香水キャンドルの作り方
自分のお部屋で好きな香りを楽しめるアロマキャンドル。アロマキャンドルといえば、ほとんどの方がお店で買ってくるものと考えていますが、実は簡単に手作りできることをご存じでしょうか。今回は、手作りでできるアロマキャンドル「香水キャンドル」の作り方についてご紹介します。
- 目次
01香水キャンドルとは?
香水キャンドルは手作りの過程が楽しめるだけでなく、市販されていない自分の好きな香りのアロマキャンドルを作ることができます。
また、女性ならいくつか香水は持っているものですが、中には少しだけ残ってしまったり、余ってしまったりという香水も少なくないもの。
香水はすぐに使わなければ少しずつ香りが飛んでしまうものですが、香水キャンドルにすれば自分好みの香りを長い間楽しむことができます。
02簡単に出来る香水キャンドルの作り方
2-1無香料のキャンドルに火をつける
手作りキャンドルというと、原材料になっているワックスや、キャンドルを入れるグラスなどの容器を揃えないと無理と思っていませんか?
実は香水キャンドルはそういった道具を揃えなくても、とても簡単に作ることができます。
香水キャンドル作りに必要なのは、自分の好みの香水と無香料のキャンドル。たったこれだけで、簡単に香水キャンドルを作ることができます。
まずは無香料のキャンドルに点火するのがオリジナル香水キャンドル作りのスタートです。
2-2ロウが溶けてロウだまりが出来たら火を消す
キャンドルに火をつけてしばらくしたら、ロウが溶けてロウだまりができます。そうしたらキャンドルの火を一度消します。
このとき、息を吹きかけて火を消すとロウが飛び散り、家具などを汚してしまうことがあります。そのため、ピンセットなどでキャンドルの芯をつまみ、先をロウだまりに倒すようにするとうまく火を消すことができます。なお、火が消えたら芯をまっすぐに戻しておきましょう。
2-3溶けた部分の一番外側に香水やアロマオイルを垂らす
キャンドルの火を消したら、溶けたロウの一番外側の部分にお気に入りの香水やアロマオイルを垂らします。
たったこれだけでオリジナルの香水キャンドルが出来上がりです。もう一度火をつけると、香水やアロマオイルの香りを楽しむことができます。
なお、香水やアロマオイルを垂らすときには、キャンドルの火を消してすぐのときがベストなタイミング。時間をおいてロウが固まってしまうと、香水やアロマオイルとロウが混ざらず、香りだけが揮発してしまいます。そのため、ロウが溶けている間に香水やアロマオイルを加えるようにしましょう。
03香りをつける時の注意点
3-1引火しやすいオイルには注意
アロマオイルや香水の中には、引火しやすい成分が含まれているものがあります。そのため、ロウソクの火が完全に消えていない場合には、オイルに引火してしまうことも。そうなると火傷などの事故の元になるため、十分に注意が必要です。
また、引火しやすいオイルが芯などにつくと、着火するときに大きく炎が燃え上がり、驚いてキャンドルを倒してしまうなど事故につながることもあります。
3-2最初は控えめに2~3滴くらい
香水やアロマオイルを加える場合、最初は2~3滴程度垂らして様子を見ましょう。香水やオイルの中には、そのままの状態でベストな香りがするように調整されているものもあり、加熱すると匂いが強くなりすぎることもあります。また、香水やアロマオイルの中には、キャンドルのロウと相性の良し悪しもあり、香水キャンドルにした場合には香りが変質してしまうこともあります。
そうなると香水やアロマオイルが無駄になってしまうことも考えらえるため、最初は少なめに使用して、徐々に濃さを調節していくと好みの香りがする香水キャンドルを作ることができます。
04一から手作りする香水キャンドルの作り方
4-1ろうそくを砕くorカットする
まず手作りキャンドルを作るためには、キャンドルのベースとなるロウソクが必要です。ロウソクの原料には様々な種類があり、本格的にこだわりを持っている場合には専門店やネットショップで原料を吟味しても構いませんが、簡単に作りたい場合には市販のロウソクでもOK。
市販のロウソクを細かく砕くかカットするだけで、ロウソクのベースにすることができます。このとき、細かければ細かいほどその後の作業時間を短縮できますが、ざっくりとした大きさでも構いません。なお、このときロウソクの芯は切らずに取り除いておけば、後で再利用することができます。
4-2湯煎してろうそくを溶かす
次にカットしたロウソクをボウルなどに入れて湯せんに掛けます。ロウの融点は一般的に六十度前後なので、それ以上の温度であれば沸かしたての熱湯でなくても構いません。もしあれば温度管理などができるホットプレートやIHコンロなどがあると便利ですが、ガスコンロで火をつけたまま湯煎する場合には、温度が高くなりすぎないように注意しましょう。
ロウは温度が高くなると発火しやすくなります。
また、ロウを湯せんするとボウルの表面などにロウが残る場合があります。このロウは熱湯で洗うか、中性洗剤を使用すれば落とすことができますが、気になる場合には作業用のものを別に用意しておくとよいでしょう。
4-3紙コップなどの容器にロウをいれる
湯煎に掛けたロウに色付けしたい場合、ロウが溶けた段階で削ったクレヨンやクーピーなどを混ぜれば簡単に好きな色を付けることができます。
ただし、ロウの種類によっては予想したよりもはるかに鮮やかな色が出てしまうこともあるため、色付けの材料を入れるときには少しずつ加えることをおすすめします。
4-4香水で香りづけ
ロウに好きな色がついたら、いよいよ好みの香水やアロマオイルなどを加えてて香りをつけていきます。
このとき、ロウが熱い状態で香水やアロマオイルを加えると、熱で香りがすぐに飛んでしまうことがあります。そのため、ロウが少し冷めてからのほうがしっかりと香りをつけることができます。
また、このとき加える香水やアロマオイルは少なすぎると香りがしなくなることもあります。最初からベストな分量を見つけるのはなかなか難しいものなので、何度か試して好みの香りの強さとバランスを見つけるとよいでしょう。
4-5芯をセットした型に流しこみ固まって取り出したら完成
香りづけが終わったら、キャンドルの型にロウを流し込みます。このとき、同時に芯を固定しますが、割りばしなどに挟み込んで型の上に乗せると簡単に芯を固定することができます。
その後、ロウがしっかり固まったら型から外して完成です。このとき、ロウが固まっているように見えてもしっかりしているのは外側だけで、中は柔らかいということもあるため、しっかりと固まるまで時間をおくことが必要です。
05まとめ
この講座は!プロの監修を受けています!
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