紅茶の道具と選ぶときのポイントとは
紅茶を淹れるとき、専用の道具があるともっと紅茶が美味しく、楽しくなるものです。それでは、紅茶の道具を選ぶときには、どのような点に注意すればいいのでしょうか。今回は紅茶の道具と、道具選びのポイントをご紹介します。
- 目次
01紅茶を楽しむために必要な道具
1-1ティーポット
ティーポットは茶葉と熱湯を淹れて、紅茶を抽出するための道具です。ポットの素材には、ガラス、ステンレス、陶器のものなどがあります。また、喫茶店ではプレスのついた縦長のポットが使われることもありますが、このティープレスは、本来コーヒー用の道具で、あまりに圧力をかけると渋みや雑味が出てしまうため、ティーポットを使用したほうが美味しく、簡単に紅茶を淹れることができると言われています。
1-2カップ
カップは紅茶を楽しむためのもので、気軽に楽しむときにはマグカップなどが便利です。ただし、専用のカップは紅茶の香りが広がるように、外側に開いた形状をしているため、より一層紅茶の美味しさを楽しむことができます。また、口に当たる部分は薄くなっているため、紅茶の味が感じやすくなると言われています。色や柄は様々で、価格も高価なものからリーズナブルなものまでバリエーションが幅広いので、自分好みのものをひとつ見つけておくと、より一層紅茶を楽しく味わうことができるでしょう。
1-3計量器
美味しい紅茶を淹れるためには、茶葉をきちんとした分量で使用することが重要になります。上級者は目分量でも正しい量の茶葉を計ることができますが、初心者の間は、きちんと計量器を使用するとよいでしょう。計量器には、紅茶専用のものもありますが、他の用途でも使えるキッチンスケールなどが便利です。
1-4タイマー
紅茶を正しく抽出するためには、蒸らしの時間をきちんと計測することが必要です。そのときに必要なのがタイマー。といっても、タイマーは時計の秒針や携帯電話のアプリなどを使用すれば構いません。ちょっと雰囲気を楽しみたい場合には、三分を計れる砂時計もおすすめです。
02ティーポットを選ぶポイント
2-1丸形のものがおすすめ
美味しい紅茶を淹れるなら、丸型のポットがおすすめです。紅茶を抽出するときには熱湯を注ぎますが、その際お湯が対流して茶葉が上下に移動することで、しっかりと紅茶が抽出されます。この茶葉の上下移動は「ジャンピング」と呼ばれ、紅茶を美味しく淹れる上では非常に重要とされています。
熱湯を入れたとき、ジャンピングが起きやすいのが丸型のポット。丸型のポットであれば、お湯が自然に対流するため、初心者でも美味しい紅茶を淹れることができます。また、きちんとジャンピングしているのか自信がないという場合はガラス製のポットを使用すると、外からでも茶葉の動きを確認することができます。
2-2液だれしない注ぎ口
ポットを選ぶときには、注ぎ口にも注目してみましょう。ポットから紅茶を注ぐとき、液だれしてしまうとポットもカップも汚れてしまうだけでなく、せっかくの気分も台無しになってしまいます。注ぎ口は先端部分が細くなっているほうが液だれをしにくい傾向にあるため、選ぶときの参考にしてみるとよいでしょう。
また、紅茶を美味しく淹れるためには、普段からのお手入れも必要です。ポットの注ぎ口もきちんと洗えるかどうかもチェックしておきましょう。
2-3持ち手がしっかり握れる形
お湯をたっぷり入れたティーポットは意外に重いもの。そのため、持ち手がしっかりしていて握りやすい形のものを選びましょう。
ポットの持ち手は横についているものと上についているものがあるので、お湯が注ぎやすく、持ち運びしやすいものを選ぶとよいでしょう。特に持ち手が上についているものの場合、ポットから上がった湯気によって持ち手が熱くなっていることもあります。また、素材によっては熱伝導率の高いものもあり、持ち手が高温になることもあるため注意しましょう。
03ミルクポットの選び方
ミルクポットを選ぶとき、注意したいポイントがあります。
実はミルクポットにはコーヒー用と紅茶用があり、大きさが異なります。紅茶用のミルクポットは、紅茶用に比べると一回り大きくなっています。というのも、ミルクティーに淹れるのはコーヒーとは異なり、水分の多い牛乳。そのため、カップに注ぐ量もコーヒーフレッシュなどと比べて多く、そのため紅茶用はコーヒー用に比べるとサイズが大きくなっています。
また、ミルクポットを選ぶときには150ml~200mlぐらい入る大きめのものがおすすめ。ミルクティーは紅茶が濃い場合にはたくさん、薄い場合には少し入れて自分好みの味を作るもの。使用する茶葉の特徴によっても使用する量が変わってきます。そのため、少し多めに用意しておくと、自分好みのミルクティーを作りやすくなります。
なお、ミルクポットは使用する前にはお湯で温めておきましょう。冷たいミルクをそのまま注ぐと、香りが悪くなるなどせっかくの紅茶の風味が失われてしまいます。
04ティースプーンの選び方
そのため、ティースプーンをひとつ持っているだけで非常に便利になりますが、ティースプーンを購入するときには気を付けたいこともあります。
まず、ティースプーンとコーヒースプーンを間違えないようにするということ。ティースプーンはコーヒースプーンと非常によく似ているため、ティースプーンを買ったつもりでも、実はコーヒースプーンを買っていたということは少なくありません。一般的に、やや大きめなのがティースプーンで、小さいのがコーヒースプーン。また、コーヒースプーンは計量に用いられることはなく、もっぱら砂糖やミルクをかき混ぜるためのものなので、スプーンのくぼみも小さくなっています。
また、ティースプーンの中でも、くぼみの深さやスプーンの大きさが異なることもあり、ひとつひとつ容量にばらつきがあります。
これはティースプーンに専用の規格がないということが原因ですが、もしもきちんと茶葉を計りたいという場合には、茶葉をきちんと計る専用のスプーンである「ティーキャディースプーン」を選ぶか、専門店に行って容量が計測してあるものを購入するようにしましょう。
05まとめ
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