種類などについてご紹介します。

どう違うの?キャンドルのワックスの種類

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目次

01キャンドルのワックスとは?

キャンドルのワックスとは、キャンドルの原料のことです。日本では、「ロウ」と言われることもあるワックスですが、実はワックスには様々な素材が使われています。
キャンドルの歴史は非常に古いもので、紀元前三世紀ごろにさかのぼると言われていますが、このときにワックスとして使われていたのが「蜜ろう」。蜜ろうはミツバチの巣の原料になるものですが、燃焼性が高く、しかも燃やすとよい香りがするため、キャンドルの原料として非常に重宝されていました。
しかし、蜜ろうは貴重で価格が高いのが難点。そのため、なかなか庶民の手に入ることはありませんでした。そこで、蜜ろうをワックスにしたキャンドルの代わりに登場したのが獣の油である獣脂。獣脂は煙が多く、においにもクセがありましたが、なにしろ価格が安いことから、獣脂をワックスにしたキャンドルは一気に広まっていきました。
また、日本では蜜ろうをワックスにしたものに変わって、ウルシやハゼノキといった植物由来のロウをワックスに使った「木ロウソク」が作られていきます。
これら自然の原料が中心だったワックスに大きな変化が現れたのが十九世紀。十九世紀に入ると石油からパラフィンが抽出されるようになりました。このパラフィンは安価で高品質、安定的に炎が燃えることから世界中に広まり、現在でもパラフィンワックスはキャンドルの中心的な存在になっています。

02ワックスによる違い

それでは、キャンドルを作るときには使用するワックスによってどのような違いが生まれるのでしょうか。

2-1ワックスによって燃焼の仕方が異なる

ワックスによるキャンドルの違いでもっとも大きいのは燃焼の違いです。ワックスは素材によって溶ける温度である融点が異なるため、燃焼時間にも違いが生まれます。また、低い温度で溶けるもの、高い温度で溶けるものなどの違いもあることから、加工のしやすさも異なってきます。
さらに同じワックスであっても精製の度合いなどによって燃焼が異なることもあります。
その他、ワックスによってはススが出やすいものと出にくいもの、仕上げたときの質感の違いなども生まれます。

2-2香りが異なる

自然由来のワックスであれば、燃焼したときに生まれる香りも異なります。すでに説明したように、蜜ろうのワックスは良い香りがすると人気ですが、その他にも原料の違いによって様々な香りが生まれます。
ただし、よい香りがすればよいというわけではなく、たとえばアロマキャンドルなどを作りたいという場合には香り同士がうまくなじまないことも考えられます。
そのため、作りたいキャンドルの種類によってワックスを使い分けることも必要になります。

2-3ワックスが気化して体内に入る

キャンドルに火をつけると、ワックスは柔らかくなって溶けていきますが、一部は熱によって燃焼、気体になります。
この気体はどれだけ喚起していても呼吸によって微量ながら体内に取り込まれます。
そのため、キャンドルのワックスを選ぶときには、オーガニックなものなど。安全性にも注意することが重要です。

03ワックスの種類と特徴

それでは、それぞれのワックスの種類にはどのような特徴と長所・短所があるのでしょうか。

3-1パラフィンワックス

パラフィンワックスは石油由来のワックスで、もっとも一般的なキャンドルの原料です。特徴は何と言っても価格がリーズナブルであること。精製の方法によって融点を変えられるという長所もあり、扱いやすいのも人気の秘密です。
溶かすと透明になり、固まると白くなるため、オリジナルの着色を行う場合にも最適。香りを保つ性質にも優れているため、アロマキャンドルなどにも多く使用されています。
ただし、キャンドルに使用した場合、石油が原料となっていることからトルエンやベンゼンなど有害な物質が発生するという研究や、アレルギーやぜん息など呼吸器系のトラブルには悪影響を与えるという説もあります。

3-2ソイワックス

ソイワックスは大豆を原料として作られたワックスです。植物由来の原料を使用しているため、安全性に優れたワックスとして注目を集めています。ソイワックスはススが出にくいため、狭い部屋などでキャンドルを灯すときにも安心して使用できるだけでなく、低温でゆっくりと燃えるため、燃焼時間が長いのも特徴。エッセンシャルオイルなどとも相性がよく、低温で加熱できるためアロマキャンドルなどにも向いているワックスです。
質感は白くクリームのような柔らかさがあり、高級感があることも人気の秘密。
ただし、ソイワックスは色むらも起きやすく、芯の吸い上げもよくないといったデメリットもあります。また、温度が高くなりすぎると酸化してしまうといった性質もあるため、初心者が手作りキャンドルの材料として使用するにはハードルが高いワックスと言えるかもしれません。

3-3蜜ろう

蜜ろうはミツバチの分泌物によって作られた動物性のワックスです。蜜ろうワックスの歴史はキャンドルの歴史と言われるほどですが、人工的に生産することができないため、非常に希少な価値があります。
しかし、蜜ろうワックスはハチミツとほぼ同じ成分が含まれていることもあり、クリーム作りにも使用されるほど安全なワックス。燃焼させるとほのかに甘い香りが生まれ、消臭効果もあると言われています。燃焼中にもススなどが生まれにくく、火を消したときのいやな 匂いもほとんどありません。
未精製の場合はオレンジ色ですが、キャンドルの素材としては精製したホワイトのワックスも販売させています。
蜜ろうワックスはミツバチによって作られるワックスなので、ミツバチがどのような花から蜜を吸い上げたかによっても香りや色合いが異なるというナチュラルなワックス。アロマキャンドルなどとして楽しむというよりも、蜜ろうワックスならではの風合いや色、香りを楽しむために使われることが多いようです。

3-4パームワックス

パームワックスはアブラヤシの果実から作られる「パーム油」を原料にしたワックスです。パラフィンワックスに比べるとススが出にくいという特徴があり、表面もクリスタルのような透明感があるため、非常に人気があります。
固まっても柔らかく、ソフトな印象を与えることや安全性が高いことなどから人気がありますが、現在、パーム油を生産するためにヤシの木が大量に伐採され、熱帯雨林の破壊につながっているため、環境に関心のある人は避けることも多いようです。

3-5ライスワックス

ライスワックスは米ぬかを原料として作られるワックスです。最近では国内でも生産量が増加、安定的に供給が行われるようになったほか、植物由来なので安全性も高いということが特徴です。色はオレンジ色ですが、精製して白くしたものも販売されています。まだまだ一般的とは言えないワックスですが、今後さらに使用される機会が増えるかもしれません。

04まとめ

様々な種類のあるワックスを使い分けることができればキャンドル上級者。まずは気になったワックスを使って、どんなキャンドルができるかチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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間白まあや 先生
アロマキャンドル講師
1985年生まれ。銀座のエステサロンでセラピストとして活躍した経験を活かし、現在はフリーで活動中。アロマキャンドルなど、アロマクラフトのワークショップの主催もしています。

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